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2022年2月10日

自分が悪い、と、問題の明確化、はちがう

日本は犯人捜しの文化があって、
問題が起きると、
何が原因か、どうやって解決すればいいか、そして、解決したかを判断する指標は何か?
まで考えずに、

誰が悪いか

で問題解決を止めてしまってきた流れがあります。

その文化の中で、幼少期や学生時代、また社会人1年目に教育を受けていると
誰が悪いか、

犯人探しをしてしまう体質になります。

ここで問題なのは、
犯人を見つけたら
問題が解決される、という教えを受けていると、
犯人になりたくない、

犯人にされてしまうと、全部の責任や原因を押し付けられてしまう、
という恐怖心から
防御態勢を取るようになります。

そうすると、
反発したり、
根拠が無くても反論したりしてしまうのが自然な流れです。

でも、
この状態だと問題が解決されないので、
問題が起きたことを受け入れて、
自分が悪い、というようになってきても、
それは、
犯人捜しの文化の中で、
自分が犯人になります、
と諦めながら、思考停止して腹をくくるだけで止まってしまいます。

何でも、攻撃してください、
私が犯人でございます。
申し訳ありません。
みたいな感じになるってことですね。

でも、
これは問題解決の姿勢ではありません。

私が悪いです、
という新入社員は
責任を取る、ということを
犯人捜しの文化のままで勘違いしてしまうんですね。

意味なく謝ったり
私が悪いです、
みたいな発言をして、泣きそうな顔になったり、
そんな行動になります。

でも、その状態では頭は回りません。
問題解決には思考が必要です。

頭が回らないまま、
私が悪い、と受け入れて、
処理できずに、限界まで我慢して
破綻しちゃいます。

休日に友達と遊んだり、飲んだり、ゲームしたりして少しは和らぎますが、解決はしません。
なぜなら、
肝心の問題は、びた一文変わらずに、そこに存在しているからですね。

だから、
自分はいつも
誰も悪くない、と言っています。

誰かが悪いのではなく、
そこに問題が存在していて、
誰かが解決しないといけない。

その人が担当する仕事で起きた、または責任を負うべき文脈で起きたことはその人が処理を担当するだけであって、犯人ではありません。

その問題は私が担当します。
自分の責任範囲で起きたことで、ストレスを与えたり、時間を取らせてしまって申し訳ありません。ここからは私が対応します。
申し訳ありませんが、力が及ばないところはご助力いただけないでしょうか。

これが基本姿勢になります。

あなたは犯人ではありません。
ちゃんと問題点を明確にして、対応する担当者です。

犯人捜しの文化から、そろそろ抜け出しましょう。

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