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2018年9月19日

未経験者からプロのWEBデザイナーやプログラマーになれるのか?

面接で多くの未経験の方がいらっしゃいます。
ただ、実際に試験的に仮採用をしても、
プロのWEBデザイナープログラマーなどの
制作者になれる人は10人に1人くらいの狭き門です。

シナジーデザインでは
未経験の方の応募も歓迎していますが、
その辺りの考え方について書いておきます。

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まず、大前提として制作者はプロの仕事です。
弁護士や税理士やタレントやスポーツ選手と同じように
誰でもなれるわけではなく、
選ばれて努力した人だけがなれるプロの職業です。

プログラマーが中学生のなりたい職業ナンバーワンになるなど
制作者はこれからの時代の花形となり、
平均給与も上昇している素晴らしい職業でもあります。
なりたい人はたくさんいて、
中から選抜された人だけが夢を叶えてなれる職業とも言えます。

なので、いきなり、
自分の都合で「なりたい」と思ってもなれる仕事ではなく、
本来はしかるべき教育や下積みを数年以上経てなる仕事なんですね。

実際にデザイナーなら美術系の高校のクラスで基礎を学び、
美術系の大学の4年間で職業人として通用するスキルを身に付けます。

プログラマ―なら理系の高校のクラスから理系の大学に進み、
基礎的なモノづくりを経て基礎を身に付けます。

どちらもこの時点で人生の7年間を捧げています。
そういった人が新卒で入社をして、
先輩からしっかりとトレーニングを受けてやっとプロになる仕事です。

未経験での中途採用で応募してくる人には
この教育や下積みを軽く見ている人が非常に多い
というのが率直な感想です。
3か月や6か月、スポットでの学校に行っても、
7年間の基礎を学んでいる人に比べれば
基礎の基礎を学ぶにも足らない状況になります。

ただ、自分自身も
学校でデザインを学んだわけではありませんが、
100以上のWEBページを作成したデザイナー兼ディレクターでもあります。
またプロトタイプであれば一人で作成できるくらいには
プログラムの作成能力もあります。

これらを30歳を過ぎて独学で学びましたので、
未経験でも十分になれる職業ではあるのですが、
非常に強い覚悟が必要な職業でもあります。

プロとしての心技体

プロとしての能力は心技体の3つに分かれます。

心は文字通りプロとしての心構え
技はスキルなどの部分
体はちょっと無理やりですが、
数年を経て、体がプロに適応する状態、としましょうか。

この中でも特に重要なのはの部分。

納期意識やクオリティを守る覚悟ですね。

 
もともとの特性に加えて、
長年の教育を経て定着していく考え方になります。
この部分が非常に難しい

短期的な学校で表面的な技を身に付けてくる人はいても、
この心の部分が全くプロのレベルに達していない人がほとんど。

モノづくりは自分の存在をかけて形にするもの。
なので、出来上がったものは自分の分身です。
初心者の頃はそれが全くダメなことがほとんど。
最初は出来ない自分自身との厳しい戦いが続きます。

学生の身分であれば、
お金を払って学習というサービスを買っているので、
ゆっくりと自分のペースで成長すればよいですが、
未経験でお金をもらいながら学習する場合は自分のペースで学習は出来ません。

会社が未経験者を採用するのは成長するペースが見えた場合です。
会社が期待するペースで成長することを約束して入社してくるわけですから、
それに合わせて成長する責任があります。

ここで制作者として心の部分が出来ていないと
出来ない自分を認めることよりも自分を守ることに走ります。
出来ない自分を認めることはとても難しい。
特に仕事をやり始めのしんどいころには、
出来ないことを認めると自分が全部崩れてしまいそうな感覚になって、
余計に認めるのが難しい。

その結果、
納期に遅れる
クオリティを勝手に下げる

自責ではなく他責で周りのせいにする
会社が悪い
家庭環境が悪い
自分の才能がない

この段階をクリアするには、いかに自分が出来ないか、
自分が制作者としては新米でモノが作れず、
価値がない、ということを認める必要があります。

本来は一番、学習効率が高い10代や20代の前半に4年なり、
7年をかけてなる職業に未経験で飛び込んだ人はまず、
自分の価値がないことを認める必要があります。
ただ、自分を守るために必死に言い訳を繰り返します。

それを認めると本人が成長しない。
会社にとってもクオリティが落ちることになります。

なので、言い訳を認めずに、

出来ないことを認めさせることが必要

 
になります。

これが底打ちです。
ジワジワ沈んでいた人がプールの底を蹴って水面に向かって上昇するイメージです。
底打ちをして、自分が出来ないことを認めればあとは上がるだけです。

この底打ちを出来るまで追い詰めることが出来ない人は、
まず中途採用かつ未経験でWEBデザイナーやプログラマーに
なることは出来ないと考えています。

その覚悟の無い方は残念ながら、
若いころに時間とお金を捧げて
基礎を身に付けた人と差を付けられたハンデを、
乗り越えることは出来ないと思っております。

途中で止めたりしたらお互いに時間の無駄です。
なので、
底打ちを出来る覚悟のある人だけご応募いただければと思います。

底打ちをして、
辞めずに頑張れば1年半ほどで少しずつ出来るようになってきます。
3年もすればプロの制作者として胸を張って名刺交換が出来るようになります。

底打ちをする覚悟のある人は
シナジーデザインとしてしっかりとフォローをして成長をサポートします。

未経験の人を採用して、
育成することが出来れば、
会社として競争力を持つことが出来ると考えているからです。
未経験だけど才能か覚悟のある人はぜひ一緒に頑張っていきましょう。

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