自分はこうなっていきたい
とか
理想の自分ならこうだとか
みんな理想を抱いて毎日頑張っていると思います
でも理想があるからこそ
現実とのギャップに悩んで苦しんで
ってなると思います
僕は今47歳ですが
20代の時は特に苦しんでいました
自分はこうあるべきだとか
人はこうあるべきだとか
勝手に理想像を押し付けて
それができなければ激しく落ち込んで自分を否定していました
そんな自己肯定と自己否定の連続だったと思います
自分が20代の頃は
でも今は諦めてます
人間である前に
ホモサピエンスという動物なんだと
道徳の時間に習った
人間とはこんなにも美しく
素敵で
愛に溢れている存在だ
みたいな理想像を実現したいと思いますが
後付けです
後から勝手に考えた理想像です
戦争中に自分を犠牲にして仲間を救った英雄や
日々の弛まぬ努力で夢を実現させた偉大な実業家の話や
貧困の中でも鉄の意志で信念を貫き続けた活動家の話など
確かに存在している話ですが
そんなものはごく稀な話で
稀だからこそ伝説として語り継がれているんだと思います
ほんとの人間なんて弱くて
自分の管理なんかできなくて
理想とは程遠い行動をしてしまう存在なんだと思います
なぜなら新しい脳と古い脳が存在していて
古い脳は僕らの行動を制御してしまうからです
僕ら人間の行動の9割は無意識の行動だと言われています
意識して行動してるのは1割でしかないんですね
どんなに強く自分を律しようと思ってもそれは所詮1割の話
残り9割は勝手に動いてしまいます
自分自身の理想像を考えるのは新しい脳で考えます
当然古い脳と行動のギャップが出てきて
理想と現実のギャップに愕然とするわけです
まずは自分自身の行動なんて制御できないと諦めて
自分が弱い存在だということも認めて
ほとんど自動運転で古い脳が制御している
遺伝子の乗り物だ
くらいに受け入れて
その上で夢や理想や
やりたいことが実現できるように
しっかりとレールを敷く事
それが重要なんだと思います
僕ら人間の体は
自分の所有物だと思いがちですが
実は古い脳が持ち主であって
彼らが運転手であって
僕らはその助手席に乗せられているだけの存在なのかなと思います
ハンドルを握っているわけでもなく
アクセルを踏んだり緩めたりすることもできない
横から口を出すだけみたいな
そんな弱い存在です
その上で何かを実現しようともがいているのは
愛おしいし
儚いし
いじらしいし
すばらしい
リスペクトするし
評価します
でも自分の意志の力だけではどうにもならない
そんなに強くない
強くないことは罪じゃないし
責められるべきではない
純粋でごまかせずに
苦しんでいることもあると思う
でも
それはとても素晴らしいことで
歳をとるとなくしちゃう
羨ましくもあるけど
もろく危うい
なのでどっかのタイミングで諦める必要がある
諦めは退化するわけではなく
進化していくこともできる
自分自身と戦っても勝てない
なので最初から負けを認めて
負ける前提で
どうやって目的を達成するか
どうやって扱いづらい
この体や人生を
扱っていくのか
その目線に立つ事ができたときに
自分は楽になったので
もし同じように悩んだりする人がいるのであれば
そういったことを考えるのも1つだと思います
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