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代表ブログ

2024年5月19日

現在でも関所破りは重罪

関所を通らないと下手したら死罪。
それが江戸時代のルールでしたが、

現在の会社で業務を行う場合も
通らないといけない関所があります。
今の言葉に直すとチェックポイントですね。

経験年数や裁量によっても変わってきますが
どんなにベテランでも、たとえ社長であったとしても、
依頼があった後に完成品をいきなり見せるみたいな仕事の仕方は普通はしません。

必ず途中でお客様や上司の確認をとって手戻りや差し戻しがないようにして進んでいきます。

そのチェックを受けるポイントを関所と表現しています。

サイコロを振って進む
すごろくやゲームの桃鉄を思い浮かべるとわかりやすいですが、
東京から大阪に向かうレースをしていたとして、
必ず静岡の関所を通らないといけないのに、
そのまま関所を通らずに名古屋大阪とたどり着いても
結局、静岡に戻らないといけないみたいな感じですね。

途中で関所を通る。
つまり上司やお客様のチェックを受けなければ、大抵の場合は間違えていたりずれていたりするので、そこから後の工程が全て無駄になります。
すべて無駄にならなくても大幅に手戻りになる可能性が高い。
また
余計な時間がかかってしまう可能性も高い。
最短距離で向かうのが基本的には仕事のルールです。
なぜなら、会社は、利益を追い求める組織で
コストを下げれば下げるほど利益が出るからですね。

関所のたびに、経験、豊富な上司の知恵を借り入れ
問題があれば修正されるわけですから、当然仕事のスピードはアップします。
上司が代わりに考えてくれもするので、本来必要な自分で考える能力も低減されます。
(大抵の場合は必要なことを考えていない状態なので、考えることが増えるような気持ちになる)

江戸時代に
関所破りをするのは大抵は罪人だったんじゃないかなと推測できます。
どうせ関所を通って捕まって、死罪になるくらいだったら、リスクを打ってでも関所を破ってしまった方が合理的です。

今の会社でも
業務上必要なチェックポイントで上司の承認を得ないのは、たいていは大きな問題が起きて破綻している状態になっているということです。

どっちみちその場で見せても怒られる。
それなら最後に何とか辻褄を合わせて完成させて怒られない可能性にかけてみよう、
みたいな感じですね。
でも途中で失敗していれば、ほとんどの場合、特に、経験の浅いメンバーでは自分の体感では100%ですが最後には完全に破綻します。
そして途中で報告していないことまでセットで追求されるわけです。
利息をつけて、ですね。

なぜ関所破りが現在の会社で起きるのか?

何度も伝えてはいますが、
上司は本質的に敵ではありません。
特にシナジーデザインのような小さな会社の社長はわざわざお金を払って敵になるメリットは何もありません。

頭でわかっていても、
それをちゃんと自分自身に落とし込めていなければ、経験の浅い社員は社長や上司を敵に見立てて、全力で関所破りをやろうとします。

とにかく上司への報告を避けることを考えて動きます。
全力で誤魔化します。
でもそれはほんとに会社への裏切りだし、先に修正しないといけないことです。

だからこそ関所破りは江戸時代に死罪になる可能性のある重罪に設定されていました。

会社の中でも意図して関所を破る行為
つまり報告を意図してしない事は、明確に就学規則に記載して
ペナルティーの対象にしていく必要があるかなと考えています。

(少し余談ですが、就業規則についてもそろそろ修正をしないといけない時期に来てるなと思うので、必要なものを加筆して対応していきたいと考えています。)

報告は義務であり、
その仕方についても、全力で情報を共有しないといけない
意図して隠す行為は、会社組織において破壊行為に近い

そういった考えに修正をすること。
これが成長していく上で通らないといけない道になります。

江戸時代に関所を破っていたのは罪人が多い。(推論)
と予想されますが、

現在も報告したくない場合は、大きな問題が起きている。
どっちみち報告しても怒られるなら報告しないほうがいい。
みたいな完全に会社の利益を無視した、
背任行為になっているということを理解する必要があります。

最後にまとめますが、
仕事を進めていく上では必ず承認を得ないといけない。
関所
のような場所が存在します。

その関所を通らないと、
結局、最初の関所に戻る必要が出てきます。

手戻りですね。

時間も労力も無駄になります。
その二つとも会社がお金で買っているものです。

自分のものではありません。
つまり、会社にダメージを与えているだけです。
(本人も会社も、ではありません。)

なぜ関所破りが発生するかというと、
江戸時代の関所を破るのが罪人であったように
遅延したり問題が起きたりしている状態、普通の状態ではなくなっているからです。

関所破りは重罪、
そのあたりのペナルティをしっかりと作って、整えてきたいと考えています。

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書き終わった後に考えた追記、

今回の記事はとても重要で、
うまく意識を変えることができれば、会社の生産性を大幅に上げる可能性もある内容だと思っています。
ただおそらくこの記事だけだと力不足で変わらない。

ちゃんとチェックポイントを全て通ったかどうかのチェックシートを作ったり、
報告が漏れた回数をカウントし、査定まで繋げないと、おそらくこの問題は変わらない。

どうやって変えていくのか、また考えながら追記をしていきたいと思います。

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