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代表ブログ

2022年12月31日

マラソン大会で歩いている人がいると みんな歩きだす

お正月の恒例行事といえば、、、
そう、駅伝ですね。

箱根駅伝や社会人駅伝など
家でゆったり寝正月を決め込みながら
人が必死に坂道を走る姿を眺める あれです。

テレビで放映されるぐらいですから、正月の全国ネットの駅伝大会に出場している選手は日本の中でもトップクラスの人たちです。

トップの人達がベストを尽くして必死に走るわけです。
大きな怪我をしている人以外で、
歩いている人なんて当然いません。

苦しそうな顔をしながらも1秒でも早くタスキを繋(つな)ごうと仲間のために頑張っている姿が人に感動を与えます。

やっぱりトップが頑張っている姿は美しいですね。

学生時代の学内マラソン大会

でも学生時代の全員参加のマラソン大会は違った様相を呈していました。

陸上部やサッカー部の走力自慢たちがトップ集団で、しのぎを削る一方で
半分もいかない辺りから歩き出す人が出てきます。

そして誰かが歩き出すと、
「あ、歩いてもいいんだ」
と踏ん張りが利かなくなって一気に歩き出す人が増えだします。

そして制限時間内にゴールできない人が量産されます。

そうならないように
先生は歩いている人を減らそうと叱咤激励を行います。
時には叱ります。
歩くと先生に叱られるかもというのは歩く本人も分かっています。
歩いている人の関心事は、自分が先生に怒られるかどうかだけなので
トップの人がどんなタイムでゴールしたか、に関心はありません。

ましてやトップの人がタイムを出すためにどんな苦労をしているか、なんて全く関心がありません。

仕事とマラソン大会はとても似ていると思います。

マラソン大会では、制限時間があります。
この時間までにはゴールしてくださいね。

という時間です。
その時間を超えると記録がつきません。

それで仕事にもやっぱり制限時間があります。
納期や期日と呼ばれるものですね。
その制限時間内に一定のクオリティの成果を求められます。

マラソン大会で歩く人がいたように
仕事でも制限時間内に成果を出すのをあきらめてしまう人が出てきます。

いわゆる
歩く、状態の人ですね。
その制限時間内でのゴールを諦めてしまう人ですね。
仕事でも制限時間を諦めながら、とにかく怒られないように歩いているみたいな人がいるんですね。

そういう人がいると
今までギリギリのところで踏ん張って走っていた人も歩き出してしまいます。

頑張っている意味ってあるんだろうか?みたいな疑問が浮かんでくるわけです。

こうなると全員の踏ん張りが利かなくなります。
だから歩いてる人をいかに少なくするかが重要なんですね。

少なくする、と言っても辞めさせるわけではありません。
なぜ走るのか、なぜ歩くとよくないのか
をしっかりと伝えて足を止めないようにしていく必要があります。

誰かが歩くと、みんな歩き出す。
誰かが諦めると、みんな諦める、

リーダーに求められるのはいかに歩く人を減らすか、
年のスタートのこのタイミングで改めて考えてみたいと思います。

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