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代表ブログ

2021年2月10日

上司と部下がうまくやる方法

うまくいってない上司と部下には特徴があります。

それは会話のスピードが遅いということです。

ミーティングをしていても上司からの質問に対し、
部下が返答するまでにとても時間がかかります。

上司からの問いに対して

部下が言葉を選んで、話しているからですね。

頭に浮かんだことを話すのではなくて、
上司に責められない言葉を探して話しています。

ほとんど無意識のうちに防御体制をとりながら話をします。

がんばります

一生懸命やります

みたいなフワッと約束する言葉

または

はい

わかりました

等の簡単な肯定の返事だけ

こんな状態になるとかなり良くないです。

上司と部下がミーティングで話しているのは基本的には問題についてです。

でも部下は問題と向き合うのではなくて、
上司の話に相槌を打つことが目的
になっています。

それは自分が責められないためにです。

なぜこれが問題かと言うと

部下がひとりで仕事をするときには、いちいち考えずに動くということです。

頭に浮かんだこと、つまり自分の脳が処理した答えに従って反射的に動きます。

つまり自分の中の文脈や、自分の中の正しいことに、従って動き続けるわけですね。

でも上司と話しているときに、その自分の正しいことを
ひた隠しにして対応するんですね。

なぜなら本当のこと言うと怒られるから。
本当のこと言うと怒られると理解しちゃってるからですね。

そうなると自分の中の答えと、上司の答えという2本の考え方の柱ができてしまいます。

上司に指摘されている間は上司の考え方に合わせて話をして、
その直後に自分で業務をするときは、少しの間だけ上司の考え方に
ハッキングされた状態で仕事をします。

ハッキングされているので自分で考えられません。

単なる作業になってしまいます。

作業しかしないとなると
上司からしたらそれが不満なわけですね。

でも部下からしたら自分の考えを押し殺して
上司の考えを当てはめているわけですから、
自分の脳を機能しないように制限してる状態です。

頭が回るわけがありません。

で、上司から言われたやり方は何のアレンジもなく
理解もせずにするだけでは仕事はうまく回らないので

上司の指導の仕方はダメだ

と判断して

今度は自分の頭の中に浮かんだ答えに従って動き出します。

そうすると上司の話を完全に無視している状態になって、
また思いっきり失敗します。

そうすると上司に呼び止められて

なんで言ったのにしないの?

言われた通りにするって約束したよね?

と詰められてしまうわけですね。

これが上司の話を聞かない部下の仕組みです。

打ち合わせの仕方に革命を起こすと改善する

失敗の元はなぜか、どこにあるかと言うと
最初の打ち合わせの所ですね。

その時にお互いに本心で話していない。

本心と言うのは、お互いの頭に浮かんだ情報

即座に浮かんだ言葉

です。

もっと言うと電気信号です。

無意識のうちに出された結論と言ってもいいかもしれません。

自分自身が仕事する時には即座に浮かんだ言葉や、
情報に従ってつき動かされるわけなので

上司と話す時にも業務の改善のために話をするのであれば、
浮かんだことをそのまま話してそれを共有する必要があります。

上司からしたら浮かんだことが正しければそのまま褒めてあげればいいし

浮かんだことに問題が含まれているのであれば、
この分が問題だと伝えればいいです。

上司と本音で話をする方法

とにかく上司と話をする時に建前で話をしたりすると、
先ほど伝えた通り
上司にとって、つまり会社にとって正しいことと、自分にとって正しい事の、
がどんどん広がっていき収拾がつかなくなっちゃいます。

