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2019年10月7日

新米のWEBディレクター向け ディレクターの心構えを辛口の目線で

WEBディレクターの仕事はとかく、曖昧になりがちで定義するのが難しい職種の一つです。

この業界に来てすぐの頃は自分もディレクターの仕事の内容が分からずに
何人かのディレクターの人に
ディレクターの仕事って何ですか?
と聞いたことがあります。

ちょっと失礼な質問だったかもしれないので反省していますが、その時に何人かの人が答えてくれたのは
「うーーん、一言で言うのは難しいな、、、」
「何でも屋、、かな」
とか
「最後に怒られる人」
みたいなことを言っていた覚えがあります。

業界のことを分かっていない中でもディレクター業務をする必要があったので、CSS NiteやRe:creators 関西などのイベントに積極的に参加して色々と学ばせてもらいました。

それから10年以上が経って
社内でWEBディレクターの育成を本格的にしなくてはいけない状況になってきました。

でもWEBディレクターは難しい。
上記の答えのように内容が複雑なんですね。

さらにディレクターになる道は大きく分けて2種類あります。
営業上がり、

デザイナー上がりの
2種類ですね。

営業やマーケターからなるほうがまだ、なりやすい。
常にユーザーに接しているから、ユーザーの気持ちが分かる分、正しいコンテンツを作ったり改善の方法を考えやすいんですね。
でもデザイナー上がりのディレクターは
作り手
の発想で作り過ぎるんですね。
ユーザーの存在を無視して自分の気持ちだけで判断してしまう。

なので、形はきれいだけれども中身がない、といったサイト作りをしてしまいがちなんですね。
ただ、デザイナー上がりのディレクターは自分で手を動かせる、という最大の強みがあるので、必要な準備さえすれば営業上がりのディレクターよりも優秀なディレクターになることが可能です。

今、シナジーデザインではこのデザイナー上がりのディレクターと営業上がりのディレクターを育成中の状況です。

とくにホームページのリニューアルを通じてディレクターの育成を定義づけしていく必要があると感じたので、リニューアルについて書きながらディレクターの心構えについてブログに残していきます。

育成されるディレクターも新米ディレクターとしてゼロからベースで学ぶ気持ちが必要です。

ホームページをリニューアルする際に必要なのは
まずは改善後のゴールの設定です。

そしてそれを明確な数字に置き換えてゴール設定することが必要ですね。

ここで、
導線が優れているから離脱率や直帰率が低い。
などという浅い分析をするようではうまく行きません。

それならば導線の部分だけが優れていて内容は関係ない、という認識とも言えますものね。

浅い考えは機能しないので、ディレクターとしてダメ出しを喰らうんです。

ディレクターとして言われて一番嫌な言葉は

浅い

かもしれません。

ホームページは
伝えること
文字
デザインを含めた表現
の3段階が重要ですが、

上記の導線についての発言は
その伝えることよりも導線がしっかりしているか、だけしか注目してない。

メチャメチャ浅い。

リニューアル対象のディレクターも
そんな浅いことを考えて作っているわけがない。

リニューアルをする時には、「会話」をしなくてはいけないんです。
何の「会話」か分かりますか?

まずは、そのホームページを企画して考えたディレクターとの「会話」です。

実際に会って会話をするわけではなく、ホームページから、そのホームページの
責任者が考えたこと以上を考えなければ、リニューアルなんてしないほうが良い。

考えたことは最低でも下記のようなものになります。

考えたコンセプト、
作成のルール
ルールをやぶっている部分
狙った効果、
いちばん伝えたかった事、
伝えるための技術、
うまくいっている部分、
うまくいかなかったこと、
ペルソナ・ターゲット、
狙ったキーワード

について、サイトから読み取る「会話」が必要なんです。
しかも、ふんわりとした内容ではなくプロとして明確に読み取ることが必要なんですね。

それを読み取ったうえで
・良いところを残して改善するのか?
・全部を変えるのか?
・そのどちらを適用するのか?
を論理的に判断する必要があります。

その際に重要なのは
新しいサイトを作り出すディレクターの持っている
知識の量
です。

最新のWEBサイトの作り方のトレンドはもちろん、集客方法への対応、さらに効果の出ているサイトの情報
そういった知識を元に判断をしていくんですね。

知識が無ければ
ディレクター自身が感じた
こっちのほうが良いな、

みたいな根拠のない主観で判断することになります。

知識がある人の直感なら意味がありますが、知識の裏付けがない主観なんてただの素人の好き嫌いです。
素人の好き嫌いでサイト作りを判断したらうまく行くわけがありません。

行動心理学、という学問がありますが
ユーザーがどのように感じ、どのように行動するのかを科学的に分析しようと行動心理学を勉強しているディレクターは多くいます。

WEB担当者フォーラム
https://webtan.impress.co.jp/
というサイトではWEBディレクターのための情報が毎日公開されています。
このサイトで連載されていた
沈黙のWEBマーケティング

WEBマーケッター瞳
等は書籍化されていますが、書籍化されるくらいの情報が無料で読める素晴らしいサイトです。

このサイトを
Feedly(フィードリー)などのアプリでフォローすることで更新情報を手軽に読むことが出来ます。

WEBデザイナーになるために、たくさんのWEBサイトを調べ、自分の時間を使って覚えたディレクターが多いですが、
ディレクターになるにあたって、必要な勉強が出来ていない人を多く見ます。

