小さな会社というのは、
おっさんが
無人島
に流れ着いて
なんとか生き残っていくために
必死に一人でいろんなことをやってる、
というのに近い状況になります。
どういうことかというと、
流れ着いたおっさんは生きていくめに
魚を取る漁師
の役割をしないといけないし、
取った魚をさばく料理人
の役割もしないといけません。
また、
住むところを自分で造る大工
の役割や、
病気したときも自分で治さないといけないので
お医者さん
の役割も果たさないといけないんですね。
そういった起きてくる問題に
一人でぜんぶ対応
するというのが
小さな会社で起きてくることになります。
自営業の一人のおっさん、
一人社長というのはそういうかたちで会社を回しています。
そこから会社として人が増えていった場合、
それまで一人のおっさんがやっていたことを、
こうやってするんだよ、と教えて、
見よう見まねでさせる仕組みになります。
それが一定の規模を超えてくると
無人島の生活が
原始的な生活から文化的な生活に
変わっていくように、
会社も
原始的な形から少し洗礼されたもの
に変わっていかないといけないんですね。
例えでいうと、
無人島にもともといたおっさんを
トップに据えたグループを作り、
なんとなく成立してた関係を
きっちりとした関係に変えて、
無人島から村に、
村から街へ
と変えていくようになります。
で、具体的に言うと
それまでなーなーにやっていたことを
きっちりルールを決めたり、
今までは最初のおっさんに責任が集まっていたものを
担当を決めてこれあなたの責任ね、
と分担していく必要があります。
そうすることによって、
今まで浅瀬の一番近場でしか漁ができなかったのが、
船を使って少し沖に出て、
今までとれなかった
大きな魚が取れるようになったりとか、
料理でも今まで簡単な塩味しかなかったものを、
醤油などを開発したりして、それまではなかった深みのある味を作ってみたりとか。
住むところに関しても
地震とか風でも倒れないモノを造ったりと
リスクに備えたより洗練されたものになっていくんですね。
そうなってくると
一番最初にいたおっさんはそれぞれの専門ではないので、
新しく入ってきた人が自分で勉強なり掘り下げるなりして
専門家になっていく必要がでてきます。
一番最初のおっさんも色々勉強はしますが、
限界があるんで、
より
自分よりも専門性なり知識を持った人を
いかに
街づくりに参加させるのかが重要で、
今のシナジーデザインもそういったフェーズにきてるのかなと思います。
なので、
だんだんと人が増えてきて十何人になりました、
みたいな連続性のあるものではなく、
ここはひとつ
全く別の組織を作っていかないといけない
フェーズなので、
結構混乱が生じるかなと思います。
今10人弱から15人の組織を作っている段階なんですが、
この段階は、
原始生活から村になっていくというタイミングで、
それを全員が意識することで、
色々な問題に対応しやすくなるかと思います。
そういう、
一つ大きな変化のタイミングを共有できればと思います。
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