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2019年1月8日

アジアのシリコンバレー 深圳(シンセン)レポート

お正月休みを利用して
アジアのシリコンバレーと言われる街、深圳(シンセン)に行ってきました。

スマホやPCのファーウェイ、
ドローンのDJI
電気自動車のBYD
weChatのテンセント
など世界的なIT企業が集まる街として知られ、どんどんお金が流れ込んできているとの情報をみて、前から行ってみたいと思っていました。

正直、けっこうショックを受けたので、あれなんですが
そのレポートをしてみます。

40年で人口が500倍になった奇跡の街

一番に驚いたのは40年前は人口3万人の漁村だったという事実。
それが国策で経済特区となり、外資系企業を受け入れ始めるとあれよあれよと急速に街が発展。
今や深圳は人口1,250万人を擁する中国第4の都市に成長しています。

東京は1,300万人なので
東京に匹敵する人口を抱えているんですね。

ちなみに大阪府は886万人なんで軽く追い抜かれています。。。。

116階建てのビル

深圳に来て驚いたのが
高層ビルがメッチャメチャ多いこと。

低層の建物はほとんどないくらいに高層ビルだらけ。

その中でも最も高いビル、「平安国際金融中心」に上ってみました。
このビルは2015年に完成されたオフィスビルで
116階建て、592メーター。

日本で一番高いビルは大阪、阿倍野に立つあべのハルカスが300メートルなんで、
このビルはなんと、ハルカスの倍の高さを誇ります。

その屋上は展望台と美術館として開放されていて、お金を払うと展望台まで行けます。
これはあべのハルカスなどと同じ感じですね。

ただ金額が1人約4,000円。
あべのハルカスが1,500円なんでこれは倍以上。

あべのハルカスに上っている中国から来られている観光客を見ると、
「どうだ、こんな高いビルがあって日本ってすごいだろう」
って自慢気に思っていたんですが、その気持ちは吹き飛びました。

ただ、上った日は完全に曇りで視界がほぼゼロだったので写真で見たらすごさは伝わりにくいかと思います。

タクシーとバスがほぼ電気自動車

深圳には
BYDという世界最大の電気自動車メーカーがあります。
この会社は超有名投資家のウォーレンバフェットの会社が投資をした最初の中国企業としても有名です。それだけ将来性が期待されている会社なんですね。

電気自動車が普及するためにはガソリンスタンドに代わる充電スタンドが必須。まだ充電スタンドの数が多くない現状では、車庫に充電設備をつくればいい公共交通機関から抑える、という戦略でまずは公共の乗り物から作っているようです。

ガソリン車のタクシーもあるにはありますが、8割くらいは電気タクシーに置き代わっている感覚です。

深センが世界で初めての公共交通機関全面EV化都市となる

お金が集まってるんで高級外車がいっぱい

街中を走っている乗用車はまだまだガソリン車が多いですが、中国製の電気自動車のショールームがたくさん。
そんで、高級車がガンガン走っていて割合で言うと半分くらいがベンツ、BMW、ポルシェやアウディやレクサスなどの高級車。

公共交通の電気自動車化で蓄積したノウハウで一般向けの電気自動車を作られると、ノウハウの差で日本のメーカーは一気に置いて行かれるんじゃないかな、という印象を持ちました。

今後、世界最大の自動車マーケットである中国が電気自動車にシフトしたら日本のメーカーはどんどん苦しい立場になるんだろうな、というのが率直な感想です。

事実、
東南アジアなどではまだ見ることが出来る
ソニーやシャープ、パナソニックなどの日本の家電メーカーの看板を見ることはほとんどありませんでした。ショッピングモールなどでも日本の家電は完全に淘汰されている印象です。

