縦軸にメンタル
横軸に能力
を取ったマトリクスを作ったとします。
こんな図ですね。
あなたはどこに属しますか?
A、能力が高くてメンタルも強い
B、能力が低くてメンタルは強い
C、能力が低くてメンタルも弱い
D、能力が高いがメンタルが弱い
新卒採用の時にこの4つの分類の人がどうなるかを考えてみましょう。
右上のAの人は
能力が高くてメンタルも強いですからどんな会社からも引っ張りだこです。
なので大企業に就職したり、人によっては起業したりします。
就職の成功者ですね。
能力が高いので就職した会社の中でうまくやり、
メンタルも強いので簡単には辞めたりしません。
Bの人はどうでしょうか?
昭和の時代の体育会系に近い人ですね。
脳筋と言われたりします。
考えることよりも体を動かすことの方が得意みたいな感じの人ですね。
でも企業が若い人に求めるのはこういう人達だったりします。
すでに仕組みが出来上がっている会社であれば、ある程度低い給料でゴリゴリ働かせることができるので、Bの人も就職者で人気の銘柄になります。
ではCの人はどうでしょうか?
メンタルが弱くて能力も低い人です。
自覚している人であれば
働ける場所をうまく見つけて地道に働いたりします。
メンタルが弱いのを自覚しているので高望みはせずにしっかりと地に足をつけて自分に合う仕事を見つけたりします。
貴重な戦力ですね。
でも自分で自覚していない人は一発逆転を狙って無謀な転職を繰り返したりしてしまいます。
でも一定の職種では重要な貴重な戦力になったりするのでCの人も社会に当然必要です。
ただし給料が上がりにくく、
仕事の満足度も得にくい傾向があります。
社会に必要な集団ではありますが
待遇が良いとは言えないグループです。
さて
Dのグループです。
能力は高いけれども、メンタルが弱い方達ですね。
高学歴だけど
就職活動がうまくいかなかった方達や
大きな会社に入ったけれども続けることができなかった方達ですね。
全員ではないと思いますが、そういった方はメンタルが弱くて能力が高いみたいな傾向が強いと思います。
僕達シナジーデザインがこの数年間、
採用のターゲットにしているのはこのDのグループに属する方達です。
能力は高いけれどもメンタル面で何らかの問題があって
大企業でうまくやっていくことができない。
または大企業でうまくやれる気がしない、
またやってきたいと思わない
そういった方たちを意図的に採用しています。
能力が高いのでメンタル面さえ立て直すことができれば
右上のAのグループに属する人よりもさらに高いところに行ける方達と考えているからです。
実際にシナジーデザインで
Dの状態からスタートした人達が
責任者になったり重要な役割を果たしたりしているのを見ると、この
能力が高いけれどもメンタルが弱い方達を重点的に採用する採用方針が間違っているわけではないと再認識します。
メンタルが弱いのは大きな傷をどこかで背負っていたり
情報をキャッチするセンサーが敏感すぎて、余計な事までたくさん考えてしまいストレスアウトしてしまうためと考えています。
どこかに大きな傷があるのであれば、その記憶を取り出して記憶の再固定化を地道にしていく必要がありますし、センサーが敏感すぎるのであればキャッチする情報が多いわけですから、多すぎる情報を処理することをサポートしたり、トレーニングしたり
いろんな方法があります。
ストレスの処理で重要なのは
基本的には言語化能力
いろんなストレスの原因になる電気信号を
うまく言語化する能力を身に付けることができれば、このBの集団に属してる人は一気に成長したりします。
ただし、いきなりBからAに行くのではなく
一旦DからBに行ってそこからAに移動するイメージです。
メンタル的に強くない人がメンタルが強い人がやる業務をすることで
メンタルが鍛えられ
そこからもともとBのグループに属していた人が行きにくいBからAのルートを切り拓くイメージですね。
文字だと伝わりにくいですね 汗
なので最後に動画も載せておきます。
能力はあるけれどもメンタルが弱いせいで
