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代表ブログ

2021年1月27日

人の数だけ文脈がある

人は基本的に、
自分が正しいと思うことしかしません。

逆に言うと
自分以外の誰かに、
何か行動を起こそうとするときには
相手の人にとって、
それが正しい、という文脈を用意する必要があります。

例えば
誰かを殺すときは
その人が極悪人で、生きている価値がないと心の底から信じ込む必要があります。

そうすることで
相手を殺すことが正しいこと、
となって行動が起こせるわけです。

法律的に間違っていても、自分が正しい、
そうなって初めて行動を起こせます。

でも実際には
法律の問題はもとより、被害者の家族の問題。
なにより、人を殺したという事実と向き合うことが必要になります。

それらの事実を
自分の都合の良い、文脈に仕立て上げて
殺人が正しい、という筋を作ってしまいます。

そして
自分だけの文脈に従って行動を起こしてしまいます。

なので
ニュースで報道される犯罪で捕まった人の動機が
支離滅裂な
自分勝手な文脈になっていることが多くあります。

身勝手な犯罪、
という判決文をよく聞きますが、
基本的に犯罪を犯す人は、法を無視するくらい強い文脈を自分の中に
形成するので、とても利己的で、独りよがりの情報収集の形を取ります。

それが
刑務所に入ったりする間に
一般的な社会の常識の文脈に自分の考えを照らし合わせて、
比較することで自分の文脈が異常だったことに気づきます。

でも
刑務所に入らなければ文脈の修正は出来なかったということでもあるんですね。

自分自身が、作り出した文脈
多くの場合、意図したものではなく、自分の置かれている環境で
自分がストレスを調整しながら生き抜くために、
必要な社会との向き合い方、ともいえるので、
上司が命令したところで、
親兄弟が泣いてお願いしたところで、
なかなか変わりません。

無理に変えることは、不可能、ぐらいに思ったほうがいいですね。

人それぞれの文脈、

つまり

考え方

を変えるには

それぞれの人の考え方を
その人の代わりに言語化して、
その人自身にその人の考え方を気づかせる段階が必要
だと思います。

そして、
その考え方になった経緯も推測して、
現在の環境に考え方があっていない場合は、
現在の環境に適した考え方に変更させる、という流れになります。

具体的に言うと
最初の職場で上司にうつ病になるくらいまで、精神的にも圧迫を受けた人がいたとします。
その人が次の職場に再就職が出来て、新しい環境になっても
おそらく、上司への警戒心は根強く続いたままになると思います。

でも、
本来、仕事をうまくやるためには
上司への信頼が大切
です。

その場合は
その人が前の職場に適応するために作り上げた
上司は警戒する対象、という文脈への理解を示したうえで、
今は、そういうことをする必要がないと
伝えてあげる必要があります。

やはり、他人である部下の文脈と上司の文脈がずれることは避けられません。

その際に、
上司の文脈を無理に押し付けてしまうと、
部下からすると、自分の正しい文脈を投げ捨てろと命令されることになるので、
部下は自分の文脈に固執します。

結果として、上司の文脈、つまり会社の文脈を無視します。

それが、
部下が上司の命令を無視するメカニズムだと考えています。

誰もが、自分が正しいと思うことしかしない。

その原則のもとに
その人の正しい、文脈をまずは聞いて、

もし部下が自分で文脈を言葉に出来なければ、言葉にしてあげて
その文脈と会社の文脈のずれたところを明確にしてあげる、

そしてそれの違いについて
しっかりと話し込む

こういった
回りくどいことが必要になります。

考え方

行動


結果

この原則をしっかりと把握したうえで

無意識のうちに正しい行動がとれるように
その人の文脈、

つまり
考え方を
しっかりと会社の考え方に合わせる必要があります。

考え方は自由です。

でも

結果までが考え方と直結している以上、
仕事に対しての考え方は会社の考えと完全に一致させる必要があると思っています。

自分は
部下のプライベートの考え方に関与するつもりは一切ありません。
生き方も勝手にしてもらえればと思います。

でも、
ホームページの作り方や集客方法については
自分の考え方を伝えます。

 

それを全部
飲み込め、というのではなく、
お互いの意見をぶつけてでも、考え方を統一する必要があると思っています。

とにかく

考え方 → 行動 → 結果

これは絶対な真理だと思うので
考え方を統一する必要があると思っています。

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