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代表ブログ

2023年12月26日

上司は部下の「言い訳」を常に警戒している

久しぶりの投稿です。
お正月に向けて溜まっていたブログを書こうと思っていて
そのとっかかりで昨日、部下に伝えたことを書いてみます。

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あなたは上司にウソをついたことがありますか

どこからがウソか、は難しいですが、
ありのままを伝えていない場合は
ウソ
、と考えて良いのかな、と思います。

ウソ、という言葉が強すぎるなら、
言い訳

オブラート
みたいな言葉でもいいのかな、と思います。

会社で起きる情報は
会社がお金を出して動いた結果得た成果物
です。

だから情報は会社のものです。

売上を自分の懐に入れたら横領という犯罪になります。
自分のものじゃないものを自分のものにしたらダメ、ということですね。

会社で起きたこと、会社で発生したこと、つまり情報を自分のものにするのも、同じようにダメなんですね。
刑法には引っかかりこそしませんが、自分のものじゃないものを、自分のものにする、という意味では同じです。

自分のものにする、という言葉が分かりにくいなら
自分の都合の良いように処理する
という言葉のほうが伝わりやすいですかね。

本来報告するべき情報を捨てる、
のも
自分の懐に入れる
のも同じです。

会社のものはお金でも、情報でも会社に返さなくてはいけない
それが原則です。

とくに売上の減少
遅延の報告
クレームの報告
そして
不具合の報告

などの会社にとってすぐに対応が必要な情報については
即座にそして正直に伝える義務があります。

なぜなら
問題に対しての対応が遅ければ遅いほど

傷が大きくなり
対応にコストがかかり

場合によっては取り返しの付かないことになるから

ですね。

それらを

報告しないこと

も問題ですが、

もっとたちが悪いのが

一部を隠しながら報告をする

のがタチが悪い。
オブラートに包みながら、とか
枕詞を付けながら報告、などがそれにあたります。

もっと言うと
言い訳をしながら、
の報告ですね。

報告にダメージを和らげる枕詞は要らない

むしろあってはいけない。
会社の所有物である、情報をありのままに返すだけ。

そこに、担当者のダメージとか考慮すべきではないということです。

会社にとって重要な報告とは
たいていは悪い報告

つまり

部下にとっては都合の悪い報告です。

だから
報告する人は、ほとんどの場合、言い訳をします。

そして、上司にはその言い訳が、ビックリするくらい透けて見えます。
マジで見えます。

バレバレです。

突っ込む上司と突っ込まない上司がいるのは
突っ込み方の言語化能力や仕事への意欲などが違うだけで
言い訳はメチャメチャ違和感を持って透けて見えます。

それだけ、言い訳をして、
伝えるべき情報をごまかして、ってきているので上司は常に部下の言い訳を警戒している状態になります。

当然ですが、怖い顔で報告を聞くことにもなりますし、
曖昧な点についてはツッコミをする準備をしながら聞くことにもなります。

重い報告であればあるほど
部下が言い訳をして情報をフワっとさせる傾向が強くなるので
どんどん表情を厳しくしながら聞きます。

そうなると部下はさらに委縮して言い訳や前置きをしながら報告をする、
みたいな悪循環に陥っていきます。

これを防ぐための手段は2つです。

1,重い報告の難しさを仕組みから伝えてトレーニングをする

これがこの文章につながっていることですね。
でもこれがなかなか難しい。

そこで多くの会社がやっているのが

2,言い訳の出来ない数字での報告を義務付ける

これをやっている会社が多い。KPIというやつですね。重要な指標という意味です。
日報などでの報告をしたことがある人は多いと思いますが、
これらが数字での報告ですね。

ただしこれらの数字での報告をしていても、数値で管理できないイレギュラーなものなどにはやはりより重い報告の仕方、が重要になってきます。

3,ブレインマップなどの報告ツールで報告を明確に

社内で作成しているブレインマップには報告が曖昧になりにくい機能を搭載しています。ただし即時報告などの機能については、まだまだ甘いので特急報告などの機能を付けて、このあたりをカバーしたいと思います。

 

一方的な報告がタチが悪い

さらにたちが悪いのが一方的な報告です。
一応、お送りしているんですが、というやつですね。

これは最悪です。

片方が義務を果たしている、みたいな体(てい)をしていますが、
伝えることに責任を持っていない。

100万円くらいの大事な荷物を玄関前に置き配しているようなものです。

大事なものは
ちゃんとピンポンを押して手渡し
しないといけません。

上司は怒るわけです。
大事なものは玄関前に置いたらダメだ、と。

大事なものはちゃんと渡さないと、いつか紛失して大変なことになると。

報告は相手に伝わって、初めて報告です。

「一応、チャットで送っているんですが」

とかは置き配と同じです。

「メールで送っているんですが」

も同じです。

相手が忙しい中でも、ちゃんと手渡しをしてサインを得ること

それが義務です。

配達員も部下も同じです。
仕事です。選択の余地はありません。

会社の重要な情報は
捨ててもダメ、
ごまかしてもダメ、
置き配してもダメ、

ちゃんと渡す。

 

それをするためにはマインドを設定

いつでも、一番ネガティブなことが起きるかも、と想定して、起きてもすぐに報告できるマインドで常に仕事をする

ということです。

文章として書くとシンプルですが
ちゃんとするのは非常に難しい。

なので
上記の状態になることを目標にして
常に業務に当たる、そういった心構えが重要になってきますね。

頑張りましょう。

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