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代表ブログ

2020年10月16日

入社3か月目のプログラマーにストレスの処理方法を伝えました。

入社3ヵ月目の新人プログラマーに
現在のストレス値を聴いたところ、
40ぐらいとのことです。

前回は60位だったので下がっています。

ストレス値は下がった原因はなんですかと聞いたところ、

新人さん「取り組んでいたタスクが終わりそうだから。」

だそうですが、
一時的に下がってるだけかもしれないです。

ストレスの正常な値はどのぐらいだと考えてますか。
の問いに対しては、

新人さん「10とか20とかですかね。

とのことですが、

奥野の答えは、

それは違う

仕事がストレスの代行である以上、
ストレス値が10とか20ってことありえません。
それは、患者に慣れた仕事をルーティンで
こなしている場合だけ成立する数字です。

成長とはできないことができるようになることです。
であるとすれば、できないことに取り組むことになるので
当然失敗が発生します。

失敗するとストレスが解消されないのでストレスが蓄積されるんですね。

10%や20%のストレスということは成長していないということです。

新人さん「それは挑戦してないってことですよね。」

挑戦ではありません。

成長しないと断言した人は採用しないので
成長する事は労働契約に入っています。

挑戦という言葉だと、
してもしなくてもどっちでもいいというニュアンスになるので
挑戦ではなく、

義務

成長することも仕事
給料
に入っています。

だから新入社員の赤字分も会社が負担してくれることになります。

できないことにチャレンジする責任

できない事にチャレンジするのはとてもしんどいです。

こうなったらいいなって事を頑張るのはとてもしんどい。

ですが、やらなくてはいけない。
自分の責任として絶対にやらなければならないものとして
まずは受け入れること。

やってもやらなくてもどっちでもいいことをやるのは本当にしんどいんで、
成長は絶対にしないといけない、
自分がした約束に含まれている、
ともう一度明確にして考えるべきです。

ーーーーーー

ただ、
今がしんどいのも分かります。
できないことにチャレンジすることはとても大変です。

普通なら逃げ出すでしょう。
そこを逃げ出さずに頑張っている事は立派だとは思います。

で、
重要になってくるのはどうやってストレスを解消するのかということですが、
成功してタスクを終わらせて達成感やドーパミンを得て
ストレスを正面から潰すことが1番理想的です。

人は無意識にストレスを避けようとする生き物

人の頭ん中は見えないけど言葉の端々から推測することはできます。
話す商売をしているとそれがわかるようになってきます。

今、新人さんの話の中で問題だと思ったことは、
さっきの話で考えると正常値の設定が低すぎるんですね。

つまり
ストレスができるだけかからない方法を無意識に探していて、
ただし、1番良い方法を選ばずに
少しでも自分の負荷の少ない遠回りの道を選んでしまっている可能性があります。

無意識にストレスを避けようとするのは人の本能なので
別の言葉でいうとそういう風にプログラミングされている生き物なので
それはしょうがないことです。

ただ、
そのままだとできないことができるようにならないので、
できないことができるようになるには、
できないことに取り組まないといけません。

でも、人はできることばかりをやってしまいます。

クリエイターは多くのストレスを処理する専門職
ストレス値の平均値は60%位が平均だと考えています。

今の自分は朝3時台に起きて仕事をしていますが、
まぁその60%位をキープしてやっています。

昨日は20時過ぎに事務所を出て、
朝4時半とかにはもう事務所に来ていました。

ーーーーーーー

プログラマーになって今で3ヶ月目。

思ってたんと比べてどう?

新人さん「作ったものが動くのはすごく楽しい。
やりがいもある。」

じゃぁ今、奥野がやってるような
ゼロからマインドマップを作るようなものをやってみたいですか?