たしかにディレクターの仕事は
複雑で不確定で不明瞭ですので、これだけ勉強していれば良い、
という本はありません。

だからこそたくさんの情報を浴びるように得ていく覚悟が必要なんですね。

WEBが好きで勉強することが嫌いでなければ勉強が出来るはずです。
もし、そのような勉強が出来ないのであれば、圧倒的に知識不足のままサイトの責任者をすることになり、効果の出ないサイトを量産することになります。

あなたがデザイナー上がりのWEBディレクターならば
HTMLやCSSを勉強していないWEBデザイナーが
「上手く作れません、、、」
と言って来たら
「何を甘いこと言ってるん?プロでしょ?」
って感じると思いますが、
WEBディレクターなのに
必要な勉強や努力をしていない人を見ると、その努力をしてきた人からしたら、「やるからにはちゃんと、やらなきゃ」って感じると思います。

ディレクションとは直訳すると方向、
ディレクターとは方向を指し示す人
とすると知識もないのに方向を指している素人ディレクターは危険ですね。

無責任すぎます。
ディレクターは知識が必要です。

自分がサイトを作ったり、リニューアルする時に感じる感情は
まずは
恐怖
です。

もし、全く効果が無かったらどうしよう?
もしリニューアルをして効果が落ちてしまったらどうしよう?
です。

時間がない
とか
作業量が多い
等ではなく
効果が無かったらどうしよう?
という恐怖を強く感じます。

自分の判断一つで効果が無くなってしまったり、サービス自体を殺してしまうことになりかねないポジションなんですね。
それはどこのディレクターでも同じです。
サイトを担当しているディレクターはその恐怖と戦いながら、いやその恐怖があるからこそ、すがるように情報を仕入れて、本を読み、人に聞いて、少しでも効果の上がるサイトを作り上げようとします。

作りながらでも、作業に落とし込むことなんてしません。
少しでも効果を上げるためにはどうすればよいか?
うーーん、そんなポジティブなものではなく
サイトが死んでしまわないようにはどうすればいいのか?何か少しでも出来ることはないのか?
を必死に探しながらサイトを仕上げていきます。

よほどの天才でない限り、
またよほどの成功のフォーマットを持っている人以外は
毎回120%の力を出し切りながら作り上げることをしないと効果の上がるサイトは作れません。

見よう見まねで表面だけを見て
コピーしたようなサイトでは人の心は動きません。

サイトをリニューアルするということは
これから数年間、自分の考えた通りに人を動かす、ということです。

月に1万人が訪れるサイトなら
3年間で36万もの人と勝負することになります。

その人たちの行動を予想し、どんなテンションのグラフを描きながら心理が移り変わるかを考え、ゴールにたどり着くときにはどんな気持ちになっているのか?を真剣に考えて、それをサイトに落とし込むことがディレクターの役割です。

決して
形だけ整えて
それっぽい
ページを作ることではありません。

サイトを作る、
というのはそれだけ難しいことです。

HTMLやCSSが使える人は山のようにいます。
クラウドワークスやランサーズでも単なるHTMLやCSSではお金になりませんん。

単純すぎて価値がないからですね。

WEBディレクターは複雑で不確定で不明確な、ユーザーと直接対決するプロの仕事です。

今、うまく行っていないのであれば、
あなたはプロとしての知識がないのかもしれません。

難しい仕事、という認識がないので、必要な努力や準備が出来ていないのかもしれません。

でも、それだけ難しい職種だからこそ、誰もがなれるわけではなく、
プロのディレクターになれれば
・収入アップ
・付加価値アップ
・自信アップ
することが出来、身に付けた知識で
・新サービスの立上げ
をすることもでき、
ひいては
・新ビジネスの立ち上げなどにもつながっていく魅力あるポジションです。

誰もがなれるわけではありませんが、ディレクター業務をしない
WEBデザイナーの給与は
関西だと年収で400万前後で頭打ちすることになると思います。

WEBデザイナーから入った人は
「そんなしんどいことをしたいと思ったわけではない、」
と思うかもしれませんが
それならば
ディレクターをしません、
と言えばいいだけの話です。

ディレクターはやります、給与ももらいます、でも勉強はしていません
では責任を果たしているとは言えません。

それは子供の発想です。子供の言い分です。
甘いですね。

自分で受けた時点でやる責任が発生します。
受けたからにはその期間はやる必要があります。どうしても問う場合は降格も出来ます。

少なくとも
自分でディレクターをすると、した約束ならディレクターの間は責任をしっかり果たすように業務をやりきるべきだと思います。

と、きついことを書きましたが、
要はマインドを固めて知識を入れ続ければいいんです。

多くの会社でそうであるように
シナジーデザインでもディレクターの仕事の定義が出来ていなかったので、固める必要がありますがそもそも複雑なので定義が難しい、というのが前提です。
その中で、明確に出来るところはしていきますが、定められていないので出来ない、は通用しないのがディレクターです。
サイト制作の責任者なので、すべての責任を被るポジション、と定義しておきます。

知識を入れ続けて一定の基準に達すればだれでもWEBディレクターとして業務に当たることが出来ると考えています。
知識を得るために何をするか?
そして人は弱いので、続けられる環境を作るにはどうすればよいのか?について考えて継続する仕組みを作り上げればうまく行きます。

これから、WEBサービスを作っていくためには
ディレクターと
エンジニアの
存在が欠かせなくなってきます。

間違いなく社会を動かしていく重要な職種になるWEBディレクター。

その重要な職種に就けるチャンスがある人はそのチャンスを逃さずにしっかりとステップアップを目指すほうが、その後の人生は開けるんじゃないかと思います。

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