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2022年5月11日

プロとして仕事をする人は「3つの時間」が必要

いきなりですが、
世の中は

1,作業をする人と
2,仕事をする人

大きく二つに分けられます。

作業は
単純で、確定していて、明確

な ことで

仕事は
世の中という
複雑で、不確定で、不明確な
ものを
単純化して、確定させて、明確化して
作業として扱えるようにすること

と考えています。

仕事をする人の分け方には、

アマチュアとプロフェッショナル

平社員と上司

いろいろな分け方がありますが、

一般的に
作業する人よりも仕事をする人のほうが
責任も大きく、給料も大きい。

アマチュアよりもプロフェッショナルのほうが
より高い能力が求められる。

平社員よりも上司のほうが
大変だけと、裁量も大きい

そんな分け方になると思います。

仕事が二つに分けられるならば、
シナジーデザインで求められるのは
作業だけをする人ではなく、仕事をする人。

アマチュアのマインドを持ち続けるのではなく、プロフェッショナルを目指して責任に取り組む人、

ずっと部下の立場になるのではなく、上司になるポテンシャルを持っている人という基準で採用を行っています。

「私はずっと、単純で明確で確定している作業だけを行います。」
と宣言する人は残念ながら面接で不採用にします。

「私はずっと、アマチュアで十分です」
という人も
「私は上司になる責任を負うつもりはありません。」
という人も現在の選考の基準では採用しません。

規模の小さい会社が
拡大しようとした場合、
上司のポストが余ります。

そのポストに付ける候補者を採用する必要があります。

誰かの後追いをするだけではなく、
責任を持って仕事をやり遂げるプロフェッショナルが必要です。

そのプロフェッショナルが求められる環境ですが、
今一つ、皆がうまく適応できていないように感じるので
自己成長について情報を共有しようと思います。

プロになるための3つの時間

プロフェッショナルとしての生活には

1,プライベートの時間と
2,仕事の時間
3,そして自分のスキルを上げる時間

この3つが必要だと考えています。

でも多くの人は

1,プライベートの時間と
2,仕事の時間

の二つに分けてしまい、
スキルアップの時間をうまく確保できない。

負荷の掛かるスキルアップの時間は
プライベートの時間に入れれない。

ストイックに筋トレやダイエットが出来る人なら可能かもしれませんが、
多くの人はそんな能力を持ち合わせていない。

だから、
やらなきゃ、やらなきゃ、と思いながら時間だけが過ぎていく。

だから日本人の半分以上の人が
1ヶ月で1冊も本を読まないとデータに出ています。

それなら会社が、その時間を負担してくれれば、
と考える人もいるかもしれません。

でも会社は学校ではありませんので、
プロフェッショナルになるための時間を全部負担してくれるわけも無い。

だから
多くの人がスキルアップをしないまま
年齢だけを重ねてしまっている。

これは日本全体にとっても大きな問題になってきているのかな、と思います。

日本の平均給料は高い?低い?

話は変わりますが、
日本の給料は先進国の平均より上か下か分かりますか?

実は
平均よりも大幅に下回っているんですね。

下記のグラフです。

https://doredoreworld.com/worldaveragewage/

様々な要因があるので何とも言えませんが、
給与面で見る限り30年前と比べて日本はすでにお金持ちの国ではなくなっています。

この傾向が続くなら、今後10年ほどの間に、
日本はお金持ちではないどころか、
貧乏な国に戻ってしまいます。
戦後がそうだったように。

僕に国全体の平均給料を上げる力はありませんが、
現在のベンチャーの規模から参加しているメンバーには
日本の平均給料が下がり続けても
力強く給料が上がり続ける人になって欲しいと考えています。

スキルアップの時間を確保

自分のスキルを上げる時間は
プライベートの時間でも
仕事の時間でもなく
別枠として確保する必要があります。
それぞれの24時間の中で。

人に言われた仕事だけをする作業や、
既に成長しきった人が対応する仕事であれば
成長するための時間は必要ないかもしれないですが、

経験の浅い
知識労働者や
クリエイターは自分を成長させるための時間が必要です。

また新たな責任を負った管理職もその時間が必要です。

特に
業務上で必要な基準に達していない

仕事の責任を果たすために
まずは業務の基準に達する必要があります。

その会社固有のものにおいてなら、勤務時間に勉強をして成長する、でいいと思います。

お客様の会社情報を覚えたり、
商品についての知識を得るのは業務時間中でもいいと思います。

でも、
日本語の読み書きはどうでしょうか?

多くの人から、
日本語が読めないのであれば、プライベートの時間に勉強するべき、という答えが返ってきそうですね。

パソコンの基本スキルはどうでしょうか?
これもエクセルやワードは仕事をする上で必須のスキルなので、出来ないのであれば個人で勉強するべき、と返ってきそうですね。

英語のできない翻訳家ならどうでしょうか?
翻訳家になりたいのならば、
学校などで英語を身に付けるべきですね。

自費で留学をしている人もたくさんいます。

その上で翻訳家となった後も、自ら勉強をしてプロとしてのクオリティを保っている。

それであれば
プログラムの出来ないプログラマ―は自らスキルアップの時間を持つべきだし、
デザインの出来ないデザイナーもスキルアップをする必要があると思います。

売上を上げるための方法を知らないマーケターも同じです。

既に経営やマーケティングは体系的にまとめられた学問となっています。

基本的なもので言えばSWOT分析や3C分析、イノベーター理論などのフレームワークが開発されて共有されています。

そういった分析のツールを使うことで
初めて
ライバル会社のマーケターを競うことが出来ます。

そういった知識もないままであれば、
体力と精神力に頼るテレアポや飛び込み営業を行うしかありません。

学びたいと思えばたくさんの書籍やWEBサイトや動画があふれています。
それらの知識の吸収量が圧倒的に足りていない、
なので生産性が上がらずに、国際的に見て年々競争力が無くなっている。

