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代表ブログ

2023年2月13日

鶏口(けいこう)となるとも牛後(ぎゅうご)となるなかれ、とか考える


業務がうまくいってないメンバーには
共通点があって
すぐに「作業」に陥ります。

これは何度も話している通りです。

ではなぜ作業に陥るのか?
それは自分で考えなくなるからです。

別の言葉で言うと
脳みそを上司に預けちゃってるからです。

怒られないためだけに動く、
指示待ち人間、
もっと強い言葉を使うと
命令が無いと動けないロボットに近い状態になります。

なぜ、自分で考えられなくなるのか?

ところで
シナジーデザインのメンバーは比較的、高学歴なメンバーが多いです。
学生時代のどこかでは
頭が良い、
とされてきた人たちです。

でもそんなメンバーが自分で考えられずに指示を待つようになる。

なぜか?

それは個人の特性と言うよりも
ホモサピエンスの動物としての習性
なのかなと思うようになってきました。

群れの中で生きる私たちホモサピエンスは
誰かが支配する群れに入ると
考える能力の一部をその支配者に預けてしまって、
考えることを放棄

するようにプログラミングされているのではないかという仮説です。

なので
上司が
自分が支配している部下に

自分で考えろ
と何度伝えても
うまくいくわけは無いのです。

そりゃそうですよね。

ボスがいるのに
それぞれが別の考えを持つと群れとしてまとまらなくて、
群れの統率力が弱まります。

猛獣の襲撃には対応できないし、
他のホモサピエンスの群れ、つまり他の部族との闘いにも敗れ、
滅ぼされてしまいます。

自分達の代まで
遺伝子を残してきているご先祖さんは
きっと群れの結束が固かったのでしょう。

自分達には
群の大多数を占めるフォロワーの遺伝子が引き継がれているので、
自分たちは自分で考えない血がどんどん濃くなってきたのかもしれません。

そのフォロワーの遺伝子を受け継ぐ、部下は当然、
誰かに支配されると、自分で考える事を放棄してしまいます。

それは生物学的に、そうなっているんじゃないか、と思うんですね。

そうであれば
部下が自分で考えられるようになるには
支配者にするしかない、ということになります。

支配者にさせることができれば
自分で考え出します。
それが責任者という立場です。

責任者になると支配する側に回ります。
部下ができて、自分が支配する側になった時に初めて自分で考えだす。

シナジーデザインの上司に聞いても同じことを言います。

部下ができた時から気持ちが変わった、
自分で考えるきっかけになった、と。

つまり、部下ができれば
別の脳の機能が使われることになるのかもしれません。
生物学的に言えばテストステロンとかの分泌量が関係しているのかもしれません。

自分は学者ではないので詳細について証明はしません。
仮説を立ててそれを元に実行してうまくいけばそれで済みます。

だから支配をさせるタイミングを出来るだけ早く訪れさせる。
簡単に言うと出来るだけ早く部下を付ける方針でやってみます。

ここで、タイトルにつながります。

鶏口(けいこう)となるとも牛後(ぎゅうご)となるなかれ

引用
(「大きな牛であっても、その尻(「后(=後)」から肛門とも[1])になるくらいなら、小さな鶏の口になる方がいい」から)大きな組織にあって誰かの指示を受けるよりは、小さな組織でリスクがあっても指示をする立場の方がましであると言うことのたとえ。鶏口牛後。

会社の中で大きなチームを作って動かすよりも、小さいチームをたくさん作ったほうが良い、
そんな考えでいます。

このブログは自分の考えを社内で共有するためのものなので、このくらい、ふわっとしたことも共有する意味があると思っています。

もし、今後、すごい小さいチームをたくさん作る会社だなぁ、

なんかすぐに部下を付ける会社だなぁ、
と感じたら上記のような考えを元に動いていると理解してもらえればと思います。

まぁ、
牛のような大きな組織ではなく、鶏のようなちっちゃな組織をたくさん作って、
そこで支配をさせた方が考える人の数自体は増えるのだなと思いました。

逆に支配を強くすると、考える人が減るのは当然かな、と思います。

なので強い口調で
ちゃんと考えなさい!
て言うのは逆効果になるんだなと改めて思いました。

急に上司になれる人は従順の皮を被っている

従順に言うことを聞いている人物が
急に上司になって自分で考えるようになるわけがない。

急に上司になって対応できる人は
従順そうに見えても
腹中では
何言ってんだこいつ?
くらいに思っているんだと思います。

完全に支配してしまうと、
自分で考えなくなる、
そうであるならば、

上司として育成したかったら支配しない

結構重要かもしれませんね。

ただ、
数字で支配するのは
動物的な本能が発動しないのかもしれない。

数字は外部環境と捉えさせることが出来れば、

それは環境なので、なんとかしないといけないと
返って考えるかもしれない

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

なんかやっとわかった気がします。

昔は少品種大量生産。
1つのものをたくさん作って、
みんなが同じものを買う。
それで世の中が成立していました。

自動車で言うとT型フォード
同じものを大量生産。

それがITの進化によって
多くのものを少しずつ作ることが可能になってきました。
多品種少量生産ですね。

それによってわがままになってしまった消費者は
より自分にぴったりのものを求めるようになりました。

そうなると、生産工程が短縮する必要もあり、
たくさんの品種を
考えられる人へのニーズが高まりました。

なので、昔のように支配をしてそうする人を増やすのではなく、
考えられる人を増やすようになりました。

結果的には
支配をしない育成方法だったり
教育方法、
そういったものが取り入れられてきた。

昭和から令和にかけての人材育成というのは
そういう流れかもしれません。

単に労働人口が減ったので、
働き手の発言力が強くなったと考えていましたが、
そうではなく、
生物学的に支配をしないマネジメントが必要な時代になってきたのかな
と、そういうことなのかなと思いました。

どうも、緩いマネジメントが得意ではなかったのですが、この側面でいろいろと考えてみたいと思います。

フォロワーの育成にも力を

SNSで言うフォロワーではなく、
リーダーに付いていく人、という意味のフォロワーです。

シナジーデザインではリーダーや自分で考えられる人、の育成に力を入れてきました。
それは組織を作るフェーズに合った自分達には当然のことだったのですが、
今後はフォロワーとしての質、を上げる仕組みを作ることも必要になってくるのかな、と感じました。

考えられる人が求められる時代であることは確かで、
多くのリーダーが必要とされていますが、
それはフォロワーが全くなくなるということではなく、
リーダーと少数のフォロワーの少数チームがどんどん増えていく流れなのかな、と。

なので数百名の部下がいるカリスマ的なリーダーは少なくなってきているのではないかな、と思います。

昔は、人がやっていたことをコンピューターがするようになって、
自動化できている。
なので多品種少量生産が出来るようになっている。

考えれる人の数を増やさないといけない。
そういう時代になっているということをみんな感じていて、
それにいろんな人が適応している。

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シナジーデザインでは、
良いフォロワー
という定義がしっかりできていないかもしれない。

全員自分で考えさせようとして失敗している。
そうではなく、新人などのフォロワーの期間はまず良いフォロワーになることを徹底させたほうがいいかもしれない。
そろそろその辺を体系化していく時期なのかなと改めて思いました。

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