ホーム

代表ブログ

2019年1月22日

「幸せとは何か」はたった一言で言い表せる

幸せって何?
って質問に明確に答えられますか?

「自分にとっての幸せって何だろう?」

多くの人が
ずっと悩んでいます。

でも、実は
幸せは、たった一言で表せます。

皆さんは、
幸せ
を一言で言い表せますか?

家族と過ごすことですか?
ストレスがない仕事ですか?
趣味に熱中している週末ですか?

一度、ここで読むのを止めて自分にとっての幸せとは何か?を考えてみて下さい。

今は幸せですか?
これまでにどんな時に幸せを感じましたか?




幸せとは何か?
に答えは出せましたか?

今、ご自身で答えと、
今から僕が言うことを比べてみてください。

幸せとは何か?





それは





電気信号

です。

幸せの正体、
それは
極論すると脳内で発生する、単なる電気信号です。

ドーパミン
セロトニン
オキシトシン

といった脳内物質と言われる電気信号
それらが幸せそのものです。

脳科学の発達で明らかになった、幸せ

実は、僕らが生きている
20世紀の終わりから21世紀の初めは
脳科学が飛躍的に進歩した時期で、
人類が生まれてこのかた、ずっと神秘、とされていたことが
脳科学の視点を取り入れることで次々と解明されている時期なんですね。

先ほどお伝えした
ドーパミン
セロトニン
オキシトシン

などの
脳内物質が発見され、
その役割が研究されることによって人の人生にかかわる様々なものが解明されてきました。

パチンコもダメ男も大金も理想の恋人も

脳内で電気信号が発生することで人は幸せを感じることが出来ます。

パチンコにハマってお金がなかったり、メチャメチャ仕事がハードだったり、ダメな男にひっかかったり、と周りから見ていてつらそうな状況でも、当の本人はとても幸せそうに見える場合があります。
その人の脳内ではパチンコやハードな仕事やダメな男によってドーパミンが発生している状況なんですね。

逆に脳内で電気信号が発生しなければ、どんなにお金があっても、好きな人と一緒にいても、美味しいものを食べても幸せを感じることが出来ません。

お金やモノやシチュエーション
は脳内の電気信号を出すための手段
であって
幸せの本質ではありません

幸せの本質は電気信号
それが脳内で発生するか、しないか

ということになります。

幸せ、に振り回された10年間

ただ、自分の仕事は脳科学の研究者ではなく小さな会社の経営者です。

自分の仕事は

自分も含めた会社のメンバーやお客様が幸せを感じられる会社を作り上げることが出来るか?

です。

そのために
幸せは何か

を定義する必要があって一生懸命に考えた結果が
幸せとは
ただの電気信号

という答えになりました。

それまでの漠然とした幸せの定義では、
人によって定義がバラバラだったり、
同じ人でも時期によって言うことが違ったりして、
うまくメンバーを幸せにすることが出来ませんでした。

あるメンバーからは
給料が上がれば嬉しい
言われていたので、
死に物狂いで10年かけて個人の給料を上げてきました。
でも、いざ給料を上げてみたら
「お金では幸せになれない」
と言われ、
奈落の底に突き落とされた想いをしました 笑

別のメンバーからは
早く帰れるワークライフバランスが取れた状態が幸せ
と聞いて、リスクを取って知恵を絞って残業を無くしてみましたが
「残業を無くしただけでは幸せになれない」
と言われ、愕然としました 涙

思えば、
とらえようのない、幸せ、に振り回され続けた10年間だったと思います。

幸せ、がややこしい理由は脳内物質が複数あるから

問題が複雑になる場合の多くは複数の要因をゴッチャにしてしまっているからです。

もつれた糸のように絡まっている状態ですね。

幸せについても同じです。

幸せがややこしく感じる理由は
複数の脳内物質を混同してとらえてしまっていることです。

幸せを感じさせる脳内物質はいくつかありますが代表的なものを挙げると

ドーパミン
セロトニン
オキシトシン

が挙げられます。

これらの役割はすべて違うにもかかわらず、同じ
幸せ
という言葉でひとくくりにしてしまっているのが
幸せ
をとらえにくくしてしまっている原因だと考えています。

それぞれを簡単に言うと

ドーパミン
何かに成功したときに分泌される

報酬系と言われ、何かを達成したときに脳内で発生するもの
ご褒美ホルモンと言うこともできる

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%9F%E3%83%B3
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A0%B1%E9%85%AC%E7%B3%BB

セロトニン
ストレスを減らす効果がある

運動をしたり、ティータイムや瞑想などで分泌。
ゆったりしたい、疲れたというときにはこのセロトニンが不足していることが多い。

オキシトシン
幸せホルモン、と命名されていることもある安心感を与える脳内物質

https://josei-bigaku.jp/okisitosinkouka4234/

これらの脳内物質はすべて、同じ
幸せ
に関するものですが
役割が全く違います。

ドーパミンが出ている興奮状態の幸せと
セロトニンによる まったりとした幸せと
オキシトシンによる守られている安心感
の幸せは同じ幸せ、という単語で表現されますが、実は全く別の状態です。

