ホーム

代表ブログ

2020年6月18日

はじめての納品後に凹んでしまった理由

とりあえず人はストレスのある場所から逃げようとする生き物

で、
逃げ方は会社であればやめるってことになるので、
失敗するとやめたくなる

基本的にそれが普通です。

で、
自分にとっての大きなチャレンジだったり、
大きめの案件とかに失敗すると、
ストレスが大きくなるんで、

「やだなあ」

「続けていけるかな」

みたいな気持ちになったりします。

うん。それが普通です。

それが人の考え方というか、
人のメカニズムだと自分は考えています。

で、初めて自分が受け持った仕事を
失敗しながらもなんとかやり遂げた、

「いろいろあったけど
なんとかなって、よかったな」

みたいになった後に

エラーの報告がきます。

必要な手順をすっ飛ばしていたことを上司から指摘されます。

予算管理が全くできていなくて、
当初思っていた予算の2倍以上になっていたことに気づきます。

そうすると最初に感じた安心感は吹っ飛んでしまうんですね。

当然ですね。

だって自己満足の基準だったわけですから。

プロであるには客観的に他者から見たものでも基準に達していないといけません。

でもその基準が自分で勝手に後から付けた

マイルールの
自分でつけた
基準

であった場合は

自己評価と他人の評価に差ができてしまいます。

そうなると

「会社は自分を評価してくれない」

「私はこんなに頑張ったのに」

「ってか、その辺もサポートしてくれればよかったじゃないか」

「初めてなんだから、優しくして」

みたいなことにつながっていきます。

いわゆる
他責
の状態になるんですね。

この時にそのまま放置してはいけません。

自分の意識的には、会社のせいにしてなかったとしても
自分の中で解消できていない問題があれば、
いずれその矛先は会社や上司に向きます。

だって自分で受けれない状態、
自分のストレスタンクがパンパンになってる状態であれば
いずれストレスがあふれ出します。

時間が経てば受け入れるというものでもありません。
気持ちを切り替えていこう、
っていうのは機能しません。

切り替える、というのは一旦忘れてしまうというだけであって、
問題をそのまま放置しておこう、とほとんど同じ意味合いになります。

放置しておいたものは自分の中に吸収されるのではなく、
誰かへの恨みやストレスとして残ってしまうのが普通です。

ストレスは人が大嫌いな生き物なので、
時間がたっても嫌いなものは嫌いです。

なのでそのストレスを受け入れられずに
会社への不満として残ってしまいます。

そうなると上司への返事が曖昧な返事になってしまったり

必要な報告をしなかったり

相談をすっ飛ばしたりします。

そして
本人はやる気がなくなってきた、

なんか力が入らない、

みたいな言い方をしながらテンションが下がってしまいます。

それらは全てつながっているんですね

今まで10数年部下の指導をしてきましたが、
思い返してみるとそういったメカニズムで
テンションが下がったりしてしまった部下がたくさんいます。

なので、
そういったストレスがあふれている状態を見過ごしてはいけない、
と思っています。

なので、このような仕組みを文章にしておこうと思って今文章にしています。
後から役に立つことを祈っています。

プロのラインに達していた仕事か?

