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代表ブログ

2018年2月15日

素晴らしい新しいアイデアの提案はなぜ却下されるのか?

昨日の面接で受けた質問が鋭くて、
いろいろと考えるきっかけになったのでそのことについて書いてみます。

「御社で働かせていただいた場合、、、
、、
、、、
積極的に新しいアイデアを提案していいですか?」

という質問を受けました。

答えるのが非常に難しい質問です。

というのも
アイデアを考えて提案する、
というのは非常に前向きな行為だからです。

考えるエネルギーも必要ですし
提案するタイミングを見計らうのにとても気を遣います。
何よりサービスを改善しようとする気持ちは尊重されるべきです。

でも残念なことに
新しいアイデアの提案は多くの場合、却下されます。

なぜでしょうか?

それは

新しいアイデアの成功確率が100%ではないから

 
です。

自分の体感で言うと新しいアイデアの成功率は良くて4回に1回くらい。
悪ければ20回に1回くらいしか成功しません。

失敗のほうが多いんですね。
なので
成功するためには多くの失敗を重ねる必要があります。

失敗したときのリカバリー方法も考える

失敗にはリスクが付きまといます。
そのリスクに適切なリカバリー方法を考えておかないと
失敗したときに立ち直れません。

だから
斬新なアイデアを提案する場合、
失敗したときのリカバリー方法も
セットで提案しないといけいないんですね。

リカバリー方法があって初めて行動に移せる。
それが無ければ素早く立ち直れないから
失敗したときに致命傷になる。

タイトルの
「素晴らしい新しいアイデアの提案はなぜ却下されるのか?」
の答えは

「リカバリー方法がセットで提案されていないから」

 
です。

特にある程度の歴史あるサービスについては
何かを変えるリスクは運営の長さに比例して大きくなっていきます。

なので
既存のサービスに新しいアイデアを提案するのは難易度が高いんですね。

シナジーデザインでも運営開始から丸7年が経過した
「デキテル」などは機能追加については慎重に行っています。
リカバリーに多くのコストが掛かるからですね。

ただ、運営開始から1年も経っていない「抱きしめ~る」は
リカバリーのコストが低いので比較的提案が通りやすいです。

また新しく開発する新規サービスに関しては
リカバリーのことを考える必要がない
ので、
新しい提案が非常に通りやすくなります。

なので新しい提案がしたい人は
新規サービスの開発を担当するとどんどん通ります。

ただ、新しいサービスの開発は様々な問題に対応しながら
スピード感を持って行う必要があるので難易度は高いです。

自信があれば新規サービスの開発の担当にするので
チャレンジしてもらえればと思います。

そこまでの自信がなければ、
まずは既存サービスを担当しリスクの数と大きさ、
そしてリカバリー方法を思いつくようにスキルアップをして、
その時に備えてもらえればと思います。

まとめると、
「これが成功すればこんなに良いことが起きる」
という新しいアイデアを提案することは素晴らしいことです。

どうせ誰が考えても新しいアイデアなんて失敗がつきものです。
必要なリカバリー方法をセットにしてドンドン提案してもらえればと思います。

上手に失敗しながら、たくさんのアイデアを試して、
成功を引き寄せたいと思います。

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