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2021年2月2日

WEBのデザインは面白い、そしてWEBデザイナーが羨ましい

日本にデザイナーは何人?

日本にデザイナーは何人いると思いますか?
国の資料によると全国で16万人らしい。

国民全体が1憶2,000万人ちょいなんで
約800人に1人がデザイナーってことですね。

高校とかの1学年が500人くらいだったんで、
その中で一人もいない
、って考えると
デザイナーってかなりレアな職種なんですね。

同じ学校で、
あんなに絵が上手かったあの子も、
美術コンクールに入賞していたあの子もデザイナーになれていない可能性が高い
ってことですね。

あらためてデザイナーは狭き門って感じます。

 

WEBデザイナーは何人?

その中でWEBのデザイナーは2万人くらいしかいない。
これも国の資料。

下の画像でいうところの
Gの情報通信業の中のさらにインターネット付随サービスの中のさらに一部、
って考えると、そんなもんだと思います。

国民が1億2千万人なんで、
6,000人に1人くらい。

デザイナーになるのも狭き門なのに、
さらにWEBデザイナーとなるとかなり、
とっても、メッチャ狭き門

HTMLコーダーとかを入れるともっと増えるかもですが、
実際には2万人前後、そんなもんだと思います。

とにかく、そんなに多くない。

でも、ほんとにそんなに少ない?、、

ちょっと会社の数から逆算してみます。
日本には会社が400万社くらい。

その中で4社に1社がホームページを持っていると、
HPが100万ある計算に。

WEBデザイナーが2万人なら一人が50個を生涯で作っている、
まぁ、そんなもんか、、、いや、もっとデザイナーは少ないかも、、、って感じです。

だから、実際に2万人くらいのものかな、と思います。

WEBデザイナーになれるのは、希望者のほんの一部

音楽が好き、とか服が好き、とかスポーツが好き、とかと同じように
子供のころから絵が好き、って人も多い
ですね。

デザイナーは子供のころの好き、を仕事にできる数少ない職業
と言えます。

みんな幼稚園からお絵かきとかは習うのに、
趣味で絵をかいたりする人もいるのに、
それを仕事に出来るのはほんの一部。

芸大を出てもなれる人は一部。
普通の人ではない。

デザイナーになれる人は、
他と違う人、とも言えます。

同じことをしていてはなれない。

逆に芸大を出ている人は、デザインでメシを食っていく厳しさをしっかりと叩き込まれているので、
新卒でデザイナーになっている人は覚悟が決まっている人が多い。
メッチャ必要なことをしっかりとこなしたりしているわけです。

そんな世界なので、
ただ単に無料の職業訓練を受けてもなれない
ソフトの使い方を覚えても、お金にならない。

お金を出してWEBデザインスクールに通ってもほんの一部の人しかデザイナーになれない。

WEBデザイナーが全国に2万人として
10年で入れ替わるとして
1年間にWEBデザイナーになれるのは全国で2,000人程度くらいかな。
(新成人が120万人くらいなんで。ちょうど1/6,000となって計算も合う。)

 

その中で、
まぁ、2/3が新卒かな。
専門学校、
美大、
高専とか。

そうなると
中途採用でなれるのは1年間で、全国でもせいぜい600人くらいか、、、。

23歳~40歳くらいの人でその少ない枠を奪い合う構図。
中途採用なら少なくても半分は辞めていく。。。

そうなると
ちゃんとWEBデザイナーになれる中途採用者は、
全国でも年間に300人とかしかいないかもしれないですね。

そう考えると、WEBデザイナーはなれる人がめっちゃ少ない、本当に厳しい世界ですね。。。

ウチの会社でも応募の中から最終的に採用するのは
60人に1人くらいしかいません。

だから、
それだけ選んで、選んで採用した人は
それだけで
逸材
と考えて選んでいるわけです。

本当に
厳選して覚悟を決めて採用しています。

まぁ、そんな厳しいところを勝ち抜いて
せっかくデザイナーになっても
やっぱり最初のころはキツイわけです。

何かを作り出すのは
メッチャ大変なわけです。

だから、
芸大とか出ても、
子供のころに絵が得意でも
デザイナーになるのを諦めちゃうわけです。

でも、
大変なことばかりじゃなく、
自分的には
メッチャ
楽しい職業だと思っています。

自分は芸大も出てないし、
美術の点数も普通だったし、
デザイン会社に入った経験もないし、
専門学校も
職業訓練校すら行っていない
完全に独学だけど
もう15年くらいWEBデザインに携わっています

そんな自分が思うのは、、、

デザイナーが羨ましい

ってことです。

 
本当に、
デザイナーが羨ましい。

WEBの最新デザイン集なんてみてるとワクワクする。

良い写真使いてー、ってなる。
お洒落な あしらい見て
かーーーーっ! やるなーーー!