溝が開き切っちゃうと退職という結果になりますね。

そうならないためには、上司と話すときに
浮かんだことをそのまま伝えることが重要です。

上司は味方で、自分の問題を一緒に解決してくれる相手と考えて
思ってることを伝えるべきです。

最初は自分の中で上司を敵とみなしていて、いろんな支離滅裂な言葉が
飛び出てくると思いますが、それも我慢して全て切ってしまいます。

言葉にしてみると頭の中の電気信号状態だったストレスが、
整理されて頭に再度収まる形になるので問題が生じてきた状態になってきます。

以前に古い脳についてブログでも書いたとおり、
まさに古い脳からの電気信号に動かされている状態になってしまうかもしれませんが

それでも頭に浮かんだことをそのまま正直に伝えます。

相手を攻撃せず自分も卑下せず

頭に浮かんだ事はしょうがない

自分ではどうすることもできないと諦めて

頭に浮かんだ電気信号をどんどん言語化して上司に伝えていきます。

もう一度言いますが

部下であるあなたが自分の席に戻って仕事をするときには、
あなたの頭に浮かんだ電気信号に従って仕事をするわけです。

なのでその頭に浮かぶ事を適正にしないと、仕事がうまくいくわけはありません。

その電気信号を適正にしてくれる味方が上司なわけです。

そして頭に浮かぶ電気信号は無意識に浮かんできます。

無意識なので見える化しないと改善できないわけですね。

だって見えないわけですもん。

見せるためには文章に変えて客観的に見える状態にする必要があります。

なので上司と話をするときにはマインドマップや、テキストツールを使って、
文字化しながら話をするのは必要なことです。

上司は味方であれ

上司からすれば、その際に絶対に敵対しないと決めるべきです。

敵に心を開いて話す人はいません。

味方でいる必要があります。

どんな状態でも味方でいると決めて、
部下の頭に浮かんだ情報を全て聞き取ります。

嫌なこと言われたら怒るのが自然ですし、
間違ってる所があれば指摘をするべきです。

でもその前提は味方としてする必要があります。

敵になって攻撃をしてはいけません。

敵になって攻撃するというのは相手を排除しようとすることです。

排除するのではなく、数カ月後、数年後、その人が成長して自分にリターンがあるという、
損得勘定しっかりとした上で、その人の現在を責めないように調整をする必要があります。

人は自分にリターンがないと動けない生き物です。

自分に得がないと動けない生き物。

なので部下の話を聞くことが自分にとってメリットがあるということを、
しっかりと論理構築する必要
あります。

この辺も責任論や建前で話してはいけません。

上司も自分にとってのメリットがあると心から信じれる状態になるまで、
考えを深める必要があります。

しっかりと考えを深めれば部下にとっての味方であることが、
自分にとっての最大のメリットをもたらす事となって

理解が一致します。

理解が一致せずに理性になってると、考えている事は部下のことを
無意識に排除しようとしている状態なので、うまくいきません。

僕は敵ではありません。

足を引っ張る存在でもありません。

あなたが部下の時に、経験が浅いときにはあなたの上司が、
あなたの未来を信じて一生懸命指導したということを、
今なら理解ができると思います。

あなたも部下も同じです。

あなたの部下は5年後、めちゃめちゃ重要な戦力になります。

それを確信して指導する必要があります。

とにかく頭に浮かんだことを共有する関係を作る

長くなったのでまとめます。

うまくいってない上司と部下の間の会話は全て遅いです。

なぜなら部下が自分が怒られないことを、
最優先して言葉を選んで話しているから
ですね。

言葉選ぶというと聞こえはいいですが、簡単にいうと嘘です。

しかも無意識についてる嘘になります。

上司の話を聞いて、なるほどなと思うんですが

できるとは思っていません。

建前です。

そこでよくないことに、中途半端な約束をしてしまいます。

部下からしたら無理矢理に約束をさせられたと感じてしまいます。

無理矢理なので調子が悪いわけです。

部下からしたら無理矢理できもしない約束をさせられて、
断ることもできないからとりあえずやるしかない、
と思って仕事に取り組むわけですね。

そんな仕事が楽しいわけがありません。

しかも失敗しても自分の事だと思っていない状態です。

だって約束を無理やりさせたのは上司なんですから
悪いのは上司だとなるわけです。

そして半ば投げやりな状態のまま、業務に取り込むことになります。

失敗するに決まっていますよね。

でもこれが実際に起きているわけです。

この状態を防ぐためには

あなたの頭に浮かんだことをそのまま共有する必要があります。

部下と上司とタッグを組んで、部下の電気信号、
つまり古い脳が発する信号と向き合うわけです。

新しい脳、つまり部下の意識ではなく、
古い脳と対話をすることが上司の仕事の考え
、くらいでちょうどいいです。

とにかく上司と部下の2人の関係と思って、
話をするとうまくいかないですね。

上司の新しい脳と上司の古い脳と

部下の新しい脳と部下の古い脳

4つの脳が作用していると考えて、その複雑さの中で答えを見出していく、
という構図が理解できればうまくいきます。

そんなややしいこと言わなくても一言で言うと

頭に浮かんだことを言葉にする

しかも間を作らずにその場で回答する

これだけうまくやると機能するようになります。

相手の味方だと自分に言い聞かせながらということが前提になりますが
とにかく間のことを言葉にする。

自分の言葉として言うのではなく

すみません、こんな言葉が古い脳から浮かんでくるんですけどどうしましょうか…

みたいな感じで上司に相談するのが1番です。

それができるようになってくると、頭に浮かんだことをそのまま発しながら、
どんどんどんどん問題が解決
されていくようになります。

めちゃめちゃ理想的ですよね。

ポンポンポンポン言葉が出て、どんどんどんどん問題が解決していく。

しかも本心で話しながら、上司と信頼関係を築きながら。

素晴らしい状態です。

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