今日から新しいWEBデザイナーが入社します。
約2ヶ月間社会人インターンとしての期間を経て
正社員として入社することになりました。
WEBデザイナーはたくさんの応募をいただくのですが、
なかなか正社員として採用するまでにつながりませんので
参考になればと思い記事にしてみます。
インターンとしての業務
この人はデザイン系の学校に行ったこともなければ
デザインの仕事をしたこともない全くの未経験者です。
しかも、
もともとはデザイナーではなく
マーケティング担当者として応募してきた20代前半の女性です。
ただ面接の時点で、
とてもWEBデザイナーに向いていると感じ
「WEBデザイナーを目指してみたらどうか」
と提案しました。
本人も当初、
憧れはあり、
本当はWEBデザイナーになりたい、
と考えていたようです。
ですが、
未経験から自分がWEBデザイナーになれるのかなぁと
不安に思っていたようです。
そこで
いきなりアルバイトや正社員ではなく
まずは社会人インターンとして
デザインの課題に取り組みながら成長を目指す
ということで
2ヶ月間の社会人インターンでの勤務となりました。
この2ヶ月間、
会社の営業日は朝9時から18時まで他の社員と同じように出社をして、
仕事ではなく
WEBデザイナーとしてのスキルアップにつながる課題に
継続して取り組みました。
内容としては
1.バナーのトレース及びアレンジを100個
2.サンプルページのコーディング
3.シナジーデザインの制作物のトレース
が主な課題です。
特にバナーのトレースを100個行ったことで
ソフトの基本操作やデザインの細部を見る目が養われ、
2ヶ月間の短時間の中で大きく成長することに繋がりました。
特に時間をかけてバナーの作成を行いましたので、
作業に対しての時間感覚や納期の意識はかなりついたと思います。
WEBデザイナーにとってソフトの操作自体は競争力になりません。
使えて当たり前だからですね。
それよりも、
この納期意識や時間感覚がとても重要です。
WEBデザイナーはクオリティーはもちろんですが
納期内に仕事を終わらせたかどうかで評価される仕事だからですね。
短時間で納期意識の基本を身に付けた事は大きいと思います。
さらに
毎日始業前と終了後に
5分ほどですが簡単なアドバイスを自分からしました。
その
アドバイスをしっかりと書き留めて実行していたことも
成長につながったのだと思います。
また朝礼に参加したり、
昼休みでの先輩とのやりとりや外部の講習に参加したことなどでも
小さな会社での仕事に取り組むマインドも身に付けることができていると思います。
いろいろな不安があるかと思いますが
しっかりと準備ができていますので
十分に新人WEBデザイナーとしてはやっていけると思っています。
入社後のタスクについてはまずは
画像作成のタスクから入り
デキテルの新デザインの作成コーディングを
任せられればと思っています。
シナジーデザインのような小さな会社だと
短期間で成長できるのがメリットです。
最初に与えられるシンプルなタスクをしっかりと成功させ、
ストレスを軽減させながら成長していくことが重要です。
色々と大変なこともありますが、
筋肉と同じように
WEBデザイナーも成長するためには
一定のストレスが必要です。
ストレスは成功すれば消すことができるので
小さな成功を積み重ねてストレスを消しながら
成長してもらえればと思います。
入社してからのステップアップについては
別の記事で詳しく書いていこうと思います。
インターンと正社員の違いとは?
一番大きな違いは
お金が発生することですね。
そして、お金とともに責任が発生します。
責任についは下記の記事で詳しく書いています。
https://syde.jp/w2/archives/8234
インターン業務の目的は
自分の成長
であって
会社の仕組みを機能させるために動く
や
誰かのストレスを解消するために働く
ではありません。
それが正社員になった瞬間に仕事として業務に当たる必要が出てきます。
仕事の定義
仕事は
誰かのストレスや出来ないことを代行して対価を得る行為
と定義していますので、
仕事はストレスからスタートします。
ストレスを解消するには業務に成功して、
ドーパミンを出して、ストレスを帳消しにするしかありません。
成功できなければ
早かれ遅かれストレスが限界に達して
業務を続けることが出来なくなります。
しかもストレスがそれぞれの個人が持つ規定値を超えると、
アップアップの状態になって攻撃的になったり
素直じゃなくなったり破壊行動を取ったりしてしまいます。
正常に働き続けるには成功し続ける必要があります。
成功し続ければ、
ストレスが解消されるばかりか、
やりがいが生まれ、
自身やスキルが身に付き、
給料が増えていくなど良いことづくめです。
仕事である以上、
ストレスから逃れることは出来ませんが、
仕事に成功してストレスをやっつければ、
ストレスから多くのものを得ることが出来ます。
給料の定義
また給料の定義は
会社の仕組みでお客様に貢献して得た利益の分け前
としています。
個人の我慢やスキルや行動の対価ではなく
仕組みで貢献して得た利益の分け前
なんですね。
なので、求められることは個人の成長などではなく
会社の仕組みが上手く回るかどうか
であるべきなんです。
ですので、会社に所属している
個人の業績は
会社の仕組みが上手く回ったかどうかで評価されるべきで、
