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2021年3月29日

「はい」という返答の危険性

以前のブログでも書いた通り、
シナジーデザインでは
「はい」
という答え方を推奨していません。

むしろ排除しようとしています。
排除、というのは
かなり強い言葉なんですが、
「はい」という答え方にそのくらい危機意識を持っているということになります。

その理由について書いてみます。

まず、
「はい」についてですが、
下記のように幅広い範囲をカバーできる言葉です。

逆に言えば
5%~100%の範囲内で
何とでも後から意見を変えられる
受け手からすると非常に便利な言葉なわけです。

100%の「はい」は
絶対に守ります!という約束の意味合い

「はい!!!」

5%の「はい」は
全く納得していないけど、

その場で反論するよりも受け流すためにとりあえず相手の話が
音として聞こえていますよ。という意味合い

「、、、、はい、、、、」

って感じになりますね。

このように、同じ
「はい」
でも全く違う意味合いになります。

これはとても大きな問題で

部下にとって
曖昧な意味合いに出来る言葉であると同時に

上司側も
自分の都合の良いように「はい」のパーセンテージを解釈できる言葉であるんですね。

部下が
自信は無いけれど、
一回やってみます、という意味合いの40%くらいの
「はい」

上司は100%の約束の意味合いの
「はい」
として受け取ることは多々あります。

そうなると、
約束をした、約束なんてしていない
などの言った言わないになってきます。

部下はとりあえず
相槌のつもりで言った
「はい」

上司は100%の約束として理解して部下に責任を渡してしまうことすらあります。

これなんかは
部下は断ったつもりなのに
なぜか自分の責任になっていた、
みたいになるパターンです。

これも普通に起こったりします。

なぜ、こんなことが起こるかと言えば
先ほど書いた通り、非常に広い範囲の肯定で使われる言葉だからですね。

何%の「はい」と言わない限り曖昧に伝わってしまう言葉なんですね。
でも普通は何%の「はい」なんて言いません。

そうなるといろんなものが曖昧になって最後に問題が大きくなってきてしまいます。
自分のイメージで言うと経験の浅い人ほど

「はい」

を多用します。
打ち合わせが早く終わりますが、後から問題が噴出します。

プロになってくると簡単には「はい」って言いません。

出来る限り具体的な言葉で相槌を打ち
相手の言葉を先回りして話を補い
一緒に会話を作っていきます。

「はい」って言う必要がないんですね。

逆に経験の浅い人は相手が言ってくる言葉に相槌を打つだけで
自分から話を組み立てていきません。

ほとんど相手の話についていけてない証拠ですね。

相手の話についていけない時は素直に分からないとしっかり伝えるべきです。

そして話を止めてでも分かるところまで聞かないといけません。

分かっていない事を「はい」って言う相槌で受け流してしまうと
相手には分かっていると解釈されてどんどん話が先に進んでいって最終的に全く話が分からない状態になります。

でもその状態になっていますが、話が分からないと言えないので
最後まで分かったような顔で話を聞き流してしまいます。

それを一度やってしまうと
次回同じことをしないと、前回の話まで分かっていなかったとばれてしまいます。

そうなると何も発言しないまま「はい」だけ相槌を打つスタイルで話を聞く人が出来上がってしまいます。
そうなるとその人は

打ち合わせをしても話を理解できず

自分から質問もできず

何かを言えば的外れなことを言う、仕事ができない無口な人になってしまいます。

そして上司の話が終わった後に自分で考えて必死に補おうとしますが
それこそ時間の無駄です。

上司の話は上司と話しているときに1番理解できます。

質問もできますし相手の表情やしぐさからも情報をたくさん取れるからです。

1人で考える時間を取ること自体が無駄ですね。

分からない算数の授業を受けている生徒のようになってはいけません。

授業は適当に聞いて帰ってから自習で頑張ればいいやみたいな
すごい無駄なことをしている人がすごく多いんですね。

メモを取ることに専念してる人も危険です。

特に文章で丸写ししてる人は話について来れていないケースが多いです。
メモなんて書いてもどうせ見直しません。

メモで単語を書き留めるよりもビジュアル化して頭においた方が忘れにくい。

メモも頭のメモリに記録するために取るのであって文字として残しておくためではない。
メモを取るなら頭や記号として書いておいた方がまだ頭に残りやすいと思います。
もしくはキラーワードだけ。

防御体制時のはいは特に曖昧

「はい」を使うときに
受け手がちゃんと何パーセントの「はい」かを相手に伝えようとしながら話しているうちは良いのですが、
特に上司から指摘を受ける時などに
防御態勢に入ると
何パーセントかを相手に気づかせまいとして、
曖昧な
「はい」
を使うようになります。

そうなると、
話をする側からすると
相手が何パーセントの「はい」で返しているか分からなくなります。

音として聞こえていますが出来るだけ早く話を進めて開放してください、
という意味の
「はい」

渋々ながらも、指摘されていることはもっともなので、出来る範囲で修正します。

「はい」
なのか

自分の行動や原因で問題を引き起こしてしまったので絶対に同じことを繰り返しません。
の意味の
「はい」
なのか

何が何でも絶対に責任を果たします。
の意味合いの
「はい」
なのか

全く判断できなくなります。
そして多くの場合は
本人も無意識のうちに使っている状態なんですね。

脳のブログ記事の例で話すと
古い脳から「逃げろ!」という信号が出ているので、
意識が乗っ取られている状態です。

こういう時の「はい」は
ほとんどが
音として聞こえています。
の「はい」になります。

音として聞こえているだけなので、
何時間かけて話しても意味がありません。
聞き流されるだけです。

聞き流されない、
少し刺さる言葉を使ってみても、せいぜい40%くらいの
出来ればやってみます。
ぐらいの
「はい」
しか引き出せずに
本心から100%の「はい」を引き出すのはとても難しいという状態になります。

こういう時には
「はい」
を使わない
をルールにしないと
何を話してもほとんど聞いていない状態になってしまいます。

曖昧ではなく、具体的な言葉にも使えるように促しながら話を進めるようにしています。

具体的な言葉を発するようになってやっと話についてこれるようになります。

自分のイメージと部下が「はい」としか言ってない状態で上司が話し続けるのは単なる説教。

部下が具体的な言葉を発している状態で話しているのは
話し合いや打ち合わせ

と言うイメージです。
単なる説教はまったく意味がありません。

だからこそ
みんなが具体的な言葉を話して
「はい」と言う相槌をできるだけ使わない会社にしていこうと思います。

そうなることで無駄な説教が減り
話し合いの頻度が増え
いろんな問題が明確になり
問題がどんどん解決され良い会社になっていくと思います。

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