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2021年11月15日

2021年11月に思う。インフレは今後の人生を左右していく重要な問題

緊急事態宣言が明けてから1か月が立とうとしています。

コロナに関しては
自分の予測と比べて6か月ほど早く収束してきましたが、
今後、
会社の存続や、個人の人生を大きく左右する
重要な流れとして
インフレ
があります。

今から10年ほどの長い時間をかけて、
世界中でインフレ傾向が強まっていくと考えています

日本もその流れに飲み込まれる形でインフレになっていく、
というのが自分の考えです。

これからインフレになっていく、

その
理由は簡単で

お金 > モノ

だった価値が

お金 < モノ

に変わったからです。

国がたくさんお金を刷りまくったので、お金の価値が減って物の価値が上がったと言えます。

皆さんご存知の通りコロナになってからたくさんの給付金や補助金や助成金が国から支給されました。
日経MJに載っていたデータだと、
ホテルなんかの場合は業界全体で売り上げがコロナ前に比べて半分で、
飲食店でも30%以上下がっています

このように苦境に陥っている業界を
国が補助するのは当然です。
ですが、
国がお金を配る財源は、
国債で賄われます。

国債を発行するときにはお金を刷ることになるので、
結果としてお金の価値が下がって
物の価値が上がるインフレが起こります。

          ▼
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
||||||||||||||||||
          10

          ▼
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
    10     20

上の図でいうと、
物の価値を示す下矢印 ▼ の位置は同じです。
でもお金の価値を示す目盛りの間隔が半分になれば、同じものが倍の価値を持つようになります。

上の例では 10円で買えていたものが20円でないと価値が釣り合わなくなった、という意味になります。

お金の価値が下がる と 同じものを買うのにもっとお金が必要になります。

今まで10円で取引されていたものは、
物の価値とお金の価値のバランスが10円で
取れていたといえます

でもお金の価値が下がると物の価値は引き上げられます
今10円だったものがお金の価値が下がったので10円では渡せないよ
11円ちょうだい、12円ちょうだい、となってくるわけです

それがインフレーションです

政府がお金を刷る(製造する)のは普通の行為です。
500円玉を見ると製造された年が記されていますよね。

財務省のHPからも
令和に入ってからも定期的に新しいお金が作られていることがわかります。
https://www.mof.go.jp/policy/currency/bill/20210816.html

お金の価値が下がって物の価値が上がるとどうなるか?

簡単に言うと吉野家の牛丼1杯が600円の時代になると言うことです。

100円ショップが200円ショップになると言うことです。

実際にアメリカでは1ドルショップ、(日本で言う100円ショップですね)
が値上げをすると発表しています
https://www.forbes.com/sites/korihale/2021/10/07/count-your-coins-as-dollar-tree-plans-to-raise-prices/?sh=1cabee1864d3

このインフレーションは外国で先行して起きています。

原油の価格が上がったり
中国やアメリカの景気回復に伴って
牛肉の需要が伸びて、価格が高騰したりしています。

これによって、先日、吉野家が牛丼の価格を426円に見直しました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c70568919d55866b9eed074d6c6b58cd5de2ce80

これらの記事にあるように、
日本でもすでにインフレが始まっています。

同じように牛肉で売上やコストが大きく変わる業態の
日本マクドナルドでも牛肉よりも価格的な影響が少ない大豆などの代替肉を採用するなどの動きが出てきています。

ビーガンやSDGs的な動きではなく、インフレの結果として代替肉の価値が上昇しているのは面白いですね。

もちろん、原油価格の上昇が一番わかりやすいガソリンもこの半年で急上昇しています。
この流れは基本的に数年は変わらずに維持されていくのではないか、と考えています。

それは
コロナによって勝ち組と負け組の差が広がっていて、
政府としてはお金を発行してでも、困っている人を助けないといけない、という構図から生まれてきます。

これも当然なことで海外でも日本と同じようにお金がばらまかれました
海外でばらまいているんだから日本でもばらまくべきみたいな議論が2010年の4月ごろに起きていたのを覚えてらっしゃる方もいると思います

海外では政府への信用が日本に比べて低い。
それは政府が発行する通貨への信用が薄い、とも言えます。

だから貯金ではなく、投資するのが当たり前になっています。

元々信用が薄いので
お金の価値が下がるとインフレが起きやすいんですね。

それが、コロナで政府に対しての不満が募り、つまりは信用低下につながり、貨幣の価値が下がりました。
それにともなって原油や牛肉などのモノの価値が上がったことになります。

日本のインフレは海外から

外国でインフレが起きると、日本にも影響があります。

日本の食材自給率は37%です。(カロリーベース基準)

これは63%を外国から輸入していることを示しています。
https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/zikyu_ritu/012.html