ってなる。

カッコよい色使いを見てセンスを羨んで。

大胆なレイアウトを見て、このデザインを作った時に、
デザイナーは疲れてたのかな、やけくそやったんかな、って空想
しちゃったりします。

スタイリッシュなアニメーションを見て、マネしたい!って思う。

手を動かしたくなる。
どうやって作ってるんだろう?ってコードを見ちゃう。
お客様の、車屋さんの商材だったら、何に使えるかな、、、って妄想しちゃう。

そんなことをしていると
あっという間に時間が経つ。

1日とかすぐ過ぎる。
だから、もう見れない。
本職のデザイナーが羨ましい。

経営もしなくていいし、
プログラムもしなくていい。

マーケティングのプランも考えなくていいし、
セールストークを考えなくてもいい。

落ち込んでいる社員のメンタルケアをする必要もないし、
ランチミーティングで全員とランチをする必要もない。

だから、
デザイン集とか、そんなのをなんで見ないのか不思議。

メッチャ見ていいのに。
メッチャ手を動かしていいのに。
最新のコードで会社のデザインをステップアップさせていいのに。

 

なんで、したくならないのかが不思議。

 

昔みたいに英語のデザインサイトも見たい。
トレンドは海外からくる。

使いどころはなくても見たい。

外国のデザインサイトもずっと追いかけてた、使えなかったけど。

ぁあ、懐かしい。
デザイナーの集まりにも出たい。
昔なら対等に話せなかったけど、今なら対等に話せるかも。

また、美術館も行きたい。これは今でも休みに行けるから行こう。

好きに作る、自作サイトも作りたい。
何を表現しても自由、
そんなのを作りたい。

3連休とかに籠って作りたい。

でも
もう、自分は46歳のオッサン。

いろいろやらなきゃいけないことがあったりする。

会社も大きくしなくちゃ
社員の教育もしなくちゃ
サービスも作らなきゃ
売上のテコ入れをしなくちゃ
セミナーもしなくちゃ
3人の子供もいて、父親もしなくちゃ
ほんと、時間がない。

ほんと、自分がデザインやってたら終わらない。
だからデザインチームに託している。

デザインは好き。
必死にやって好きになった。
だからまだまだやりたいってのはある。

でも、無理。

だからデザインチームには
会社のデザインのレベルを上げてほしい。

ずっとデザイナーとして過ごせる幸せを感じて欲しい。
伸びしろのある、自分の価値を感じて欲しい。。
WEBデザイナーとして、やるべきことをして、価値のあるデザイナーになって欲しい。

本当にそう思います。

 

デザインチームの立て直しのために、やるべきことを考えていて、
色々、やらないといけないことを書いていて思った。

確かに
やらなきゃいけないことは山ほどある。

トレンドも変わるし、進化する。

覚えるだけでも大変なのに、
ついていくのも大変。

でも、何のためかというと、
やっぱり、
そこに
楽しさがある

から。

そして

デザインを作ってお金をもらえる選ばれた人、

やっぱり、そこになるのかな、と思います。

確かにデザインはコミュニケーション。
自己満足で作っても作ったことにはならない。

でも、プロとして求められたものを、
思った通りにコントロールしながら作り上げられれば、
こんなに素晴らしいことはない。

やらなきゃいけないことじゃなくて、やりたいこと、
やりたいことをやってお金がもらえる数少ない職業。

うん。

デザイナー
なんですもんね。

自分がなるとは思っていなかったデザイナー。

もう一回言います。
デザイナーです。

デ・ザ・イ・ナー。

もっと
もっと
もっと
創れる、知れる、成長できる喜びを感じてほしい。

 

参考サイト
デザイン関係の統計資料(ガッツリ)経済産業省
<https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/mono/human-design/file/2016handbook/04_toukei.pdf>
経済産業省のデザイン政策
<https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/mono/human-design/>
デザイナーの数
<https://staseon.com/library/article_383/>

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