嘘つきは信用されません。
基本的に嫌われます。
当たり前ですね。
嘘には二つあって、
事実と違うことを伝える
というウソと
約束を守らない
というウソがあります。
本当は高卒なのに大卒です、などと伝えるショーンというニュースステーションの元キャスターみたいなウソつきもテレビから消えましたが、それらは事実と違うことを伝えるウソです。
この時間に待ち合わせね、と言っておきながら行かないのは約束を守らないウソになります。
約束を守らない人は信用されません。
嘘つき、と言われます。
社会的に存在するのが悪、くらいの扱いを受ける感じになっています。
(ちなみに部下は上司に、しっかりテストしました、と事実と違うウソを何度も繰り返しますし、約束した時間に報告に来ないウソを平気でつきます。それを繰り返します。マジで気が狂う。)
嘘は良くないですが、
今回は約束を守らない嘘について掘り下げます。
なぜ、そのような約束を平気で破るのか?
それは単純な話で、
守らなくていい、と思っているからです。
噓つきがその人の血や骨まで溶け込んでいて、約束を守るより、ウソをつくほうが自然だからです。
約束なんて守る気持ちが無いんですね。
目標と約束と契約
仕事をしっかりとして、
社会的に信頼されている人は基本的にウソをつきません。
なぜか?
約束するときには
絶対に守る
という前提でしか約束をしないからです。
約束の強さで表すと最も強い
契約、
のレベルでしか約束をしません。
だから簡単な口約束でも
一度した約束に関しては自分も守るし、相手にも守ることを要求する訳です。
それが、社会的に信用がない人
犯罪者や未経験者は
約束を最も低い
目標
のレベルでしか結びません。
努力目標に近い形で
出来なかった時のリスクを考えずに約束をします。
もっと言うと
話し合いや
打合せのストレスを早く終わらせるために
簡単に、約束、をします。
そもそも守る気がないから簡単に約束できるわけです。
借金を繰り返している人が
返す気も無いのにお金を借りているのと同じ状態です。
返す気も無いのに
借金を繰り返す人をクズ、と呼ぶことがあるようですが
厳密に言うと詐欺です。
詐欺は懲役10年前後にもなる重大犯罪です。
目標レベルで約束をしているなら、目標と考えています、と言うべき。
でなければ
約束を守るつもりはありません、と明言するべき、
そういう理屈になります。
守れない人が守るようになるには?
いきなり守れるようにはならないので、
どうすれば良いか?
それは簡単です。
二つだけです。
自分もその二つだけ意識しています。
1,簡単に約束をしない
2,約束したら無条件に守る
上記だけです。
1,の段階は交渉のフェーズです。
その場で条件のすり合わせをして契約の内容を決定します。
発言が少なければ相手の意向のみを組み込んだ契約内容になりますが、それは発言しないほうが責められるべき。
相手が上司や怖い人で何も発言できなければ、
どんなに怖くてもハンコを押さないこと。
極端な話で言うなら
泣きながら、無理です、と叫べばいい。
約束を拒絶すればいいだけです。
ただ多くの場合、
拒絶を一回もせずに
約束をしてしまうケースがほとんどだと思います。
1,簡単に約束をしない
2,約束したら無条件に守る
重要なのは約束したら無条件に守る。
これが一番重要です。
無条件に守らないといけないので、1の約束をするときに慎重になるわけです。
無条件に守るという縛りが無ければ、
条件を調整して、相手の気持ちと自分の未来を考えて、内容を決定する約束をするフェーズから逃げる、つまり、適当に目標として約束をしてしまいます。
約束をする、と言うのは
思っている以上に高度な行動です。
それらが出来るようになるには
約束したら無条件に守る、
それから入って、約束の怖さを痛感することです。
約束したら無条件に守る、には例外があります。
それは、法律の範囲外のこと、です。
法律で認められない約束、例えば月に50時間残業する、などは法律で認められていませんし、
失敗したら罰金を払う、なども約束として無効です。
給料を不当に減らすことも無効になる約束です。
それらの法的の問題のある約束は守らなくてもいいですが、
そうでない、合法的に、
双方合意の上でした約束を
守らないでいい理由はありません。
破られたほうは、たまりません。
だから
1,簡単に約束をしない
2,約束したら無条件に守る
をしっかりと徹底することです。
そうすれば
目標が約束に変わり、最終的にその人がする約束は一番強い契約、としてしてみんなが認知し、信用されるようになっていきます。
信用されれば仕事が集まり、人が集まり、お金が集まり、情報が集まります。
まずは、約束をしたら守る、
それからスタートすることが出来ます。
ビジネスの世界では目標なんて意味がない
ビジネスの世界では
基本的に目標は意味がありません。
全て、契約、という強さで話をするべきです。
変に目標を入れるからおかしくなる、
基本的には契約ベースで話をする、それらを最初の教育で理解させるべきだと思います。
絶対に守らないといけない約束を受け入れて、はじめて具体的に問題を考えられるようになる
もし目標レベルなら、
多少の曖昧さがあっても約束ができてしまいます。
でも、もし仮に約束に失敗したら
100万円を払わないといけないとしたら、
同じような軽い約束はしなくなるでしょう。
そうであれば、その約束は意味がない。
約束を守れなければ100万円の罰金でも同じ約束をするか?
その基準で約束をするべき。
そうして初めて、具体的な不安が見えてきます。
100万円を払うのはいやだ、
絶対に嫌だ、
そう思って初めて事前に問題を潰す動きになります。
約束を守れる人は
100万円が掛かっていてもいなくても
約束を破るのは嫌だ
絶対に嫌だ
って思っているものです。
約束は締結するギリギリまで修正ができる
約束を決めるときは
ギリギリまで粘るべき、と考えています。
何か約束をする時に
何でもいいよ、
任せとけ!
みたいに言うのはカッコいいですが
たいてい失敗します。
いちど約束を口に出してみて、
何か不安、
やっぱり怖い
って思ったら一度出した約束を取り下げて
再度、なぜ不安なのか?
を精査する必要があります。
その時点でまだ約束をしていなければいくらでも撤回が可能です。
行儀が良くないかもしれませんが、
出来ない約束をするよりは数万倍マシです。
グジグジ、女々しくてもなんでも不安を潰してから、約束をする、それを徹底したほうがマシです。
とにかく
約束したら無条件に守る。
それで行くべきだと思います。
そのためには
目標で、約束をしない
それを徹底する。
それでいきましょう。
特に未経験者は目標と約束をゴッチャにしがち。
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