自動車で同じことが起きるのではないか、と危機感を感じています。

ちなみに、バリなんかに行っても電気屋さんに掛かっている看板はソニーやパナソニックが外されて、サムスンやハイアールに代わっています。

ユニクロのウルトラライトダウンが11,000円

深圳の平均月給は14万円とのこと。
でも物価は日本と同じかちょっと安い印象でした。

おそらく、貧富の差が激しく低所得者層と高所得者層が分かれていて、どちらもそれなりのボリュームがあるんだろうと思います。

安いのは
・地下鉄の初乗り 40円とか
・タクシー 180円とか
・バーでの飲み物(ベルギービール、ヒューガルデンの1パイントが380円 日本だと1,000円近く)
・ホテルでの宿泊 (マルコポーロホテルで1泊1万円ちょっと。東京だと25,000円くらいの感じ。)

高いのは
ユニクロのウルトラライトダウンが11,000円
回転ずし
ラーメン

っていう印象

こうやって見ると、高いのは日本で中国からの観光客が行列になっているお店ばかり。
日本に憧れて来てるんじゃなくて、単に安いから来てるってことなのかな、と考えると悲しくなりました。

倍の値段でも気にせずに買っている人も多い感じでした。

ショッピングセンターの繁栄にショックを受ける

ショッピングセンターもかなり繁栄しています。
逆に日本にないお店も充実していて、日本飛ばされてるな―との印象を受けました。


Go Proのショールーム


ファーウェイのショールーム


テスラのショールーム

あと駅の看板もほとんどがデジタルサイネージ。

他には二人用の”カラオケボックス”もありました。

フーマー・フレッシュ

アリババが手掛けているスーパー、フーマーフレッシュにも行ってきました。
無人レジがあるIT化無人スーパーという印象だったのですが、実施には販売スタッフがたくさん。

店内にもイートインコーナーがあったりとITスーパーという印象はない感じです。

ただ、日本の他のスーパーと違うのは
IT企業が運営しているということで
・ポップが電子化
・フォントが統一
・アイコンがカワイイ
・あちこちにアイコン

というWEBやアプリのようにUI(ユーザーインターフェイス)を意識したスーパーだなという印象でした。

店内では生鮮コーナーがあって
大型のタラバガニやロブスターが売られているのにびっくりしましたが、一番驚いたのが日本だと飼育も持ち運びも禁止されているブラックバスが食用として売られていることでした。

現金を使わない、屋台でもQR決済

日本でも昨年2018年の暮れから大々的にアピールしだしたQRコード決済。
ファミリーマートなどでも使えるということで徐々に浸透してきている感じですが、
中国では数年前からQRコード決済は定着していてアリペイやウィーチャットペイなどのサービスをおじさんもおばさんも使ってます。
コンビニやバーはもちろん屋台でもQRコード決済の端末が置いてあってふつうに使える状態なんですね。

自分も今回の旅の目標にQRコード決済をすることがあったんですけど、結果的に使えませんでした。利用するには中国の銀行で口座を開設する必要があるんですが、これが以前より基準が厳しくなって深圳での仕事を証明する書類がないと作れない。
ネットの事前情報だと旅行者でも作れる、とあったので安易に考えていたのですが結果的には無理でした。

次回訪問するときには事前に日本にある中国系の銀行で口座を開設してから訪問しようと思います。
QRコード決済が使えないことで
試したかった
モバイク
DiDi
バッテリーの自販機

も使えなかったので、QRコード決済が無いといろいろ不便なことが起きるけど、それが許容されている社会になってるんだなーと実感。

自転車のシェアリングの残骸


日本では猫も杓子もシェアビジネス。
カーシェアにライドシェアにシェアルーム。

最近は自転車のシェアリングも見かけるが
中国では
モバイクというベンチャーが以前から自転車のシェアリングを行っていて市民の足として定着してる、という話を聞いて一度見てみたいと思ってました。
ペイペイのようなQRコードで決済出来て、乗り捨てが出来るという今の日本からすると画期的なサービス。