ずっと給料が上がらずうまくいかないストレスを感じながら生きていく人がいます。
せっかくの能力を活かせないのはもったいない
その人個人にとっても
社会にとってもです。
僕達IT業界の中でも自社サービスの開発運営業務は能力の高い人が必要な業種ということもあって
能力が高い人を1人でも多く活かせる状態を作りたいと思っています。
でも社長である自分がずっとそれをやっていても会社が大きくなる規模には限界があります。
なので今回は意図的に部下に育成やケアを任せていました。
指導する側もされる側も目一杯、頑張っていました。
でも今うまくいかないことが会社の中で起きているので
久しぶりにブログを書いてしっかりと自分が対応しようとしています。
結構、文章で表現するのが難しいのでもう一度書き直しますが
暫定的に上げておきます。
ストレスアウトするのは基本的に努力の結果です。
それをスタートするまで地道な努力を積み重ねてきた結果です。
それこそが努力です
そこまでいけば成長はもうすぐです。
でも無理は良くありません。
自分がしたいと思っているのは
Dの集団に属する人を採用して、お互いに入社して良かったね、頑張ってきて良かったねと言える未来を作りたい
そう考えています。
追記
メンタルが強いというのはどういったことでしょうか。
二つの意味合いがあると思います。
一つは我慢ができるということです
冒頭の4つの区分で言うとBに属する人ですね。
理不尽なことがあっても我慢できる人、これが一般的にメンタルが強いと言われる人達です。
でも単に我慢をしているだけでは限界が来ます。
複雑で不明確で不確定な業務であればなおさら早いタイミングで限界が来ます。
複雑なことが苦手とも言えます。
なので我慢ができるという意味合いでのメンタルが強い人は
そこまで複雑な業務を得意とはしていないと考えています。
もう一つのメンタルが強い人は
言語化能力がある人です。
世の中で起きている事象の本質を考えて
なぜそれが起きているのか、なぜそれを避けられないのか
どうすれば受け入れられるのかを考えて言語化していく人達です。
メンタルが弱いという事は
つまりは大脳辺縁系などの古い脳から出てくる電気信号の処理が追いつかない、と考えています。
古い脳から出てくる電気信号は
新しい脳である大脳新皮質で適切な言語を当てはめることによって処理でき、落ち着きます。
この一連の動作を言語化と表現しています。
その言語化ができれば、難易度の高い
複雑で不明確で不確定なタスクをしたとしても
発生するストレスを処理し続けられるので業務を継続することができます。
逆に我慢しているだけでは数年で限界が来てしまいます。
特に上記のDの区分に当てはまる、
能力が高いけどメンタルが弱い人はこの言語化能力を鍛えることで本来の力を発揮することができると考えています。
言語化するためには、
まずは頭に浮かぶことを言葉として発することから始める必要があると思っています。
なのでシナジーデザインでは我慢することを推奨していません。
最低限の我慢が必要な時もありますが
基本的には思ったことを口に出してどんどん言語化させています。
そうすることによって自分の考えや感じていることを言語化する足がかりになればと考えています。
自分がしたいことを世の中の本質を理解して、社内のメンバーがより良い働き方ができることです。
僕らの生きる世界の本質や真理みたいなものは
なかなか見つけるのは難しいですが、
自分が考える1つの心理というか原則は
自分達には脳があって自分達の行動や考え方はその脳、特に古い脳にほとんどを支配されている。
だから脳の働きをしっかりと理解すれば自分たちの行動や考え方はある程度制御できる
ということです。
仕事をうまくやるという事は脳の電気信号を言語化することに他ならないと考えているので、
今後もそのアプローチをさらに深めていければと考えています。
深夜1時に追記したのでちょっと変な文章になっているかもしれませんが
ご容赦いただければ嬉しいです。
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