仕事はストレスの代行:戦うモードと負け犬モードの狭間で
仕事とは、ひとことで言えば
「ストレスの代行」です。
日々の業務は、さまざまな形で降りかかる
ストレスに対応する連続であり、
日常生活の「通常モード」では
太刀打ちできません。
仕事に臨むには、
脳を「戦うモード」に
切り替える必要があります。
このモードでは、
アドレナリンが分泌され、
脳がストレスと対峙する準備を整えます。
昔ながらの「気合を入れる」という手法は、
実はこの戦うモードへの
強制的なスイッチの切り替えとも
言えるでしょう。
戦うモードと負け犬モード
しかし、戦うモードの最中に
想定を超えるストレスが
襲ってくると、
脳は「負け犬モード」に陥ります。
この状態では、
ストレスに対応できなくなり、
逃避行動を取るようになります。
その結果として、
他責思考が顔を出します。
「会社のせい」
「親のせい」
「社会のせい」——
自分以外の何かに責任を押し付けることで、
心がストレスから逃れようとするのです。
さらに、負け犬モードでは
以下のような思考のループに
陥りがちです。
1. 自分はダメだ
2. ダメだからできない
3. できないことをやらされている
4. だからやらせるほうが悪い
この論法は、
一見「自分を責めている」ように見えますが、
実際は他責への入口に過ぎません。
「自分はダメだ」というのは、
責任を具体的に見つめる姿勢ではなく、
むしろ「誰のせいか?」という
犯人捜しの言葉に繋がるのです。
「自分の責任」と「自分のせい」の違い
ここで重要なのは、
「自分の責任」と
「自分のせい」は異なるということです。
「自分の責任は何か?」と問えば、
具体的に何を改善すべきか、
どのような行動を取るべきかを
考えることができます。
一方、「自分のせいは何か?」は
日本語として不自然であり、
むしろ「誰のせいか?」という
犯人捜しの文脈に陥りがちです。
「自分が悪い」と反省しても、
それは問題解決に繋がらず、
以下のような思考の連鎖に至ります。
– 自分が悪い
– でも、できない
– できないことをやらされている
– だからやらせるほうが悪い
このパターンは、
「自分の責任だ」と考えた場合も
似たようなループに陥る可能性があります。
– 自分の責任だ
– 責任だけどできない
– できないことをやらされている
– だからやらせるほうが悪い
結局、どちらも
他責思考に流れていくリスクを
はらんでいます。
モードのモニタリングと戦うモードへの回帰
仕事中は、
自分の脳が
「戦うモード(モードA)」にあるのか、
「負け犬モード(モードB)」に
陥っているのかを
常にモニタリングすることが重要です。
「わからない」「対応できない」と
感じる時点で、
すでにモードBに突入している
可能性が高いです。
通常モードで過度なストレスに
晒されると、
すぐにモードBに陥ってしまいます。
モードAに戻すカギは、
脳の状態を変えることです。
アドレナリンの分泌が
戦うモードの指標となるため、
仕事以外の場面で
アドレナリンを刺激する行動——
例えば運動や集中力を高める活動——を
取り入れることで、
モードAに切り替えやすくなります。
要はアドレナリンを出せばいいので、
左手の握りこぶしを思いっきり10秒間握る、とかでも効果があったりします。
また、
モードAが仕事モード、モードCが通常モードだとしたら
楽しく仕事をする、を実現するには
モードAとモードCが同じになれば
仕事時にモードを切り替える必要はなく、
素、の状態で仕事が出来るようになります。
楽しく仕事をしているように見える、ホリエモンや元キングコングの西野さんのようなクリエイターはそのような状態なんだと思います。
彼らの共通点は、いったん人生のすべてを仕事に投資し、常にモードAの数年間か数十年間を過ごし、その後にそのモードのままプライベートも楽しんでいる、というように見えることです。
仕事に多くの時間を費やした30代の自分も近いものがあるので
モードAでずっと過ごせば、モードCとモードAが融合した、いわばモードSになっていくんだと思います。
まとめ
仕事はストレスの代行であり、
戦うモードで臨む必要があります。
しかし、過剰なストレスは
負け犬モードを引き起こし、
他責思考や自己否定のループに
陥りがちです。
「自分のせい」と考えるのではなく、
「自分の責任」を
具体的に見つめ、
脳の状態を意識的に
モニタリングすることで、
戦うモードを維持することが大切です。
アドレナリンを活用して
モードAに回帰し、
ストレスと向き合う力を養いましょう。
仕事はストレスとの戦いですが、
その戦い方を工夫することで、
より強く、賢く立ち向かえるはずです。
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