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2020年3月24日

人は嘘をつきたくない生き物、だから曖昧なYESを返す

部下と話していると曖昧な答えが返ってくることがあります。

「100パーセントとは言い切れないです」

「多分大丈夫です」

「頑張ってみようと思います」

そんな言葉をポジティブに受け取ってはいけません。

本当は

「無理です」

「大丈夫じゃないです」

「できません」

って言いたいわけです。

でもそれを言うと怒られるんで何とか怒られない方法を探します。

完全に嘘になるような次の言葉

「できます」

「大丈夫です」

「任しておいてください」

を言うと
怒られることは回避できます。

でもそれだと完全に嘘になっちゃいます。

彼らも良心があって嘘をつきたくないと思っています。
なので嘘ではないギリギリのラインを攻めてきます。

それが

「完全ではないけど大丈夫です」

「大丈夫だと思います」

「無理ではないです」

「…はい」

「…がんばります」

みたいなよくわからない言葉を返してきます。

基本的にはNOと思っているけど、
ギリギリNOにならないYESの言葉を返してきます。

こんなときのYESは基本的にです。

嘘なのに肯定的な答えを返してくるので
上司としてはYESなんだなと思ってしまいます。

それで約束の時になってみると

全く出来上がってないやん

ってなります。

ここでは上司の問題です。

上司も信じたがっている、

別の言葉で言うと
上司も自分の都合の良い言葉を返して欲しがっているわけです。
部下が「できます」と言えば上司の役割が終わると思っています。

自分の仕事に戻れます。

なので

「できます」

「任しておいてください」

「やります」

みたいな言葉を引き出そうとしてしまいます。

上司の役割は部下から適当な言葉を引き出すのではなくて
アウトプットを出すこと
です。

アウトプットを出す上で
新人の未経験の部下からの言葉は何の保証にもなりません。

ましてやあいまいなYESの言葉を返してくる場合は

「できない」と言ってるのと同じ

と考えることです。

嘘をつきたくないがために
明確なYESではなく曖昧なYESを返してるんですね。

でも本心ではNOって思っています。

難しく感じるかもしれませんがそんな仕組みです。

上司は、
部下のそんな曖昧な言葉を
自分の都合の良いように解釈してしまいがちです。

自分の希望で部下の言葉を解釈してしまいます。

その時は問題点を曖昧にしているので
上司としての役割を果たしていないことになります。

人は嘘をつきたくない。
だから出てくる曖昧な答えを返してしまう。

そんなときには上司はしっかりとそれについて
突っ込む仕事をする必要があります。

曖昧なままのYESはNO

これが基本的なルールです。

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