個人のスキルアップかどうかではないというのが原則になります。
でないと、
各自に設定した個人目標を追いかけて、
目的がバラバラになってしまいます。
さらに個人の目標は個人で簡単に変えることが出来ますので、
多くの場合は目標に到達できない、
と判断すると目標自体を変えてしまいます。
うまく行かない時に
やっぱ、やーーめた
と言えるのが個人で立てた目標の特徴ですが、
それをすると目標に達成しない理由が分からずに
失敗を繰り返しちゃいます。
失敗をすると苦しいので長く続けられません。
会社も業績が上がらずにシンドイ。
なのでなにも良いことがありません。
個人でいつでも変えられるような目標ではなく、
勝手には変えられない責任のある目標を設定することで
成功か失敗かが明確になります。
目標を明確にしていないと成功を実感することも出来ないので、
せっかく成功してもストレスが解消しません。
成功の定義を明確にすると失敗を突っ込まれる可能性も増えますが、
成功と失敗が明確になるので成功したことを実感できます。
なので、
仕事をする前に目標を設定するべきで
それは
会社の仕組みが上手く回るのに役立つための目標であるべきで
成功したか失敗したかが分かるように数値で設定する必要があります。
デザイナーであれば
1ヶ月に何件のタスクをこなすことが出来たか、
を目標にするべきですね。
シナジーデザインではポイント制を取っていますので
1ヶ月で達成するべきポイントを明確にして目指してみると良いと思います。
初期のタスクとしては
・自社ブログの挿絵の作成
・クライアント様の料金表の変更などの更新作業
・Q&AのアニメーションGifの作成
・SNSの挿絵の作成
・デキテル制作代行の画像作成
が候補になります。
その初期のタスクを経ながら
デキテルの新規デザインを40時間以内に実現する
というのが3ヶ月以内の目標となります。
40時間で8時間であれば5営業日なので
入社して2ヶ月半までに準備を整え、
最後の2週間でデキテルのデザイン作成を
40時間以内でチャレンジするイメージです。
初回のチャレンジではなかなか40時間は切れないと思うので、
3ヶ月以内に3回のチャレンジをすることが出来れば成功できるかな、
と言ったところです。
また
タスクタイマーで先輩が過去に行ったタスクについて
さかのぼることが出来るので、
それを見るのも参考になると思います。
デザイナー特有の仕事の定義について
上記ではどの職種についても共通する一般的な内容を多く書いていましたが
デザイナーやプログラマーなど
クリエイターに共通する内容について追記します。
まず、前提として
デザイナーやプログラマーは
専門的な技術が必要な専門職です。
モノづくりを行うクリエイターと言われる職種です。
モノづくりを行うには多くの判断が必要になります。
その判断を行うためには技術だけではなく
経験や最新の情報も必要になります。
そういった情報がない状態での判断はほぼ間違うことになるんですね。
なので
業界未経験の人の判断はほぼ間違っています。
画像を一つ作るタスクでも
・画像の色やコンセプト
・デザインテイスト
・キャッチコピー
などを決める必要がありますし
そもそも画像を作るにあたって、
かけられる時間を判断する必要があります。
・挿絵を自分で書くのか、素材を使うのか?
・写真を自分で撮るのか?素材を使うのか?または写真を使わないか?
その判断をするのに必要なのは
予算
です。
対価をもらって行う仕事である以上は
必ず予算が決まっています。
その予算の中で最大の効果のある仕事を選択することが
求められるスキルです。
予算が無ければ何をしてもいいですが、
仕事である以上、自分以外にお金を出す人が存在します。
経験豊富なベテランだったり、
基本的な考え方やスキルが身に付いているプロの人なら
そんなことを考える必要はありませんが、
業界未経験でスタートした人なら特に、
予算について、メチャメチャしっかりと把握して
何をするべきか、について考える必要があります。
その際に、
多くの場合、
判断は8割方間違っている、
という前提で
判断について上司に投げて正しい行動を決めることで、
手戻りを防ぐことが出来ます。
8割方間違っている、ということは
一生懸命に書いた答案に20点の点数が付いて返されるようなものです。
ちゃんとマインドを設定していないと
とても辛くストレスの掛かる業務になります。
でも、ストレスが掛かる必要はありません。
内容について相談する上司は
間違ったモノづくりをしないように、
内容を正してくれる協力者であり、敵ではありません。
仕事の目的は指摘される回数を極力減らすことではなく、
誰かのストレスを解消すること、
ここでは、お客様や上司の代わりに
良いものを作ることなので
良いものが作れれば作業途中で発生するストレスは解消できます。
間違ったゴール設定のままでは
絶対に成功しません。
まずはスタートする前に
成功のゴールを明確にしてから
仕事をスタートする癖をつけてください。
そうすれば、
しっかりと成功できる回数が増えて、
ストレスが解消され、
仕事でやりがいを感じる回数が増えてくると思います。
電子書籍にまとめてみました。
「正社員が1年で働く時間は
たった22%ってご存じですか」
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