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2019年7月3日

社内コミュニケーションの10段階

社内でのコミュニケーション、

非常に重要ですが、

実は難易度ごとに10段階に分けられます。

簡単に示すと次の形になります。

社内コミュニケーションの10段階

1段階目、お酒の席での会話

2段階目、エレベーターが一緒など話さなくてはいけない状況での会話

3段階目、声での挨拶

4段階目、目を見ての挨拶

5段階目、思いやりをもって自分からの話しかけ

6、業務中の自然な会話

7、承認する・褒める

8、指摘・ダメ出しをする

9、叱る・怒る

10、自走型組織

のような難易度の段階になると思います。

基本的に数字が大きくなるほど難易度が上がっていきます。

難易度の低いことができなければ、
それより難易度の高いことはできません。

自分の理想は
10段階目の
組織が生き物のように自力で問題点を解決し、成長しくていく自走型チームを作ることです。

会話などのことを
コミュニケーションcommunication
と言いますが
語源は
コミュニティcommunity

commune生活共同体
といった
共同体を作る
といった意味合いになります。

ですので、
コミュニケーションとは単なる会話ではなく
共同体を作る行為

全般を指す、と理解しています。

お互いに褒め合うことができるチーム作り

褒め合うことができれば
仕事の成果をより感じることができ
ストレスが解消されていきます。

ただ
その褒める回数が多くなる会社にするためには
いきなり
お互いに褒めましょう!
とシュプレヒコールを大声で叫んでもうまくいかないです。

一定のコミュニケーションレベルに達していない状態で
「お互いに褒めましょう」
と言っても誰もうまく褒めることができません
出来たとしても、それは心のこもらない
社交辞令やお世辞
になってしまいます。

褒めることとお世辞は違います

お世辞は相手の心に届きません。

心を込めて褒める行為は、心理的に大きな報酬になります。

お世辞と褒める

お世辞
は相手のことを理解しなくても言える軽いものですが
褒める
ためには相手のやっていることを理解する必要がありますし
仕事の基準も理解しておく必要があります。

褒める
まで到達するのは難しい
です。

到達するためには
先ほどの10段階のコミュニケーションの段階を理解して
一つずつクリアしていく必要があると思います。

コミュニケーションの段階で重要なのは声掛け

このコミュニケーションの段階の中でポイントとなるのは
自分から声をかける
声かけ
です。

この段階を超えれば一気に段階が進んでいくと考えています。

単純に声をかけるだけでは意味がありません。
相手に関心をもって、
観察することでやっと声掛けのきっかけが見つけられるようになります。

逆に関心を持っていなければ相手の変化に気づけないので
話すことが特にない
状態になるのが普通です。

いや、自分は関心を持っています、
と反論する人もいると思いますが、その人は相手に話しかけようとしてみるといいです。

話しかけられるほど、相手について、情報を持っていない。
つまり、日ごろから関心を持っていないことが分かるはずです。

声掛けの前の段階が重要

声掛けの数は
つまり
相手への関心の数ということになります。

繰り返すと声掛け
というのは
声をかけるという直接的な行為だけではなく、
それ以前に
仲間に関心を持つ
という基本的な姿勢のことなんですね。

この声かけができるかどうかで社内コミュニケーションが決まってきます。

企業文化とは、無意識の行動を制御する見えない力

ところで
シナジーデザインでは
企業文化を
その企業に所属する人の無意識レベルの行動を制御する見えない力
と定義しています。

企業内で行われる
行動の多くが企業文化に制御されています。

悪い企業文化が出来れば、辞める前提で動く行動が増えます。
お互いに関心を持たなくなり、コミュニケーションが減ります。

反対に良い企業文化が出来れば、ずっと働く前提での行動が増えます。
お互いにずっと一緒に働くわけですから、相手への関心が増え、思いやりのある行動が増えます。

もし今話しかけることに抵抗があるのであれば
良い企業文化の力が弱まって、悪い企業文化が頭をもたげている可能性が高い
と言えます。

悪い企業文化に支配されている間は
無意識のうちに思いやりのある行動をすることができないので
話しかけることが億劫になったりストレスになったりします。

ここで重要なのは
企業文化が無意識の行動を制御する力だということです。

無意識の力、です。

無意識の行動なので数値化しないと
気づくことはできません。

なので話しかけプロジェクトという話しかけを数値化する企画を実施して数値化しながら改善していく必要があります。

シナジーデザインでも
半年前に比べてコミュニケーションはかなり活発になってきていますが
お互いの仕事内容を把握して
お互いに褒め合う
という会社になっていません。

褒められる会社になれば、より多くのストレスが解消されて
やりがいを感じやすい会社になります。

やりがいを感じられる会社になって、みんなが生き生きと働いている姿を見たい。

そのために
コミュニケーションの段階と企業文化の関係を理解して、ステップを一つ一つ上げていこうと思っています。

追記 2021-11-27

公開から2年を経た今、この追記を書いていますが
会社の雰囲気は見違えるほどに変わりました。

飲み会などでなくても、しっかりと挨拶が出来、ほめる所は褒め、指摘するべきところは指摘が出来るようになってきています。

全体的な
ストレスが高くなると機能しなくなる部分はありますが、通常時では問題なく組織が動くようになってきています。

この10段階のコミュニケーションの段階の記事も当時は無理やり分けたところもあったのですが、今となってはそんなには間違えていなかったかな、と思います。
ただ10段階目の自走型組織、になるまでの間にはまだまだ10段階くらいの段階もあるのかな、と思っています。

社長が直接アクションを起こさずとも、自然とコミュニケーションが活性して問題があっても組織の自然治癒力が働いて解消していく、そんなレベルを目指して動いてみたいと思います。

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