もちろん食糧だけではなく、
生活のあらゆるところに輸入品が存在します。

それらすべてに外国でのインフレの影響が出てくる形になります。

当然ですが
外国でインフレが起きると
今までより高い値段で買う必要が出てきます。

少しの価格差であれば日本の会社が吸収しますが、
インフレが継続的な流れと判断した時点で、
日本の企業も値上げに踏み切ってきます。

吉野家だけではなく、松屋も、すき家も全部です。

インフレに備えるために

会社も個人も
このインフレ傾向に備える必要があります。

コロナが世界中の人々の暮らしに影響を与えたように、
これから顕著になっていくインフレも多く人の暮らしに影響を与えていきます。

コロナで
生活が改善した人もいれば、悪くなった人もいます。

当然、インフレによって、良くなる人も悪くなる人もいます。
個人だけではなく、
会社としても業績が上がる会社も、下がる会社も出てきます。

なので、それについて書いてみたいと思います。

まずは個人からです。

個人としてのインフレへの備え

個人としてのインフレへの備えで最もわかりやすいのは
給料を上げる
と言うことです。
給料が上がらない、または給料があがりにくい会社では
インフレでの物価上昇を吸収できずに
自分の生活がどんどん苦しくなっていきます

今から日本でインフレが起こると
給料が上がらない人からどんどん生活が苦しくなっていきます。
そういう人に向けて補助金や助成金でサポートしていく必要が出てきます。

当然国がお金を発行する形になるのでお金の価値は下がります。
そうするとまたインフレ傾向が強くなっていくと言う悪循環に陥っていきます。

このような仕組みから
いちどインフレ傾向が強くなると
なかなか止めにくいんですね。

もちろん政府はインフレ対策を打ってきますが
完全に止めることができません

この20年、日本はデフレに苦しんできた、と言われています。その間に政府は様々な対策を打ってきましたが、結局はコロナによってしかデフレを脱却できなかった、とも言えます。
同じようにインフレが起きて、政府によってたくさんの手が打たれますが、結果的には自然に収まるのを待つしかない、となるのかな、と思います。

つまり、政府は何もしてくれない。
自分達で自分達を守るしかない。

身を守ってくれるのはお金です。

なので給料が上がる会社で働く必要があります。

給料が上がっていく仲間を見つけて
そこの仲間に入れてもらって、みんなで一緒に売上を上げて、分け前を増やしていく、
そんなイメージです。

一つの基準として
今からの5年間で給料を1.5倍にできるかどうかが
生活が豊かになるかどうかの1つのラインなのかなと思います。

その点、
ベンチャーは給料が上がりやすい。
特にコアメンバーの給料は2倍とか、3倍になりやすい。
大企業や公務員で給料が3倍になった、という話はなかなか聞かないですが、成功したベンチャーなら普通の話です。

なので、今から起きる
インフレ型の不況のベンチャーが強いといえます

逆にお金の価値が上がっていって
物の価値が下がる
デフレ
の場合は大手企業や公務員が強いといえます

モノの価値が勝手に下がっていてくれるので給料の伸び率が一定であれば
生活はどんどん豊かになりますもんね。

結果として今までは大企業や公務員が人気職種の上位にいましたが
今後デフレ傾向になってくれば給料を上げやすいベンチャーに人材が流出していく可能性が高いと考えています

自分たちにとっては人材を確保しやすくなると言うことなので
そういった面ではインフレは歓迎するべき状態といえます

特に公務員についてですが、
過去の不況時の新聞なんかの記憶でいうと
不況になると
公務員の給料は上げにくい。
そんな論調がありました。

困っている人がいるのに、公務員だけ給料を上げるのか?
みたいな議論になりやすい。

なので、ここからは民間が強いのではないかと思います。

さらに言うと、これから伸びていくベンチャーへの追い風が吹いてきている、ともいえるのではないか、と思います。

インフレへの備え、お金ではなく、別の形で資産を残す

給料が上がりやすい職種というのが1点ですが
1つ重要な事は
お金で資産を残さないと言うことです。

現金の価値が相対的に下がっていきやすい状態ですので
現金で貯金をしていてもどんどんその価値が目減りしていくと言うことになります。

今まで日本がインフレになった事は無いので20代の人はこの感覚がわかりにくいかもしれませんが
せっかく頑張って貯めたお金が、
どんどん目減りしていく状態になるわけですね

