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2019年6月16日

デザイナーの仕事を一言で表現できますか?

デザイナーでの応募の方によくする質問です。

デザイナーの仕事を一言で言えますか?

一言でいうと

コミュニケーション

 
です。

デザインは
言葉や表情と同じように
自分の脳にあるものを別の人の脳に伝える
ためのコミュニケーションツールです。

自分の脳にしかない情報は
自分にしかアクセスできません。

自分の脳にある情報は、
なんらかのコミュニケーションツールに乗せないと
相手に伝わらないんですね。

目の前にいる人には
言葉や表情や声のトーンを使います。
これによって自分の頭の中を共有するんですね。

目の前にいる人に伝えるのはやりやすい。

なぜなら
目の前の人に何かを伝えるのは
現在
同じ場所にいる
特定の人

双方向に
何かを伝える行為

になるからですね。

1、誰に何を伝えているのかが明確
2、相手からリアクションで伝わり具合がわかる。
3、相手の反応を見ながら内容を変えられる

この3点が理由ですね。

目の前の人には伝わりやすい。
だから重要な商談や、
ややこしい話は会ってするのが普通なんですね。

で、
デザインです。

これが難しい。

なぜなら
未来の
別の場所にいる
不特定の人

一方的に
何かを伝える行為

だからです。

先ほどの目の前の人に伝えるのと比べると違いが判りますね。

まず、
デザインを見るのは確実に未来です。
しかも、同じ場所ではなく、
全然違うシチュエーションです。
歩きながらの場合もあるし、
何かを食べながらのこともある。
怒ってることもあれば、眠たいこともある。

さらに、

どんな人がそのデザインを見るのかわかりません。
子供かもしれないし、
若い女性かもしれない、
はたまた60代、70代のおじいさんかもしれないんですね。

その人たちに
相手のリアクションを得れないまま
一方的に何かを伝えないといけません。

うーん。
めっちゃ難しいですね。

デザインは難しい。

だから、多くを求めない。
そのほうが簡単。

TV CMもそう
チラシもそう
雑誌広告もそう

多くの人に薄く伝えるのがマス広告。

商品名を連呼したり、
インパクトだけで勝負する、みたいなCMは多いですよね。

有名なマーケティングのフレームワーク
AIDMAでいうところの
アテンション
だけに特化しています。

逆に、それ以上のことは無理
って割り切ってるんですね。

で、
ホームページチラシです。

これがコミュニケーションとして難しいのは
アテンションの獲得
だけではダメ
だからですね。

AIDMAでいう場合
マス広告の場合は
Aのアテンションだけでよかったですが

ホームページやチラシの場合は
興味を持たせて
欲しがらせる

ところまで持っていくことが
求められているからなんですね。

ネットショップやカタログ通販なんかは
その場で売っちゃいますもんね。

だから
商品名やきれいなだけのイメージ重視では機能しない

CMや雑誌広告に比べてもっと
泥臭い
人間っぽいものが必要
なんです。

目の前にいない人のテンションを想像して
それを、購入するレベルまで押し上げる。

それを一方的なプレゼンで成し遂げる

うーん。

凄いレベルのコミュニケーションですね。

でも、これがデザイン。

とくに、僕らのような大手企業に比べて
小さい会社の広告を担当する人には、これがデザイン。

面接に来たデザイナー志望の人と話をすると感じるのが
デザイン
という言葉を定義している人は少ない。

多くの人は
デザインの定義が曖昧なままそれを職業にしようと考えています。

自分から見ると
とても危なっかしい。

デザインとは何か?
それを一度しっかりと見直してみるとよいかもしれません。

ちなみに、
この考えは現在の自分の考えであって、
これから入社するデザイナーや
新たに出会う人や本とのやり取りの中で変わるかもしれません。

とにかく

デザインはコミュニケーション

 
これは変わらない。

素人からの独学なので
全然、うまくできていない部分もありますが
出来る限り本質を掘り下げていきたいと思います。

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