昨日新しく入社したマーケティング担当者が勤務終了後に言った言葉がとても印象的でした。
「皆さんが、想像していたよりも3倍以上優しかったです」
どんな想像してんねん 笑
「できなかったらボロカス怒られるのかなと思ってました
でも実際には 失敗したら皆さんがフォローしてくれてとても優しかったです」
という感想でした。
面接を厳しくしすぎたのかもしれませんね 笑
そもそも一緒に仕事をしているメンバーは
味方
であり
仲間
です。
「優しく」するのは当たり前です。
それが自分のためでもあるからですね。
ここはとても大事で、会社は
善意や真心で繋がってるのではなく、あくまでルールや利害で繋がっているという事がとても重要なんです。
真心や善意は個人のテンションで簡単に変更できたりしますので
厳しいチャレンジをする際には脆いのですが、利害で繋がれば厳しい時ほど力を発揮します。
坂本龍馬も薩長連合を実現するときに、心ではなく利でつなげる戦略で犬猿の仲だった薩摩と長州を仲間にさせるという離れ業を行いましたが、それから150年経った今でも利でつながる事は重要なんですね。
会社のメンバーは利で繋がっているので、安心して優しくしてもらえれば大丈夫です。
お互いに優しくすることがお互いの利益に繋がるとても良い関係が会社のメンバー同士の関係です。
他の会社では関係がおかしくなってるところもあると思いますが、本来はお互いの身を守り合う仲間であるはずです。
シナジーデザインではしっかりと仲間として動けるようにしたいと思います。
そして失敗をしても仲間から「攻撃」される事はありません。
何か新しいことにチャレンジしていれば成功率は100%ではありません。
当然失敗もあります。そのたびに怒っているのは全く効率が悪い。
なので失敗しても怒りません。むしろフォローをします。
失敗したら怒られると思っているのであればそれは大間違いです。
失敗は防げないですし、成功するためには必要なことなのでそれ自体を怒る事はありません。
ただし失敗はコストがかかります。
制作に失敗したらその分の時間の給料は発生します。1ヶ月かけて制作したものが失敗したのであれば1ヶ月分の給料がなくなります。
1日に30分ずつ失敗すれば1年間で180時間、つまり1ヶ月分の時間がなくなります。
失敗にはコストがかかるので無制限に失敗することはできません。
そうすると会社が潰れちゃいます。
なので同じ失敗をしないように再発防止策を作ることが、仕事をする上での責任になるんですね。
再発防止策を作らないまま放置するのは
会社に大きなダメージを与えることになるので責任放棄となります。
会社のためだけではありません。
仕事は必ずストレスが発生しますが、そのストレスは成功することによって帳消しになります。
失敗したまま放置するのであればストレスは解消されません。
つまり仕事はストレスが発生するだけの、我慢する対象になってしまいます。
当然ですがそれでは仕事は楽しくないので、やめたくなってしまいます。
失敗を続ければ仕事は楽しくない。
ストレスと成功したときのドーパミンの差分であるやりがいも感じることができない。
なので自分のためにも失敗を繰り返さない、次回は成功できるように準備をする必要があるんですね。
それが説明責任なんですね。
失敗しても
怒られてるのではなくてまずは失敗を認めて
失敗の原因を明確にして
再発防止策を考えて
実行する
そして最後に
成功の報告をする
までがセットで発生します。
失敗したくて失敗をする人はいませんので、失敗した時点で思っていなかったことが起きているわけです。
なので失敗した人は混乱している状態です。
なので上司はその人になぜ失敗したのか、と質問することによって混乱から救出して原因を明確にする手伝いを行います。
混乱している人は傷ついていますので、なぜ失敗したのかと聞かれると攻撃をされているように感じるのかもしれません。
また過去に失敗したとき、先生に怒られたり前の会社の上司に理不尽に怒られたりした場合は、
なぜ失敗したの
というのが怒られている、または詰められていると感じるのかもしれません。
これは怒られているのではなく、失敗した人が本来自分で行わないといけない説明責任を果たすための行動を上司が手伝ってくれている、という事なんですね。
表情や口調や言葉が厳しいという風に感じるかもしれませんが、失敗は会社にとって共有をするべき対象ではありますが、看過するべきものではないので笑ったり緊張感がない状態で話すべきものではないと思います。
怒るわけではないですが真剣に取り組む必要があるのですね。
これを怒られていると感じることも最初はあると思いますが、あくまで敵は問題であって失敗をした本人ではない、ということを上司も分かっていますのであなたを攻撃しているわけではありません。
なので失敗した場合は手伝ってくれている上司と一緒に真剣に失敗という問題に取り組みましょう。
失敗すること自体は問題は無いのですが、失敗できる回数には会社的にも個人の許容量的にも限界があって、その制限回数以内に成功できる「仕組み」を作る必要があるんですね。
失敗することそのものには怒りません。
失敗を隠す行為、また失敗をそのまま放置する行為は会社というグループに所属する全員に悪影響を与える行為です。
しかも意図的に行っているものになるので会社を守るリーダーとしては放置せずに原因を明確にしていく必要があるんですね。
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