人によって、幸せの定義が違うのは、重視している脳内物質が違うから、と言い換えることもできます。

高い目標を定めて達成することが幸せ、という人はドーパミンを重視している人ですし、
ストレスが少ない状態、を幸せとしている人はセロトニンを重視している人、
会社の人間関係や信頼関係が重要、という人はオキシトシンを重視している人と言えます。

人生の生き方は人それぞれですし、どれを重視するのかも自由です。

ただ、幸せな会社を作り上げようとした場合は
どの脳内物質が会社にとって重要なのかを見極める必要があると思います。

重視する脳内物質が違うと会社としての意思統一をすることが出来ません。

では
幸せな会社にするためにはどの脳内物質を重視するべきでしょうか?

幸せな会社とは?

幸せな会社ってどんな会社?
この質問に明確に応えられる人は少ないと思いますが、
今までの電気信号、脳内物質の話を理解すれば答えは導けます。

幸せな会社とは?
の答えは
幸せを感じる電気信号が多く出ている会社

だと思います。

仕事を通じて幸せを感じる電気信号を多く獲得できる会社
ということになります。

仕事に成功したときに出てくる脳内物質がドーパミンです。

そのドーパミンの総量が多い会社が幸せな会社、です。

ドーパミンが多い会社とは
成功する回数が多い会社
です。

成功している会社では幸せに働けますが
失敗が続いている会社では幸せに働けません。

失敗が続く状態ではずっとストレスを感じてしまいます。どんなに上司が親身になって話を聞いても一緒です。上司が優先するべきことはただ優しい人になることではなく、成功させることです

仕事で失敗したことのストレスを解消するには、成功を収めてドーパミンを出すしかありません。
つまり、幸せな会社とは社員を仕事上の成功に導ける会社なんですね。

社長が社員の幸せを考えていなくても、成功体験をしっかりと提供できていればその会社の社員さんは活き活きと働いて幸せを感じていることでしょう。
なぜなら成功体験を繰り返すことでドーパミンがドバドバ出ている状態だからです。

逆に社員のことを親身になって考えていても、社員に成功を感じさせることが出来なければ、社員はドーパミンが不足し、やる気を失いストレスを解消することが出来ずに疲弊してしまうでしょう。

なので、会社が目指すべきことは、社員の成功に焦点を合わせて、何があっても成功させることに責任を持つ、ということになります。

本来、
成功するためには
遂行責任
説明責任
賠償責任
という責任の所在を明確にし、
曖昧な部分を排除して
成功する仕組みを作り上げる
ということが基本になると思いますが、これだけでは結構ハードな状況になりがちです。

ウチの会社もここを重視してきましたが、うまく機能しにくかったのは、大きな成功にフォーカスしすぎて小さい成功体験を大切にしなかったことだと感じています。

今後は小さな成功体験を大切にして、細かいドーパミンも拾い集めていきたいと思います。

小さい成功を増やして、成功は共有する

小さな成功とは、何だろう?

大きな目標は売上目標を達成したり、大きな機能をリリースしたり、そういったことになりますが、細かい小さな成功はその大きな成功を収めるために必要な細分化された成功のことと定義します。

売上の目標達成ならば、それに必要なWEBページのアクセス数や問合せ数、そういった成功の指標を明確にして、達成したかどうかをいつでも確認出来て、達成できていれば全員で評価をし合う、という仕組みづくりをする必要があると思っています。

そのために、今 社内のタスクや指標を明確にして行く作業を行っています。
1月中に作業を終え、社内の成功体験とドーパミンを増やしたいと思っています。

まとめ 幸せは脳内の電気信号、それを最大化する会社を作る

かなり長いエントリーになってしまいましたが、幸せ、という言葉の定義は人生においても会社においても非常に重要だと思ったので時間をかけて文章としてまとめました。

20年以上の親友と話すと必ずしていた話題が
何が幸せなんやろな―
ってことでしたが、ここにきてやっと自分なりの答えを出すことが出来たように思います。

自分の仕事は
自分を含めた社員やお客様を幸せにする会社を作ること
だと思うので、幸せの定義が出来ていなければ幸せにすることが出来ないと思いしっかりと考えてみました。

これから入社してくるメンバーにもこの考え方をしっかりと伝えていきたいと思います。

長い文章にお付き合いいただきありがとうございました。

こんな長い文章を
最後まで読む、という行為を達成されたことで
あなたの脳内でドーパミンが少し出ていれば嬉しく思います

タグ:

電子書籍にまとめてみました。

正社員が1年で働く時間は<br>たった22%ってご存じですか

「正社員が1年で働く時間は
たった22%ってご存じですか」

代表ブログでアクセスの多い記事をピックアップしております。

幸せに働くとは何か? その答えがここにある。
奥野 勝也 (著), シナジーデザイン株式会社 (著) 形式: Kindle版

Amazonで99で販売中

Kindle Unlimited会員なら0円

書籍の詳細はこちら
求人バナー

このページの上部へ戻る