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代表ブログ

2019年2月28日

仕事は仕事として行う

シナジーデザインでは仕事は
お金をもらって
誰かの出来ないことやストレスの原因になることを代行すること

という定義をしています。

別の言い方をすると
仕事をするということは
お金を払う代わりに何かをしてもらう
ということと
何かをする代わりにお金をもらう
という取引が成立している、
とも言えます。

なので、
お金をもらう側は
仕事と人格を分けて、責任を遂行するべきだし
お金を払う側は
堂々と何かをしてもらうことを期待すればいいと思います。

ただ、仕事はそもそも自分が出来なかったり、ストレスが溜まることをするのでお金が発生します。

なので、ミスや失敗がつきものです。

この時に
人格と仕事に対する責任を一致させてしまうと
仕事のミスの指摘をするときに人格攻撃に
なってしまいます。

部下の人間性を尊重することは重要ですが、
仕事の責任を期待するときは人格を完全に切り離して依頼するべきです。

ドライに責任についてはしっかりと遂行してもらう。
これが一番、だれも傷つかない方法だと考えています。

つまり、仕事は善意ではなく、
仕事としてしっかり責任を果たす
、ということが重要なんですね。

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以前の自分は
仕事で社員に何かを依頼した後は出来るだけ
ありがとう

苦労掛けてごめんね
というようにしていましたが
今ではこれが間違いのもとだったと思っています。

あまり、ありがとう や ごめんなさい を言い過ぎると誰も幸せにならない。
これを言い過ぎると
お金をもらっているにもかかわらず、自分にはやらない選択肢があるような錯覚に陥ります

お金をもらっているにもかかわらず、
やるかやらないかは自分の意思、
みたいな甘い空気になってきます。

そうなると、しんどい仕事をするたびに余計にストレスが溜まります。

本来はやらなくていいのに
自分の善意でこんなしんどい仕事をやってあげてる、

みたいに感じてきます。

そうなると不当な扱いを受けている感覚になり、ストレスが溜まります。

見合った金額をもらっているのなら、
当然に、その仕事を遂行する責任が発生します。

責任が発生している以上
やってあげてる
ではなく
やらなくてはならない
ということになってきます。

その上で、
遂行してうまく行った時に達成感を味わえばいい
これがやりがい というものだと思います。

ただ、難しいのはどこまでが自分の仕事範囲なのか?という線引きです。

基本的に
もらうお金が少ないうちは
シンプルで簡単な仕事なのでトラブルにはなりにくい。

でも
もらうお金の額が上がっていけば
難易度が上がり複雑な仕事になります。

そうなると、一気に扱いが難しくなります。
そもそもの仕事範囲を決めることが非常に難しい。

会社員で言えば一般社員の場合は仕事が明確ですが
昇級するごとに業務はより複雑で不明確で不確かなものに変わっていき事前に仕事内容を予測することが困難になります。

つまり、
上司や幹部の仕事は決まったことをこなすことではなくて
決まっていない困ったことが起こった時にどう対応するか
、ということになります。

上司になると
こんなことまで自分の責任になるのか、
と不満に思うことがありますが、
そもそも問題を予測出来なかったことの責任を問われるのが上司の仕事範囲です。

こうなった時の対応ですが
基本的には
プレーヤー時代の仕事範囲に逃げ込まない、
という対応が重要です。

上司としての仕事に慣れていないうちは
部下の出来ない部分を自分がこなしたり、
プレーヤーとしての仕事を作ってその作業に没頭することで上司としての仕事を避けたりしてしまいます。

しかもこれを無意識に悪意なくしてしまうことが問題を難しくしてしまいます。

上司の仕事は
プレーヤー時代の仕事よりも複雑で不明確です。

ただ、そのことを受け入れてしまえば、徐々にそのポジションに慣れてきます。

自分の人格を持って善意で行うのではなく
仕事は仕事として責任をしっかりと遂行することが自分のストレスを減らすことにつながります。

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