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2019年1月8日

「3つの責任」を具体的に説明できる人はいますか?

国会議員「責任を取って大臣を辞任しろ!」

大臣「先の答弁で責任を果たしておりますが!?」

とか

上司「仕事の責任を果たしてくれないと困るよ」

部下「減給されたので責任を取ってますけど!?」

みたいに
責任という言葉って 国会でも、職場でもけっこう食い違う
ことが多いですよね。

なんで、こんなに食い違うんだろう、、、

って悩んで「責任とは」ってインターネットのヤホーで調べてみたんですよね。

そうしたら、あることに気づいたんです。

それは責任は英語だと3つの別の意味に分かれるってことに

責任という言葉を使って混乱していたのは
責任に3つの意味合いがあるからだったんですね。

これは発見でした。

責任は英語では、

1,Responsibility(レスポンシビリティ) 遂行責任
2,Accountability(アカウンタビリティ) 説明責任
3,Liability(ライアビリティ) 賠償責任

に分かれます。

実はこの3つの英単語、けっこう意味が違うんですね。

それぞれ見ていきましょう。

 

 

Responsibility 遂行責任


作業
よりも実行よりも強い言葉、それが遂行。
遂行はどんな状況でも最後までやり遂げる、みたいな意味合いです。
だから軍人が命がけで作戦に挑むときにも遂行という言葉が使われます。

遂行する責任、それが英語で言うところのresponsibilityです。

 

これは、一言で言うと
やり遂げること
ですね。

困難や変化を乗り越えながら成功までたどり着くみたいな意味合いもあります。
軍人の作戦遂行なんて困難だらけですもんね。

仕事ならA案がだめならB案を出す、それでもだめならC案、、、、みたいな対応ですね。

今、自分が出来ることは全てしながら、目の前のことに取り組む、それが遂行責任、レスポンシビリティです。

とりあえずやってみる、ではなく、成功するまでやり遂げる、の意味合いなのがポイントです。

遂行責任がしっかりと果たせれば一番いいですよね。

全ての遂行責任が果たせれば、何の問題も起きません。

ただ、やっぱり世の中は難しく厳しい。

うまく遂行できない時もあります。

その時に求められるのが次の説明責任です。

Accountability 説明責任

アカウンタビリティ 説明責任 は文字通り、説明する責任です。

何を説明するのかというと

なぜ失敗したのか?

そして

再発防止策
です。

記者会見なんかはこの説明責任ですよね。

上司への報告もこの説明責任、アカウンタビリティになります。

個人的に、この説明責任が最も重要だと考えていますので、これについては後で詳しく説明します。

 

Liability 賠償責任

最後の責任は
ライアビリティ 賠償責任
です。

会社で言えば
損害賠償など法的な義務を果たすこと
ですし、
社員であれば
徹夜や休日出勤や早出、または減給をすること
自分の身を削る
こと、
ですね。

シナジーデザインでは基本的に個人の賠償責任を禁止しています。

あくまでも仕事は会社のものなので
個人が勝手に賠償をすると責任の所在がおかしくなります。

今までの経験で言うと
個人に賠償責任を負わせると
すり減って破綻して退職寸前まで追い込まれます。

何か問題があってもお金の面や時間の面は会社が負担する、
だから会社は指揮命令権を持つことにしています。

失敗しても個人的に賠償責任を負わせることはないので、思いきって仕事をしなさい、と伝えています。

 

以上が遂行責任、説明責任、賠償責任と3つの責任の意味になります。

やっぱりこの3つは全然、違いましたね。

 

冒頭のやり取りでは別の責任について話しているから食い違うんですね。

国会議員A「責任を取って大臣を辞任しろ!」(賠償責任)

大臣「そのについては先の答弁でお答えして責任を果たしておりますが!?」(説明責任)

とか

上司「仕事の責任を果たしてくれないと困るよ」(遂行責任)

部下「減給されたので自分の責任をはたしてますけど!?」(賠償責任)

と違う意味の責任について話をしているのですれ違っていたというのが分かりあm素。

 

 

 