ストレスは
問題が解決するまで残ります。

でも問題が解決すれば消えてしまいます。

問題を解決するには
ビルゲイツも言っていますが、
まず問題は切り分けて考えるべきです。

初めての仕事で頑張ったのに、なんかモヤモヤする、
という状況の問題を分けて考えてみましょう。

まず、
最初のプロのラインというものがあったとします。

自分たちは技術職なので一定のラインに達しないと
お金がもらえない、といったラインです。

図にするとこんな感じですね。

Cのラインです。

その基準に達していないのであれば当然ですが指摘がきます。
お客様からも上司からも。

で、

もう一つ

重要な事は

学校と違って仕事は

減点方式ということです。

学校であればできたものを加点方式で褒めていきますが

プロの仕事、

特に技術職の場合は減点方式で評価されます。

牛丼屋に行って牛丼を頼んでいるにもかかわらず、
白米が出てきたとしたら

肉が乗っていないことを指摘しますよね。

白米だけ出てきたことをプラス評価しないですよね。

あくまで牛丼と白米とサービスがセットになって、
それに対しお金を払ってるわけですから、
成り立たないものについては指摘が入ります。

これが減点方式です。

すき家のバイトで白米だけ出したから褒めてくださいって言われたら

「いやいや違うでしょ」

って話になるのと同じです。

まずそれをちゃんと受け入れることです。

その上でプロのラインに達していないのであれば

減点部分についての指摘が入ります。

その指摘が入ったことを受け入れられずに、
その場から逃げたいというのであればその人の目的は、
プロのラインに達するではなく、ストレスを極力減らしたい

になってしまっているわけです。

一旦プロのラインに到達するのが当たり前になってしまえば

プロのラインに達していないことを気持ち悪く感じて
自分で減点方式で自分の評価ができます。

でもプロのラインに達したことがなければ、
常に減点ばっかりされる状態になるので
指摘を受け入れられない状態になってしまいます。

なので重要な事は
早いタイミングでプロの仕事を無理矢理にでもやり切って到達すること
が重要なんですね。

それについてはまた別のところで話をしようと思います。

初めての納品はABCDのどの地点か

初めて納品した時は、ほっとします。

なんとかやり遂げた

何とか頑張れた

みたいな形で何とかプロの仕事をやり遂げれた

と思い

上の図で言うとCのところ、
つまりプロのラインに達したと感じるわけですね。

でも実際にプロの仕事と言うには

エラーが多すぎたり

指摘が多すぎたり

納期に遅れたり

予算が多くなってしまったり

という現実があって

とてもプロの仕事に達したとは言えない状態になります。

上の図のBの段階ですね。

でも自分がほっとしたという事は

Cの地点まで行ったと感じているわけですから、
なかなかBの地点の仕事だったと受け入れられないわけです。

もともとAの実力だった人がB地点まで行けば、
大きく成長しているので
そこは評価するべきです。

ただ
それとは別に
あくまでプロとしての業務になっているので
Bの時点では指摘をせざるを得ないということです。

でも本人はC地点の仕事だった。
プロのラインを満たす仕事だったと、思い込みたいので、

必死に抗います。抵抗します。

そうすると
「会社が評価してくれない」

「いや一生懸命がんばったのに無駄だった」

「やる意味あるのかな」

みたいな心理状態になってしまいます。

要は
本人は一生懸命やって

以前よりは成長した

でもプロとしたら駄目だった

なので改善しなさい

だけの話ですよね。

自己評価が高くなっているのは

目的がプロとしての仕事をする

の定義が曖昧になってしまっていることだと思います。

どれだけ時間がかかっても作り上げればいいとか

どれだけ指摘があったとしても最終的に納品できればオッケー

みたいな基準になっているとこの問題が出てきます。

そうではありません。

プロは決められた時間内に

お客様の望むものを

ストレスなく

作り上げて納品することです。

それができていなければそのできていない部分を受け入れて修正する。

今までやってきた事を

継続するだけです。

でこれを本人と話していると

自分では満足とは思っていない

プロのラインに達したと思っていないと言ったりします。

でも安心している

ほっとしているという事は

プロのラインに達していた

少なくとも自分の役割を果たせたと思っているわけです。

一生懸命やった、
そのことは評価します。

ハードな仕事が終わったら、ほっとする。
その気持ちもわかります。

でも、
そのあと、しっかりとプロの自分に戻って
足りないところを受け入れていきましょう。

大変ですが、
成長しているからこそ、新しい問題が出てきます。

成長していることはとてもうれしく思っています。

がんばってください。

古い脳についてのおさらい

ここから先は超長いのでメモ代わりに置いておきます。

人が考えるときには脳を使って考えます。

そして脳は新しい脳と古い脳に分かれています。

新しい脳に関しては自分自身の考えとして把握できますが

古い脳に関してはコントロールできなかったりします。

ストレスが発生している時は
古い脳が多かれ少なかれ関わっているので、
その動きを把握します。

把握するためには理屈を考えて
その理屈でどう考えているかを把握するのが1番です。

今の現状を見るとかなりストレスを感じていて

処理が必要だなと思っています。

なのでこういった文章にしました。

明確にしてストレスを改善解消できればと思います。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

少し話をしている中で出た言葉について補足しておきます。

失敗した時は指摘は甘んじて受けるべきというのは基本的には違うと感じます。

指摘はわざわざ時間を割いて解決策を考えてくれてるわけなので

協力です。

指摘を甘んじて