それが今の日本の現状だと思います。

とにかく
プログラムもデザインもマーケティングも
人によっては大学時代にしっかりと学んでいる人もいます。

大学でも学んでいなくて、
未経験で業界に飛び込んだ人は
スキルアップする時間を確保しなければ、いつまで経っても素人のままです。

素人のままでは失敗する確率が高まり、
正当な仕事のストレスではなく、
失敗をリカバリーすることにエネルギーを使い、
不安だけが高まり、
夜に寝れなくなったりします。

不安に思うなら、
知識を入れれるだけ入れて、
勝手に解決策が出るのを待つことです。

アイデアも
解決策も入れた分しか出てきません。

問題が解決できないのは入れている情報が足りていないことが多い。

ビタミン不足が肌荒れを引き起こすように
情報不足は業務上の問題を引き起こします。

とにかく情報不足。

スキルアップの時間を確保して
情報を入れていきましょう。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

一般的に通じるスキルに関しては個人が負担するべき
そしてその個人が負担した分を会社がそれなりの金額で買い取る事が給料が上がる理由になる

本人は努力をせずに会社の時間だけで成長させてもらっているのであれば会社はスキルを上げるために投資をしているのでその人の給料を上げる必要がない

強引な理屈かもしれないけど
自分はこっち寄りの考え方です

家に帰って仕事をする事は許さないけど
業務時間中に他のクリエイターが既に読んでるような本を当たり前のように調べるのも許さない

そういう経営者も多いと思いますが自分もそうです

そうゆう目線で考えると
シナジーデザインでは
自分の時間と
仕事の時間と
スキルアップの時間を分けて対応している人の数が非常に少なく感じる

1日1時間でも毎日やり続ければ365時間

資格試験のほとんどに受かる時間が確保できるわけです

1日2時間とれば700時間
2年ほどあれば難関資格も狙える時間です

そのぐらいの時間をかけなければプロとしてお金を稼ぐスキルが身に付くわけはありません

ウェブマーケターであれば100冊ほどの本を読んでおく必要がありますし
フレームワークを使えるようになっておく必要がある

ウェブデザイナーであれば今流行のデザインを身に付けておく必要があるし
注目されている企業のホームページは全て把握しているくらいである必要があります

プログラマーは今使える言語だけではなくそれ以外の言語についても知識を深めておく必要があります
Qiitaなどのサイトで使った事は無いけど知識としては知っていると言うレベルまで知識を吸収する習慣をつけておく必要があります
https://qiita.com/

スキルアップ時間の確保はそんなにややこしいことではありません

朝起きて事務所に行くまでの時間、
事務所から家に帰るまでの時間を
活用すれば2時間ほどは簡単に確保できます。

1日2時間もあれば充分に情報を吸収できます

休みの日はお風呂に入りながらヘッドホンで本を流すとか、
撮りためたハードディスクに入っているビジネス系のテレビ番組を見るとか、
自分はそんなことをしていました。

自分はそういうのをやって知識を蓄えてきましたが
あまりにも他のメンバーとの差があるように感じています

デザインチームに関しては雇用する条件として
毎日トレースを提出することを約束していますので、
デザイン面では着実にスキルアップしています。

ですが、
他のチームでは同じようなことをやっていません

自分でスキルアップできる人は放置で大丈夫ですが、
これだけうまくスキルアップのための情報を吸収できていないところを見ると
その辺もしっかりと定義して義務づけていく必要があるのかなと思います。

規模の大きい企業では
昇級するための試験があったりしますが、
同じような仕組みを導入したいと思います。

ただ
試験にはマニュアルが必要です。

マニュアルが出来るまでは

試行

実施

改善

定型業務

マニュアル化

社内検定化

という流れになります。

試行が多い状態の小規模の会社ではなかなか、大企業のような社内検定を作るのは難しい。
なので、そのあたりの仕組み化が必要だと思います。

本来であれば自分ひとりで成長してくれれば良いのですが
義務づけざるを得ないほど十分な情報を取得していない、
というのが今のシナジーデザインの問題点です。

このままでは生き残れないと思っています

学校で授業を聞いているだけでは授業についていけなかったように
努力しなければ受験に受からなかったように
会社でも仕事の時間の知識の吸収だけでは追いつかない

会社は部下や雇用関係にある従業員に業務をさせる権利はあるけど
知識を吸収させる義務は別にない。

業務命令をして
その人が失敗をするか
成功するか

翻訳家が英語が出来るようになってから業務に挑むように、
知識労働者として働く約束をした人は
その業務をする上で基礎的な知識を吸収している状態になってから
仕事に臨む必要がある。

図面が掛けない建築家は建築家ではないですもんね。

税理士資格のない人は、安い給料で会計事務所で働いていますもんね。
そして自分の時間で勉強をしています。

給料を上げていきたい
プログラマーもプロとしてのプログラムが出来ないのであれば勉強をするべきだと思います。

プログラマーなのに何一つ自分のサービスを作ったことがない人も通用しない。

給料を上げていきたい
デザイナーもプロとしてのデザイナーが出来ないのであれば勉強をするべきだと思います。

給料を上げていきたい
マーケターもプロとして売上を上げる提案が出来ないのであれば勉強をするべきだと思います。

マーケターなのにフレームワークを10個も知らないような人が揃っている会社はマーケティング会社として成立しません。

でもそんな人たちが多くを占める会社に、シナジーデザインはこのままだとなってしまう。

そういった危機感が強く自分の中にあります。

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