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代表ブログ

2018年12月20日

制作会社で起きやすい負のスパイラル

仕事は楽しくしたいものです。
うちの会社もそこを目指しています。

でも、
仕事は一つボタンを掛け違えると
負のスパイラルに迷い込んでしまう

こともあります。

負のスパイラルを図にしたのが上の画像です。

社員がこの負のスパイラルに陥ってしまうと会社をどんどん嫌いになり、
最終的には退職までたどり着いてしまうとても恐ろしいものです。

しかも、このスパイラルは入ってしまうと
なかなか自分では抜け出せなくなります。
原因を理解して周りの協力や助けを得ながら
適切な対処をする必要
があります。

負のスパイラルは
交流を避けることからスタートします。

制作会社では明文化されていないけど重要な情報、というのが非常に多くあります

仕事に対しての考え方やコツ。
ストレスへの対処法、
ちょっとしたスキルや新しく便利なツールの情報、
またはメンバーの特徴や性格、
付き合い方などの人間関係の情報。

交流を避けると
そういった重要な情報が入って来なくなります。

重要な情報が入ってこないと、
理解が出来なくなります。

これは仕事を成功させるために致命的にヤバい状態です。

理解が出来ないと、
仕事の正解が分からない

といった状態になります。

そうなれば当然、仕事は成功できません。
失敗をします。

失敗しても、
仕事の正解が理解できていないので、
なぜ失敗したか理解したり分析できません。

理解できないままストレスだけが溜まるので、
ストレスを避けようと
自分以外の誰かの責任、
他責
にしてしまいます。

指示の出し方が悪い、

与えられた時間が短かった

重要なことを教えてもらえなかった

といった他人に不満を持ってしまいます。

自分に問題がある
自責
とは考えられないんですね。

本来は自分でしなきゃいけない
問題の分析を上司に協力してもらっているのに、
単に責められて、攻撃されているように感じちゃいます。

そういった時は
失敗そのものを認められなかったり、
自分に責任があることを認めない状態
になります。

そうすると、
問題が放置されることになり、
改善がいつまで経っても実施されない
ので会社としても放置するわけにはいきません。

上司が指摘する、ことになります。

口頭で伝えられたり、
ツールを作って問題点を明確にしたり、されてしまいます。

でも、やっぱり、
仕事の正解を理解していないと自分の責任と認められません。

こんな言い方をされた、
にらまれた、
自分ばかりが責められた

という表面的な部分に不満を持ち、
どんどん会社を

嫌いに

なります。

嫌いになれば、交流を避けます。

そうするとまた情報が入って来なくなります。
余計に仕事が理解できなくなり、
失敗します。

失敗が認められないので
指摘されます。
そうするとまた嫌いになります。

この繰り返しの負のサイクル、
スパイラルに入っちゃうとなかなか抜け出せません。

じゃぁ、どうすればよいのか?

いきなり好きになる?

いや無理ですよね。
嫌いなものは嫌いです。

嫌な思いをしたことは確かなので、
いきなり、それを無かったこと、には出来ないはずです。
(しっかりと話し込みをして記憶の再固定化する過程が必要になります。)

じゃぁ、頑張って理解する?
それも出来ないですね。
必要な情報が入ってこないので、
いきなり理解することは出来ません。
理解しなければ失敗します。

情報を収集する?
これは可能性があります。

基礎能力がめちゃくちゃ高い人だと、
重要な情報を自分で推測したり情報収集して補うことも可能です。

ただ、これは業界経験が豊富だったり、
情報収集能力がずば抜けて高い人だけが出来ることで、
一般の人や、ましてや経験が少ない新人には出来ません。
そして能力の高い人でも、
やはり交流をしたほうが良い情報が入ってきやすくなります。

ではどうすればよいのか?

それは

積極的に交流する

ことしかないと思います。

交流して、
情報が入ってくる状態にして、
仕事を理解することしかないと思います。

ただ、最初から自分から話しかけたり、
食事に誘うのは抵抗があるかもしれません。

でも
同じ空間にいる、
ということは出来るはずです。

早い時間に出社したり、
休み時間に同じ場所にいたり、
一緒の時間に帰ったり。

同じ空間にいることを避けていれば
ずっとコミュニケーションを取れません。
ただ、同じ空間にいれば、
自然とコミュニケーションは生まれてきます。

コミュニケーションを取らなければ、
ずっと重要な情報を得ることもできません。

なので、まずは同じ空間にいる
ということにチャレンジするのが
正しい最初のアクションだと思います。

もともと仕事は
正のサイクルに入っても全部がうまく行く、
というほど簡単ではありません。

正のサイクルでも失敗します。
「それでもうまくいかない」
という状態になります。

うまく行かない時に
どれだけ素早く、
失敗を受け入れて、
改善できるかがカギ
です。

認めて改善できれば会社としては評価します。

評価されれば、
会社を少しずつ好きになっていけます。

そうすると、
そこでやっと積極的に交流することにつながります。

そこから、正のサイクルが回りだします

負のスパイラルから抜け出し、正のサイクルを回す。
とても大変なことですし、
難しいチャレンジだとは思いますが、
世の中に抜け出せた人はたくさんいるはずです。

負のスパイラルに入ってしまったメンバーでも、
助けて抜け出させられる会社にしたいと思います。

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