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2018年5月21日

未経験入社プログラマーの最初の成長フェーズ

プログラマ―育成の方針について話す機会があったのでまとめてみたいと思います。

シナジーデザインでの育成のフェーズはざっくりですが5つに分かれます。
やっぱり現場で技術を身に付けるには実践が近道なので、
フェーズは
完了したタスクの数

によって上がって行くように考えています。

フェーズ1 (最初の10個のタスク)
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最初は先輩が担当すれば3時間程度で終わるような比較的簡単なタスクから担当してもらいます。

この期間は
やり方を身に付けるトレーニングです。

流れは下記のとおりです。

上司と一緒要件から仕様時間見積りを作り、
仕様通りに作る

テストをし
バグを潰す

公開をし、
公開後のバグを潰す

といった流れで作業を経験してもらいます。

この流れの中で学んでほしいのは
仕事は失敗のほうが多い
という事実です。

簡単なタスクでも実際にやっているといろいろな失敗を経験できます。
コードの書き間違いなどのプログラム的な失敗はもちろんですが、ソフトやツールの操作ミスも多く発生します。
また予定していた時間に間に合わない「遅延」もかなりの確率で発生します。

こういった問題はプログラムの仕事をしていくうえで必ず発生します。
最初のフェーズではこういった

・失敗に対応するための基本
・失敗を防ぐための仕事の仕方

を身に付けてもらいたいと思っています。

上司の力を利用するための報告・連絡・相談

どの会社でもホウレンソウについてはよく言われますが、
報告・連絡・相談のタイミングは問題に対応したり問題を未然に防ぐために非常に重要になります。

情報さえ共有してもらえれば上司や先輩がカバーしたり応援することができます。

情報が共有されていなければ上司としては手が打てないので、時間に余裕がある状態で事態を未然に防ぐことが出来ません。
そうなると、時間の余裕のない状態で、問題に対応しなくてはいけなくなるので、指摘が鋭くなり、短期間で多くのことを伝えないと行けなくなります。

報告・連絡・相談はメチャメチャ難しい

なのでまずは報告・連絡・相談のスキルをしっかり身に付けてほしいと思っています。
報告・連絡・相談については社内ルールにまとめてあるので、読み込めば少しコツがつかめると思います。

ただ、大前提として
報告・連絡・相談

メチャメチャ難しい

という前提だけは持っておく必要があります。

報告・連絡・相談は仕事の基本
というような言われ方をするので、誰でもできる簡単なこと、と思いがちですが、
そもそも他人と情報を共有することは難易度が高いことです。
人の頭の中は見えないですものね。

さらに、仕事を始めたばかりだと共有するべき情報の量や内容も把握できていません。
また、どのないミングで報告をするべきなのかも状況によって変わってきます。

ですので、報告・連絡・相談は難易度がとても高い、
という前提だけは持っておく必要があります。

最初のころは失敗をしたとき、無意識に隠そうとしてしまいがちです。

隠そうとしなくても無意識に自分に不利な情報を極力伝えないように、曖昧に伝えてしまいます。

悪意は無くても、ネガティブな情報を隠してしまうと、適切な手が打てなくなるので会社にとっては大きなマイナスです。

この時期に「思います」や「どっちかというと」みたいなあいまいな表現を多くしていると、バグやミスにつながりやすくなります。

バグや不具合は、あいまいな部分に潜むからです。

あいまいな部分を無くして明確に伝えるトレーニングをこの時期に前向きにするとその後の仕事が楽になります。

仕様をこの時期から作ってもらうのもシナジーデザインの特徴です。

小さな会社が自社サービスを運営するにあたっては、継続的なプログラム改修を効率的に行う必要があります。システム全体の仕様を理解していればいるほど最適な対応が可能になりますので、自分で仕様を作成することを通じてシステム仕様の全体を理解してもらうようにしています。

最初のうちは毎回3パターンの仕様を考えて、
複数のアプローチを通じてより深くシステムについて考えてもらうようにしています。

動くものを作る」という仕様なら、いくつものアプローチが出来ますが、その仕様にもやはり優劣があります。

3つのアプローチを比較することで「動くもの」ではなく「より最適なもの」を考えるクセを付けてもらいたいと思います。

また、仕様通りに作る、といったことも意識すると仕事がやりやすくなります。

得てしてこの時期は自分に都合の良いように仕様を読み違えてしまいがちですので、仕様を何度も確認したり、周りに相談することを通してあいまいな部分を無くして仕様を完全に理解することが重要です。
まずは求められたものを作れることを示してほしいと思います。

フェーズが進んでからであれば、いくらでもアレンジしたり、新しい技術を取り入れたり知恵を絞ったりしてプログラムの改善をしてもらえればと思います。ただこの時期は決まった仕様通りに決まった時間内に作る、といったことに集中してほしいと思います。

とにかくこの時期は、タスクそのものよりも仕事のやり方を身に付ける時期と割り切って、業務にあたってもらえればと思います。

この時期はたくさんの失敗があって、ある意味一番つらい時期かもしれませんが、一番勢い良く成長する時期でもあります。失敗の一つ一つが成長する余白です。一つ一つ乗り越えていくことが確実に成長につながりますので、頑張って10個のタスクを完了させて次のフェーズに進んでもらいたいと思います。

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