こんな感じ。

結論から言うと、
もうみんな地下鉄とかタクシー乗るから使ってない。
乗りたい人は電気スクーターで歩道を爆走、って状態。

大量の自転車が歩道に放置されている。

日本ヤバい、俺ヤバい

まとめとしてですが、

まぁ、
世界的に見てお隣の国同士は仲が悪いのが普通。
日本と中国もお隣なんで、基本的に仲が良くない。

そのためどちらかというとネガティブな情報が好まれるため、日本のメディアではネガティブな情報が目につきます。

でも、実際に行ってみると
日本の報道で見るのとは全く違った印象でした。

たしかに街中で洗練された人の数は日本のほうが多いけど、バーなどに行くとおしゃれだったり洗練された人の数は変わらなくて、楽しくきれいに飲む人も多くて。

あと、日本人への悪感情があるとか、そんなイメージもあったけど、そこまでもいっていない印象。
そもそも関心がない。

日本語はまったく通じない。
日本に興味なんてない。
けっこう教育レベルの高い人でも、東京って知らなかった。
なんか大きい街があるのは知ってるけど、名前は知らない。
トーフー?って言ってた。

その人は、元銀行のマネージャーで今は個人投資家。

あと、英語も通じない。
たまに話せる人がいるくらいで、日常会話はほぼ無理な状況。
まぁ
グーグルもFacebookもラインも使えないように、意図的に海外の情報を遮断してるから当然と言えば当然か、、、

中国で仕事するには中国語が必須だなーと感じました。

店員の客待ちの態度は最悪

ネガティブな情報としては、
基本的にスマホを見てサボってるか、なんか食べてます。
高級なお店でもそうでした。

またバイトのシフト管理などは紙と定規を使ってシフト表を作っていました。
ハード的なものはどんどん進んで言っていますが、細かいサービスはまだIT化されていないのかな、という印象を持ちました。

クラブは無料、殴り合いのケンカも。

基本、夜はバーとクラブが一緒になっているようなお店 ペッパークラブってとこで飲んでました。
ここにいる客層は日本のそれとほとんど同じ。
ウェーーイってノリもほとんど同じ。
掛かってる曲は歌物の多い日本よりももっと海外よりな感じ。

無料で入れるけどシャンパン10本とか空けてて、景気いいなーって印象を受けました。

雑な整形をしてる女子が多い

んで、女子は日本よりもツンツンしてる印象ですが、そんな人ほど整形してるように見えました。もしかしたらそういう化粧が流行ってるのだけなのかもしれませんが、極端にぶあつめの二重まぶたにして鼻を高くしているように見えました。

キャバクラとか夜のお店とかは行っていないので、どんなところかはわかりませんが、バーは隣の人と通訳アプリで話したりして楽しかったです。

男子はスポーツ刈りかチャラいか人に分かれていて、ここでも両極端な印象。

話しかけたくても話しかけられない男子は深圳でもかなりいる印象でした。

サーフィンは楽しい

深圳ではサーフィンも出来ます。
中心街からタクシーで1時間半ほどかかりますがポイントがあります。

ほぼ情報がなかったので心配だったのですが、ホテルのフロントに相談したところわざわざサーフショップに電話をして波情報などを聞いてくれました。

不安に思いながらポイントに着くと小さいながらも乗れる波が。
サーフショップを探していると今から海に入ろうとするローカルサーファーを発見。

サーフボードを借りれるか翻訳アプリで聞いたら、
いいよー
一緒に入ろうよー
との笑顔での回答。

めっちゃフレンドリーで涙が出そうになりました。

ポイントまで案内してくれ、
おまけにサーフィン後は1時間ほどクルマに載せて近くの街まで送ってくれました。

ガソリン代だけでも払わせて、っていっても
そういうのは大丈夫、
と受け取ってくれませんでした。

彼は英語が少し話せたので、お互いに片言の英語でいろいろ話せて楽しかったです。

というのが深圳レポートです。
また近いうちに深圳にも行ってみたいと思います。

また深圳だけではなく、自分が知らない世界や行ったことのない世界に実際に行ってみたいと思います。
将来を考えるうえで日本の置かれている状況などを海外に行くことで、自分の肌感覚で感じたいと思っています。

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