と感じている間はまだうまく気持ちの整理がついていない状態

と考えた方がいいと思います。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

彼の仕事がすべてプロのラインに達していないわけではありません。

小さめの仕事やディレクターがいての仕事に関しては
しっかりとプロのラインの業務を行います。

なので会社への貢献はプラスですし
全体的には黒字人材になってきたなと思います。

でもやった事がないものに関しては失敗します。

それは普通の人と同じです。

今回はその失敗したときの受け止め方がうまくできていなかった。

流れとしてはそれだけ一生懸命本気で仕事に取り組んだから

だど評価しています。

で失敗した時

いわば思いっきり気をつけて転んでしまった状態になるんで

でも本人は骨折したことに気づいていない

みたいな状態で、

結構ちゃんとケアしないと、
曲がったまま育つような人になってしまいます。

誰のことや

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

彼は一生懸命だったことぐらいわかっています。

思いっきりやったからこそ失敗があるわけです。

逆に今までその領域まで達していなかったので今回初めてそのダメージを受ける

ある意味でいう

チャンス

を手に入れたわけです。

できないことができるようになる

それが成功すれば

彼は今大きな成長のタイミングに来ていると思います。

単純に目の前の現実を受け入れるだけです。

特に前提は変わっていません。

納期までに

求められたクオリティーのものを

作って納品する。

さらに話が出たので追記しておきます。

ABCDの4つの地点がありますが

本人はAの基準で仕事をしていたのが、
今回はA’の基準で仕事をやりきったわけです。

今までの限界を超えて頑張ったわけですが

残念ながら基準であるCには達していないわけです。

今までAだったんだから、A’でも、B’でも、もう少し評価してほしい。

という気持ちはわかりますが、

プロとしては甘えなんですね。

でその甘えを許してしまうと会社として崩壊するので

許すことができない

だけの話です。

AからBまで成長したことはすばらしい

それは素直にとても嬉しい

でも
Bの地点がゴールではないです。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

僕の場合は新しい脳と古い脳のバランスや何が起こってるかを
自分で把握することができない

と思っています。

なので自分で分析する時は自分の行動を客観的に見て
古い脳はどの程度自分の行動を制御しているのか

考えを制御しているのかを分析するとうまくいくことが多いです。

でもなかなか1人ではできないので

上司がそれをサポートするみたいな感じです。

今回はそれを1時間ほどかけて行いました。

彼の表情が明るくなったので多分

今回の200時間ぐらいに渡るプロジェクトの締めくくりが
1時間ほどできたのではないかなと思っています。

頑張って成長してください。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

彼からの質問で

「何が古い脳で考えていて

何が新しい脳で考えているのか

の判断ができない

どうすればいいでしょうか?」

という質問が来たので伝えます。

この答えはある程度簡単です。

ストレスを感じていれば
新しい脳と古い脳の間にギャップが生まれていると考えるようにしています。

矛盾が生じている

そう言うこともできます。

矛盾が生じているのはどこなのか?

考えていくと自分の考えと違った行動をしていることに気づきます。

それが古い脳が求めていることです。

例えば今日は頑張って会社に行こうと
自分の意識で思っていても

足がすくむとか

がんばって今から何かを作るぞ

今から宿題がんばるぞ

と思っても全然集中できないとか

そういった矛盾があったりストレスを感じたりすると

古い脳は別のことを思っている

そういった単純な仕組みです。

上司が部下と話していると

上司部下ではなくて1頭1頭であれば誰でもそうですが

相手の話してることが何かおかしいなって気づきます。

言ってることとやってることが違うな

ってことですね。

または返事がすごく曖昧だったり

心ここにあらずみたいな感じだったり

そういった時はその人の中でギャップが生じていると考えています。

で そのギャップを明確にしていくということです。

もし自分でそれをするのであれば1日の振り返り時、

終了の報告をする時であったり

1週間の予定を立てるときであったり

1週間の自分の仕事の成果を数字で確認したりする時、

そういった時に自分が持っていたものと出てきた数字が全く違う

という時にはそのギャップがあると判断して

それについて明確化していくことが反省であり

改善策も提示します。

誰もが自分が正しいと思うことをしています。

でもそれは新しい脳の中で考えている正しいことであって

古い脳のことを想定していないのであれば

次に同じ状況になったときには
また同じように古い脳にコントロールされて失敗してしまいます。

なので普段は意識せずに過ごしてしまうことになるので
定期的に反省するポイントで新しい脳と古い脳のことを考えながら
どういう動きをしたんだろう

みたいなことで明確化していくのがいいと思います。

それがその質問の答えです。

電子書籍にまとめてみました。

正社員が1年で働く時間は<br>たった22%ってご存じですか

「正社員が1年で働く時間は
たった22%ってご存じですか」

代表ブログでアクセスの多い記事をピックアップしております。

幸せに働くとは何か? その答えがここにある。
奥野 勝也 (著), シナジーデザイン株式会社 (著) 形式: Kindle版

Amazonで99で販売中

Kindle Unlimited会員なら0円

書籍の詳細はこちら
求人バナー

このページの上部へ戻る