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2019年6月14日

いつでも上司に相談しやすい、のは良い会社?

「部下とか後輩をサポートするタイミングが難しいです」
という相談があったのでそれについて書いてみます。

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「わからないことがあったら聞いてね
自分で悩んで10分ハマったら相談をして」

みたいな声のかけ方をして後輩を育成することがありますが、
この方法は使えないときのほうが多いです。

なぜなら
この方法は、
上司や先輩が答えを知っている場合のみ機能するから
です。

上司や先輩が答えを知らない場合はこの方法は機能しない。
声をかけられても、答えを知らないので回答するのにメッチャ時間がかかる。
上司が答えを出してしまえば、それは上司が仕事をしたことになって部下から仕事を奪っちゃうことになります。

いわゆる作業的な仕事であれば、このやりかたも機能します。
なのでアルバイトの経験がある人はこういった育成をしがちです。

でもこれをやっていると、
部下の育成途中からアドバイスが機能しなくなります。

なぜなら
部下が作業するだけの人になって
自分で考えられない人になるからですね。

単純な仕事ならこれでも機能しますが、
複雑で付加価値の高い仕事では通用しません。
考えること自体が仕事ですもんね。

なので、詰まったら声をかけてね

作業だけに集中して自分で考えないでね

というアドバイスに近い。

初期の研修中は良いですが、
通常の業務では詰まったら声をかける、というやり方は機能しないので避けるべきです。

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では、話を戻して部下をサポートするタイミングはいつが良いのでしょうか。

それは、
決まった時にサポートする、
ことだと思います。

例えばシステムの
制作ならば

ヒアリング
要件定義
仕様作成
実装
コードレビュー
テスト
リリース

という流れになりますが、
これにサポートを事前に組み込みます。

太字の部分がサポートです。

ヒアリング
打合せ → 要件定義
仕様作成 → 承認
打合せ → 実装 → コードレビュー
テスト
最終承認
リリース

上記太字のサポート行為を
事前に仕事のフローの中に入れて
必ず、省略せずに行うことです。

途中でサポートが必要な場合はイレギュラーです。
仕事の仕組みが機能していない状態です。

その際は
放置するわけにはいきませんので
個別に対応する必要がありますが、あくまでも個別に相談が発生するのは良くない仕組みになっている、
と認識する必要があります。

部下は余計なストレスを感じてしまいますし、上司は仕事を遮られます。
何より仕事に遅延やクオリティ低下などの影響が出てしまいます。

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「何かあったら声をかけてね」
の仕事のやり方の問題点は
最初に必要なサポートをしないまま作業を開始してしまう
ということです。

ベテランならまだしも、
新人や経験の少ない人が成功するやり方がわかるわけがないですね。

成功するやり方なんて簡単には見つけられません。

なのでほとんどの場合、時間を無駄にするだけ無駄にして、混乱した状態で上司に相談してくる結果になります。

解き方を教えていない数学の問題をやらしてみるのと同じですね。
時間と労力の無駄です。

なので、
作業を始める前の時点で完全に成功の仕方を明確にしてしまうことが必要です。
部下が一人でできないなら上司が考えてしまっても構いません。
ただし、その場合は必ず部下に疑問点を残させないことです。
成功できる、
という確信をもって作業を開始することです。

やったことのない仕事に確信なんて持てないよ、という考えが浮かぶと思いますが、確信を持てない状態では必ず失敗します。

失敗を想定した研修案件なら良いですが、
制作なら本来の仕事は
決められた時間の中で、求められるクオリティのものを制作する仕事です。

なので、研修案件以外は失敗している余裕はありません。

だから
最初に成功の仕方を教えて、ポイントも伝えて、
さらに必要な時間も伝えて、
仕事にコミットさせることが必要です。

コミットするというのは
「100%やり切ります」
と言わせることです。

100%というのに抵抗があるなら、
そこにはまだ言葉にできていない不安な部分が存在しています。
なので作業を開始させてはいけません。

何に不安を感じているのかをしっかりとヒアリングして、不安をつぶすことが必要です。

昔みたいに徹夜や休日出勤が当たり前の時代なら、失敗を繰り返して覚える、というノリでもよかったですが、今はそんな悠長なことはできません。決められた時間の中で成功しなくてはいけません。

なので、
「100%やり切る、」
と事前に言い切れない場合は
上司は不安に感じる箇所を全部聞き出し、それをつぶす手伝いをする必要があります。

作業をする人は少しでも不安があると作業を開始する前に上司に
不安がある
ということだけでもいいので伝えましょう。
そして不安の原因になっている部分をつぶしていきましょう。
不安はセンサーです。
せっかく何かが引っ掛かっているのだから、しっかり明確にしましょう。
そのほうがストレスなく作業を行うことが出来ますし。

とにかく、あいまいな部分を残したまま作業を開始すると必ず失敗します。

かならず、作業を開始する前に明確にしてしまうことが上司と作業をする人の責任として徹底することです。

そのために
サポートするフェーズである
・打合せ
・承認
・コードレビュー
・クオリティチェック

は飛ばしてはいけません。

このような肝(きも)の部分をしっかりとサポートすることで
部下は途中の自分で考えるべき部分をしっかりと自分で考えるようになりますし、
上司も無駄な時間を奪われずに済みます。

いつでも相談できる会社、よりも
仕事を任せてもらえて
さらにサポート体制が整っている
という会社のほうが良いはずです。

シナジーデザインはそこを目指します。

もちろん、作業を開始する前の打合せ時間も、効率化するべき仕事中の時間になるので無制限に使ってはいけません。
また会議は時間が高くつきます。
一人で2時間考えても2時間ですみますが、3人で2時間の会議をしたら6時間も使ったことになります。

ただし、手戻りに比べたらましです。
手戻りはみんなの敵、
ということで、手戻りのない、ストレスの少ない、仕事の進め方を作っていきましょう。

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