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代表ブログ

2024年4月4日

SABCの仕事 音声入力の下書き

早朝4時に起きて考えたことと
昨日のミーティングを受けて記事にしています。

マグニチュードが1変わるとエネルギー量は30倍違う。

仕事の難易度やクオリティーを
ABCDそしてEFと言う6段階に分けたとしたら、新人が作ってくるものはEよりも下の役に立たないものを作ってきます。ただしそれが本人が1番できること。
でもそれを承認すれば、会社の商品の品質は下がり、お客様からのクレームが噴出し、会社は潰れます。
なので承認することができない。

その時に丁寧に何がダメだったか、どうしてできないのかを教えていくと、それは学校に変わります。
お金を渡しながら、一つ一つ役に立たないものをピックアップして、上司の業務時間を割いて教えていくこと。
そんなことをする余裕は普通の会社にはありません。

ましてや上司も成長しながら、さらに上のステージ
普通の会社のステージに上がろうとしているうちらなどなおさらです。
なので、「それはダメだ」の一言で終わりです。もしくは無視します。

学校ではなくしっかりとしたアウトプットを出すのが責任であるクリエイターとしては、そのあたりを当然のものとして受け入れなければいけません。
このマインドセットがなかなかできないなので、めちゃめちゃ冷たい会社と感じてしまうことが多いと思いますが、クリエイターならそれが普通です。
まず慣れなさいと言いたい。

何度も言われていることですが、会社は学校じゃない。
そんなの当たり前ですが、コロナの関係もあって、そのあたりの社会人教育をされていない世代が一定数存在します。
学校では授業料というお金を払って教育というサービスを受ける権利があります。いわばお客さんです。

でも会社の場合はお金をもらってサービスを提供する提供者です。奉仕者です。
無償の奉仕ではなく、お金を貰っているんだから、当然です。
そして指揮命令下におかれます。
これは法律上の話です。

どれだけ延び延びできますや、自由な社風です、みたいなことを謳っていても、
それはあくまで表面上のパッケージであって、本質は業務命令下に置かれ、命令に従わないといけない。それが働くということです。

それが嫌なら自分でリスクをとって独立して全て自分の判断で今から数十年生きていけばいい。
でも自分はそこまでの能力がないことも分かっている。
でも従いたくない。

一言でいえば子供です。
そんな子供にお金を払ってくれる人はいません。
なので会社で採用した場合は、大人へと成長させる必要があります。
成長のさせ方は簡単です。
基準に達していないものはダメだ。
後は自分で考えなさい。
それが基本です。

学校と違って会社はお金を払う側です。
お金を払って失敗したことについて、丁寧に一つ一つ教えていく義務はありません。
でも教えた方ができるようになって得ですよね?
みたいな反応があるかもしれませんが、
その人の思っている以上にものづくりという仕事は複雑です。
いろんな条件分岐があって、いろんな判断を積み重ねていく高度な業務です。

なので、1つのパターンについて教えてもキリがありませんし、逆にこのパターンの時はこうだみたいな覚え方をしていくと、複雑な業務を任せることができなくなります。
なので、一つ一つについて教えずに自分で考える能力を身に付けさせるために、
自分で考えなさいと伝えます。

もし教えて部下ができるようになるのであれば、
教えるに決まっているじゃないですか。
下が失敗したら部下以上に上司はストレスを感じるわけです。
教えて簡単にできるようになるんだったら当たり前ですが、教えます。
もっと言えば会社としても今までも教えています。
でもできるようになっていないじゃないですか。

それでも根強く教える?
まずダメなものはダメと判断している時点で教えています。
学校でそういった判断や採点をしてもらう場合は、当然ですが、対価がかかります。
それを会社としては提供しているわけです。
そしてポイントについても伝えます。
またメンタルの整え方についてもしっかりとレクチャーをしています。
そのあたりは一番重要だからです。
自分で考えるために。

そしてBやCくらいの仕事しかできない人、それ以下の仕事しかできない人は、結局会社の役に立つアイデアを出すことができないわけです。
過去の仕事を思い出してみても、仕様の重要な部分や
重要な判断は上司が行っているはずです。
代わりに考えてもらうわけです。
引越しのバイトで例えば荷物を代わりに持ってもらうわけです。
その時に自分が荷物の上に乗るようなことをしてはいけない。

雰囲気が重たくなって上司のパフォーマンスが落ちます。
暗い顔をしていたり、声が小さくなったり、反抗的な態度をしてみたり、
自分の出したものが拒絶されているわけですから、そうなるのも日常生活だったら分かります。でも仕事中は違う。
そしてクリエイターならなおさら違う。

自分ができなかったことを認め、
より高いレベルのものを生み出そうとしている人の邪魔をしてはいけない。

でもそれは非常に難しいし、訓練が必要です。
普通にしていれば声が小さくなるし、暗い表情になるし、相手に対して否定的になってしまいます。
そうなると上も良いものを見出せない。
だから、
シナジーデザインはコミュニケーションにこだわっています。
思ったことを話して
誠実に対応して
本音で仕事をする。
それをしなければ
良いものを作るときにずっとついてまわるダメ出し、
ができなくなります。遠慮してしまいます。

遠慮しながらお金を生み出すような仕組みを持っている、大企業なら良いし、
安定して成長をそこまで望まない中小企業ならそれでもいいかもしれない。
でも成長を目指してリベンジを立てている自分たちは
ものを作って世の中に売っていかないといけない。
だから自分たちの作ったものが一定のレベルに達していなければ当たり前にダメだと言わないといけない。
そしてそれを受け入れて成長しないといけない。
それが自分たちに課せられた仕事。

地震のマグニチュードは1上がるとエネルギー量が30倍になるといいます。
このABCDのランクも1つ上がるたびに
少し大きな力とかそういうレベルではなく、数十倍の力が必要。
そのエネルギー量に注目する必要があります。

それは技術ではない。
これだけ検索エンジンが発達して、AIが普及してきている世の中では
本気でやろうと思えば、大抵の情報は手に入ります。
そしてそれらを形作ることができます。

そしてそういった自分より上のレベルのことをやり切ったことを
経験
といいます。

能力があるからできるんじゃない。
経験があるからできるんじゃない。
やらないといけない環境と思い込んだからです。
それがその人の力を決定します。
やってきた回数や宅配的な知識であれば逆転のしようがありません。
だって経験もたまらないわけですから。

でもそうじゃない。
やらないといけないと思い込んだ回数、これが重要です。
そう思い込めば知識を勝手に取りに行くようになります。
必死に取りに行きます。
そしていろんな知恵を絞ります。
その絞った知恵、それこそが経験と言われるものです。

昨日のミーティングで経験がないのでできないみたいな発言があったので、こう書いています。
でも
昨日も話しましたが
深くまでのコミュニケーションにチャレンジできていることは成長だと思いますし、
長く続けてくれているメンバーには心から、とても嬉しく思います。
そしてその人たちをしっかりと成長させられていない自分の力不足も痛感しています。

特に会社の体制が整っていない時に、成長段階にあった人は
別の部分で会社を信頼することができていない。
当然だと思います。
そんな彼らが会社に残ってくれたこと、それをしっかりと受け止めて感じていろんな判断をしていきたいと思います。
そして自分の修正するべきところを修正していきたい。
当然にそう思っています。

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