ちょっと間を置いて…

新人さん「はい、やってみたいです。」

やっぱり無意識にストレスの上限を設定しているので
ハードルが高すぎるタスクには弱腰になっていると言う印象。

少し前にAくんに
「仕様を作れ。」って言われた時も、
仕様をどう作っていいかわからずに、
できないんじゃないかってその時は思いました。

自分1人で
新人クリエイターがマインドを作ることはできません。
月に1回のこういった機会はとても貴重です。

なので自分で言葉にして、
頭の中を整理するべきなんですね。

言葉の端々から、
逃げないように、とか逃げてる、
って言葉が出てきてる頭の状態は、
古い脳から出てくるストレスを抑え込もうとしてるけど
現実的には結構ギリギリのラインに来ている
という印象です。

ギリギリのラインというのはある意味正常です。
本人からしたら人生で1番辛いでしょうが、
未経験の転職組でクリエイターになる人は
必ず通らないといけないそこをクリアできると見込んでいるので
数十人の中から採用しました。

なので大丈夫。
それはできる。

ストレスが限界に達すると他責的になる

今は
ストレスがかなり高いレベルにあるように見えます。

それだけ覚悟を決めて頑張っているということですね。

最初の3ヶ月は皆そうなのでそろそろ限界に達すると思います。

で、そこからどうするか。

意外とマインドセットを1つ変えると
負荷を減らさずにクリアできたりもします。

マインドセットを変えないまま行っちゃうと
ストレスだけが溜まっていっててことになるんで
この辺で一度考える必要があります。

でも会社を辞める必要はないんでちゃんと対応できます。

大事なことは、
今のあなたのストレスは誰のせいでかかってるんですか、といこと。

言葉では
「自分のせいです。」と言うけど
古い脳は少なくとも自分のせいだとは思っていません。

もしそう思うとストレスの処理ができないんで
必ず外側に理由を持っていくんですね。

会社のせい、上司のせい、社会のせい。

それを無意識に古い脳は処理してしまいます。

なのでストレスを自分で受け止めるというのは
無意識に行われた書類を
もう一度自分のところに意識的に戻すということになります。

これはとても重要なことで、
誰か他の所に責任があると思うことで、
問題を解決せずにその場所から離れることで解消しようとする
んですね。

なので問題の根本的な解決はしません。

辞める日が来るまで我慢をする。

それが9割以上の人の考え方です。

でもそれを
もう一度自分のところに責任を変換して
問題の根本的な解決をする
ことで
できなかったことができるようになります。

つまり成長するんですね。

上記のことを話した時に
新人さんは自分は大丈夫みたいな表情だったので、
?いや今の君の状況はこれからどんどん助けになっていく
状況だよと伝えました。

頑張ってるからこそ
ストレスがいっぱいいっぱいのところに近づいている状態。
そうなるとそれ以上のストレスを受け入れられなくなるので
無意識に他責で問題処理を行うようになりやすい時期です。

そうなると
どういうことが起きるかというと

思考停止

が起きます。

これは自分の問題ではなくて誰々が悪い
自分がいっぱいいっぱいまでやっているからこれ以上考えなくていい、
っていうか考えられない状態です。

ていうか時間がない中で…

みたいな自分を正当化して
周りを丸くする考え方が出てきます。

それは全員が通るのでそれ自体は問題無いです。

原則に戻って考える

自分がいっぱいいっぱいになったときに、
もう一度原則に戻れるかが勝負の分かれ目です。

原則とは、
みんな仕事をしないといけない、
生きていけないから。
だから仕事をしているのは会社のせいじゃない。
ましてや上司のせいでもない。
自分が仕事をしないといけないことが原因。

仕事はストレスからスタートします。
だからこそ他人がお金を払ってくれるんですね。
なので仕事にはストレスがつきものです。

少なくとも上司や会社のせいではないです。

そもそも仕事はストレスがかかるもので、
そのストレスを処理することでお金になります。

会社はストレスの処理の仕方を
丁寧に教えてあげている協力者であって、敵ではない
んです。

でも自分の古い脳はそのことを理解できないので
会社を憎むように仕向け、
会社に行きたくない、
ストレスがかかるのは良くない、
その場から逃げろ。

と色んな声が出てきます。

でもそれは当然で、
古い脳が出来上がった旧石器時代には会社なんて存在しなかったんで、
ストレスのかかるところから離れるということが、
生存するために一番最適な方法だったんです。
そういう指示が出るのは、脳の成り立ちから考えると当然のことなので、
誰が悪いわけでもありません。

でも、そういう仕組みで動いてるので、
今の世の中に適した形に新しいものに変換してやる作業が必要なんですね。

それはいろんな情報取り込んだ
原理原則を考えることなのかなと思います。

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