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代表ブログ

2020年10月14日

アフターコロナに向けて、もう一度、残業がない会社に

シナジーデザインでは

危機、クライシス状態の
コロナ期を生き残るために、
非常事態対応として

含み残業の範囲内で残業を復活させていましたが、

これから始まる
アフターコロナ期に向けて
覚悟をもって
再度、残業を減らしていきます

ちょっとまとまっていないですが、
そのために今 思うことを書いてみます。

ノー残業デーを一気に2日に

マーケチームのリーダーが産休に入ったタイミングで、
本来ならばやることが山積みで大変なんですが
逆に労働時間を減らしてみんなが消耗してしまうことを防ぐと同時に、
採用でも有利になるように、アフターコロナに適応するチャレンジを始めました。

このまま残業があればメンバーの離脱や採用の失敗につながると考えています。

なので、10月から始めました。

現在シナジーデザインでは
木曜日と金曜日は残業がありません。

18時ぴったりで終わります。
それ以降の残業は禁止です。
ノー残業デーですね。

逆に
週初めの
月曜日、火曜日、水曜日は20時までの業務が認められています。

18時で帰ってもいいですし20時までやってもいい。

総務チームだけは18時で終わる形になりますが
それ以外のシステム、デザイン、マーケの3チームは
20時ギリギリまで残っていることが多いです。

もともと労務契約には40時間の含み残業が明記されていて
週に3日の残業であれば、
1ヶ月で24時間ほどの残業時間になり
含み残業の中で収まります。

法的には問題ないですし、
多くの同業者は含み残業で運営しているので
このままいくことも出来るのですが、
シナジーデザインはこのタイミングで労働時間を短縮し、
継続して働ける場所に変えていこうと思っています。

残業が復活した理由

もともとは
だいぶ苦労して、
2年前の4月に残業を一旦撤廃したんですが
コロナの影響の中、
今年の4月頃から
残業が復活してしまいました。

コロナの影響が大きいのですが、
次の3つがその直接の理由です。

1、コロナとリモート勤務
2、新人クリエイター、新人マーケターの育成
3、新サービスの開発

コロナとリモート勤務

当時は
とにかくコロナの影響がどこまで拡大するか分からず、
シナジーデザインも不安に包まれていました。

こんな状態で会社が潰れて放り出されたら大変だ、
ということで、
まずは会社を潰さないために出来ることはしよう、
という方針に変換しました。

コロナの影響が分からない中で
リモート勤務に切り替えました。

当時はリモートに切り替えられずに休業をやむなくされた人も多く、
この先、いったいどうなるんだろう?と誰もが不安に思っている状態でした。

そんな状態だったので

働けない人も多い中で、
働ける人は働こう、

という方針に変えて、
どうせ外に出れないのなら、
リモートで通勤時間が減った分は働こう、
となって残業を黙認する形で復活させました。

当時 4月10日に書いた記事です。
「働ける人は働こう」
https://syde.jp/w2/archives/11019

リモート勤務にしたことによって効率が落ちた部分を時間でカバーする、
という意味合いもありました。

通勤時間がなくなった分みんなが少しずつ時間でカバーしようとした結果
残業体質に戻ってしまいました。

設定している目標に到達しなかった場合
通勤時間分ぐらいの往復2時間ぐらいは
少しだけ業務をしようみたいな感じになって
ズルズルと残業体質に戻ってしまいました。

新サービスの開発

コロナのタイミングで
生き残るために
補助金を獲得する目的で新サービスの開発を行ったことも残業の復活につながりました。

想定していないことが次々に起きる新サービスの開発では予定がどんどん伸びていきました。
一方で補助金の募集開始日は決まっていたので、それに間に合わせるために
特にシステムチームで残業が多くなり、
それに引きずられる形でデザインチーム、マーケチームと
残業が広がっていきました。

でも、
働ける人は
働こうという方針があったので、残業が止まらずに広まることになりました。

この時の残業は
後から休日を支給する形で相殺しました。
それによって
シルバーウィークを10連休にするメンバーも出たので、
それはそれで成立はしていると思っています。

新メンバーへの納期厳守、難しい、、、

新メンバーが入ってきたのも残業の復活につながりました。

完全に残業を無くすと、
納期を守れなくても
「次の日に頑張ります」
みたいな甘えのコメントを新人が発するようになって
これまで守ってきた納期への意識が弱くなってしまいました。

担当のマネージャーと散々話し合ったのは
やっぱり出来なくても普通に帰れる状態が良くない、
自分たちの新人の時は違った、
という意見が出て、
出来ない場合は18時以降に残してでも
自分で設定した納期は守らせる、
という方針に変えました。

これも残業の復活につながりました。

これはとても難しい問題で
目標に到達しない状態が続いた場合にどうするか?という答えが出ていない状態です。

時間になったらすぐ帰れる状態では
なかなか専門職のプロとしてのマインドが育成できないのも事実です。

クリエイターなら
納期を絶対に守らないといけない
という文化を植え付ける必要がありますし、

マーケなら、
立てた数字目標を絶対に守らないといけない
必達の文化
が絶対に必要です。

それが新人の育成途中に
なし崩しに崩れてしまったので、会社としても放置できなかった。

色々な方法を試したけど、
結局、出来るまでやらせる、
しか解決策はなかった、という形です。

できなくても謝れば
達成しなくてもしょうがない

みたいな文化になってしまったので、
そのままでは制作系の会社として維持できないところまで来ていました。

クリエイターやマーケターは専門職です。
専門職は本来アウトプットで評価されるべきです。

一方で労働契約は時間に対しての契約です。

なので専門職を雇用するとその辺りの問題が生まれます。

必達の文化や
納期は絶対
という文化を維持しながらでないと
会社自体が破綻してしまいます。

特にクリエイターのほうは納期は絶対という文化を
18時までの時間でいかに作るか
といった難問にチャレンジをする必要があります。

1つの方法としては納期が絶対という認識がつくまでの間、
新人は残業するのも1つだと考えています。
ですので今募集しているメンバーは入社してから1年ほどの間は残業をさせる可能性があります。

もちろん経験者であれば納期意識や必達意識がついていると思うので
その場合は特にそういうことをさせる必要はないかなと思います。

もちろん納期を守っている場合はいいんですが
納期が守れない場合は残業も業務命令ですることがある。

それを採用時に明確に伝える必要があるかなと思います。

もちろん現在でも含み残業の説明をしていますし就業規則を確認した上で
労働契約書にサインをしているのでその辺はクリアしているんですが、
もう一度明確に伝える必要があるかなと思います。

このブログもそういった意味での情報共有にもなります。

小さい会社は無人島で村を作っているような状態

とにかく業績の目標を立て達成できれば別に何でもいいです。

無理して遅くまで働かせる必要はありません。

というか
早く終わって社内のコミュニケーションが活性化して
そしてたくさん稼げる
みたいなのが良いに決まってます。

1つの文化
納期厳守の文化が作れれば、
ややこしいことを言わなくても良くなると思います。

できるだけ早く作りたい。

小さな会社は無人島で村を作っている状態です。

飢え死にしないために、または猛獣に襲われないように、
生き残ることを優先しないといけない状況も出てきます。

それは言い訳せずに
小さいながらも
住み心地の良い村

を作るために
全員で一生懸命知恵を出して、
サバイブしていかねばならないと思っています。

この10月のタイミングで無理矢理ノー残業デーを2日作りましたが
この状態でアウトプットを出してノー残業デーをさらに1日ずつ増やしていければと思っています。

みんなで早く帰りましょう。
新人も。

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