説明責任を詳しく

先ほど3つについて話しましたが、

シナジーデザインで最も重視している責任、
それはこの、説明責任です。

理由は

シナジーデザインが失敗の多い会社だからです。

未経験者を積極採用しているので、当然、多くの失敗します。
先ほどの3つの責任でいうところの遂行責任が果たせていない状態になります。

この時に、賠償責任で対応させると
簡単に徹夜や休日出勤が当たり前の会社になってしまいます。

減給や罰金なども当たり前になってしまいます。こうなるととんでもないブラック企業ですが、賠償責任を社員に負わせるようになると簡単にそこまで行ってしまいます。

だから、重視しているのは説明責任です。

失敗した場合は、賠償責任は会社が負う、だから説明責任は果たしなさい。

シナジーデザインではそのように指導しています。

失敗しても徹夜や減給は発生しません。

ただ、この説明責任が難しいんですね。

まずは失敗を認める

なぜ失敗したのか?を説明するためには
まずは失敗を認めなければいけません

この失敗を認めることが難しい

説明責任が果たせない人は
失敗を認めていないことが多いんですね。

一生懸命にやっていればいるほど、失敗は認めにくい。
今までの時間努力エネルギー想いを無駄になったように感じるからですね。

認めたくない。だからうやむやにしちゃう人が多い。
普通の人にはできない、といってもいいくらい失敗を認めるのは難しい

さらに失敗を認めにくくしていることがあります。

それは、

失敗を認めるということは
その状況を招いたことに関して、処分・批判を甘受し、場合によっては地位や体面を失うことも含まれるからですね。

非難を正面から受け止めること、何かやっちまった時に怒られるそんなストレスいっぱいの行為も含む、

それが失敗を認めるということです。

うーーーん。。。難しいですね。

原因を明確に

失敗を認めても、そこからも難しい

今度は失敗の原因を明確にすることも求められます。

失敗を周りの環境や人のせいにするなら簡単です。

また、「悪いのは自分です」というのも簡単です。

自分が悪いです、と言えば責任を果たしたと思っている人が多いですが、それでは説明責任を果たしたことにはなりません。。

なぜなら自分が悪い、といったところで、

それでは
1,失敗を認める
2,問題の明確化
3,再発防止策を作ること

のうちの1の失敗を認める、ことしかできていないからですね。

肝心の問題は放置されていることになります。
問題の明確化、再発防止策を作るそこまで果たして初めて説明責任を果たしたことになります。

説明責任は奥が深いですね。
だから、なかなかできない。

 

さらに問題の明確化では、
前提と行動や考え方など自分でコントロールできることを分けて、自責で問題を明確にしていきます。

この時のポイントは

国の経済状況や上司や競合という前提を失敗の理由にはしないことです。

前提を失敗の原因にするのは、言い訳、とされてしまいます。

前提は、最初からそこに存在したことなので、実行した後に失敗の理由にはなりえません。

あるとすれば、そこに存在していた前提を見落とした情報収集の問題、または実行前に差し止めなかったことなどになります。

前提はコントロールできない外部要因、とも言えます。

コントロールできないものをコントロールしようとしても無駄なだけです。

前提、求められる結果、そこから導き出した自分の行動、その行動の問題点について明確にする必要があります。

それが説明責任の中の問題の明確化です。

再発防止策、次のアクションプランを作成

これによって明確化した問題に対して、こうすれば必ず成功する、という再発防止策を考えること、それが次に求められることです。

これも当然難しい。
でも本来であれば遂行する前に考えておくべきことではあります。
何となくでやっていたから失敗したとも言えます。

再発防止策も、なんとなくで作る、または時間のない中でとりあえず作る、みたいになりがちですが、
こうすれば次は必ず成功する、というものを作ることがその人の説明責任に含まれます。

特に失敗したものは、何も対策をしなければ、同じように失敗するので、個人にはストレスを与えます。

会社の時間とお金を無駄にし、成功の機会を逃し、周りにも影響を与えます。なにも良いことはない状態になります。

失敗したことから得た情報を元に再発防止策を練ることが責任になります。

 

詰める、とは?

 

説明責任を果たせない部下に上司が、説明責任を果たすために協力する行為がいわゆる「詰める」行為ですね。
失敗を認めさせて、
原因を明確にして、
次回の対応策を作る。

ここまでを上司が時間とエネルギーを使ってそれが、詰める、になります。

 

参考URL
責任とは?”責任感”とか”責任を取る”ってどういう事か説明できますか?
「責任」には三つの意味がある

間違った責任の取り方

ところで、どこかの大臣が
責任をとって辞任します、
みたいなのを聞いたりしますが
これは、上記の責任の取り方で言うと賠償責任だけを果たしていることになります。

大臣としての職務をやり遂げる遂行責任や、
物事の本当のことを説明する説明責任を果たすことなく、
ただ辞める賠償責任だけで責任を取ったこと
にします。

賠償責任だけで責任を取ったことにしているのは
のは個人的に非常に無責任な責任の取り方だと感じます。

飲食店の店主が
お金を返すから帰ってくれ!
とか
返金保証の契約で、成果が無いので返金する、などというのも基本的に無責任な行為だと思っています。

遂行責任を果たす、
それが基本です。
説明責任、賠償責任を満たしても、もっとも重要な遂行責任を満たしていない、状態で胸を張るのは違いますね。

義務と責任の違い

また、
責任は
義務
とも違います

義務は英語で言うと
duty
となり、
やり遂げる、ではなく
どちらかというと
着手するスタートの意味合いが強い言葉
です。

またどちらかというと受け身の言葉です。
責任はもっと積極的な言葉です。

大まかに言えば
着手さえすれば義務は果たした、けど責任は果たしていない、という感じです。

部下の責任は上司がかぶるべきか?

会社で責任の所在が問題となる場合があります。
それも明確にしておきたいと思います。

部下の責任を被るということですが、
これは
そもそも上司に遂行責任がある
のが前提です。

上司がそれを部下に指示して遂行させる立場なわけですね。

なので、部下が遂行出来なければ当然、上司に遂行責任が戻るんですね。

上司が遂行できなければ、その責任はさらに上司に戻り最終的には社長にまで戻っていきます。
メンバーも上司も責任を果たせなければ社長は責任が集中して、身動きが取れなくなって会社は打つべき手を打てずに潰れますね。

責任をとらなければ、誰かが代わりに責任を持ってくれているということになりますね。

 

以上が責任についての話になります。

元々は2年以上前に書いた記事だったのですが、冒頭からほぼ書き換えました。
以前よりも難しい印象を与える文章になってしまった感はありますが、
深くまで文章化出来たとも思っています。

仕事とは切っても切れない責任、
それについて、されに言語化していきたいと思っています。

 

 

責任(プレッシャー)から仕事を辞めたい人に知ってほしい”悪い思考”について
仕事を辞めたい。重責に耐えられない

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