物の価値が上がっているので持っている金額が一定であれば損していくわけです。
なので株やそれ以外の投資をする必要があるかなと思います。

お金の価値が減ると予想して現金、で残さずに株等の投資を行います

お金が余ってる状態だと
このぐらいだったら損してもいいかと言うお金が株式市場に流れやすくなります。

結果としてコロナの時には世の中が不況にもかかわらず、売り上げがなくなる業種が多いにもかかわらず、株価は急上昇しました

今後デフレの傾向が強くなればより株式への投資が増えることが予想されます
もちろん株にはリスクがつきものです
価値が半分になってしまう可能性もあります
でも複数の株を分散して買っておけば基本的には市場に連動します。
現金で置いていると、放っておいても価値が半分近くになるのであれば、
投資をして下がらない可能性がある方に賭けるのが合理的なのかなと思います。

もちろん株の金額が気になりすぎて仕事をサボって見ちゃうみたいになるとよくないですが
現金で残しておくリスクがあるということだけ理解しておけばいいのかなと思います

自分のスキルへの投資

最後にもう一つ、
インフレに対抗するために自分が取れる戦略として

自分のスキルへの投資

を上げておきます。

お金が目減りしていく、とは

過去に稼いだお金

の価値が下がること。

になります。
銀行の貯金の価値が下がっていくのはまさにその状態ですね。

それは過去に稼いだお金、だからです。

時代に合ったスキルであるなら
インフレになると同時に
スキルの価値も上がっていきいます。

なので
いま稼いだお金
の価値は時代に合わせて引き上げられていきます。

今、稼ぐ能力があれば、必要なお金が稼げるのでインフレも怖くない、という文脈です。
今の時代に必要とされているスキルを持っているなら、給料があがり、インフレの影響を受けにくくなる、ということです。

自分たちの業界はITの業界です。
技術の流れは早く、キャッチアップしていくためには継続的な努力が求められますが、しっかりとついていくことさえできれば、自分たちの技術がアップデートされて、付加価値をインフレに負けないほどまで高めていくことが出来るのではないか、と考えています。

そのために、
目の前の仕事に対応するときに
世の中の価値が上がることを見越して、それに合わせた価値にまで自分たちの仕事を高めていく、

そんな自分たちのスキルへの投資を継続していく必要があるかな、と考えています。

インフレに対して会社の対応

ここまで見ている人なら、答えは簡単ですね。

会社のインフレ対応としては、
給料上げていくということです。

給料を上げなければ人材が流出していきやすくなります
なので給料を上げられるように
インフレの中でも、
売り上げを増やして
営業利益率を上げて
給料を上げる余力をつけていくことです。

そして人への投資の重要性を再度確認した上で、
給料での投資を行っていくことです。

そうすることで自社からの人材の流出を防ぐと同時に
給料あげれない業界からの
または給料を上げる重要性に気づいていない会社からの優秀な人を獲得することにもつながります。

そう考えると、
ここからインフレが始まるのであれば
今が1つのターニングポイントです。

給料を上げていく
それがインフレに対して会社ができる最も重要かつ効果的な対策
だと思います

実際に今年の目標の1つに平均給与を10%ほど上げるというのがあります。
現在まで3,700,000円ほどだった平均給与を4,000,000円にすると言う目標ですね。

これを短期間で実現できれば、
今後も継続して給料アップを実現する会社になっていけるかなと思います

目標とした平均給与が5,000,000円というのが1つのラインです。
上場していなくて、この規模で平均給与が5,000,000円の会社は多くない。

同じようにWEB系の会社では
上場企業でも平均年収500万はそこまではない状態です。

新卒採用を本格的に始めていく前に
まずはそのラインまで引き上げる必要があるかなと思います。

そのためには現在いる人の勤続年数を増やす。
いくら給料を上げることを目指していても入社してすぐのスキルのない人の給料を闇雲に上げていけば
お金と仕事のバランスが崩れてしまいます。
勤続を続けている人の給料をしっかりと上げていくことで平均給料のアップを実現するのが最も自然な形かなと思います。

そして評価制度をしっかりと見直すことも重要です

外部の会社から優秀な人を採用すると言う事は
ある程度の賃金からスタートする経験者を採用すると言うことです

そうなるとそのスキルや経験を評価する基準が重要になってきます

最初のうちは基準の作りようがないので、経営者と上司チームがある程度フィーリングで決めるところも出てきますが、その後にその評価が正しかったかどうかを考えた上でしっかりと仕組み化する必要があるかなと思います。

なのでインフレーション対策としては
給料を上げる
そのための売上を増やす
評価制度を整える
こういったこれまでやってきた基本的な事がおおまかなインフレーション対策になるかなと思います

コロナによって大きく動いたものがたくさんあります

コロナが始まってまだ2年

ただこの2年間で
生活様式の変化
ITの重要性の再確認
産業構造の変化
などがありますが
まだ起きていない大きな変化として
インフレーションがあります

このインフレーションにどう備えるかが幸せな人生になるかの重要なポイントだと考えています。

インフレーションに備えて
今できること
それを各自がしっかりとやっていければいいかなと思います。

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