こんにちは、
システムチームのKです。
このブログを書いている時点で、システムチームは6名のメンバーが在籍しています。
全員が業界未経験で入社しており、
そのうち3人は、それぞれ現在経験年数、1年半、4ヶ月、2カ月 です。
3人ともよく頑張っていると思いますが、
仕事の準備の部分でこうしたらもっと良くなるのに、と思う部分があるので、
今回ブログに書き起こしてみようと思います。
自社サービスを「使う」
弊社の主力サービスは車業界向けのCMS「デキテル」です。
もう少しでご契約社数 1,000社 にせまる、業界No.1のCMSサービスです。
開発、販売、サポートまですべて自社で完結しているので、
入社したて、入社数か月であっても、
「デキテル」を取り扱う業務をタスクとして渡すことになります。
そこで、タスクを完了させるための準備として何を準備してくるかと問うと、
「javascriptの勉強をしてきます」
「HTML、CSSの勉強をしてきます」
とプログラマの一般教養の勉強を「準備」としてやってくると言ってきます。
HTML、CSS、javascriptの知識も重要なのですが、
それ以上に大事なのは「自社サービスの知識」です。
以前上司から、プログラマとしての技量は、
プログラムの知識 × サービスの知識
という話を聞きました。
計算式が「×(かける)」というところが重要で、
どちらか一方が秀でていても、片方が低ければ、結果低くなる、というものです。
だから、自社サービスを使って、サービスのことを深く知ることが、
プログラマの準備として効果的なものになります。
自社サービスの「コードを読む」
過去の代表ブログですが、
「パソコンの画面と対話なんてしちゃダメ。4か月目プログラマーとのランチMTG」
https://syde.jp/w2/archives/12984
という記事があります。
この記事でも書かれているように、
プログラム開発者の思いとか設計思想は、
とても大事です。
特に、プログラムの実力や経験が少ないうちは、
その思想に染まっておくほうがいいと思います。
WEB上には物事を実現するための、あらゆる情報が公開されていますが、
それぞれが、異なる設計思想を元に作られているものです。
そういったWEBの情報の丸写しでしかプログラムできないようになると、
自社サービスの設計思想を全く無視した、
コピペプログラマーに育ってしまうと思います。
サービスの「変遷を知る」
現在一番長く在籍しているメンバーで9年目、
「デキテル」が14年目ですから、
代表を除くと、リリース当初のデキテルを知るメンバーはいません。
ただ世の中は便利なもので、
wayback MachineというWEBサイトの過去をさかのぼって見れるサービスがあります。
https://web.archive.org/web/20110607034033/http://dekiteru.jp/top/(※ちょっと重たいです)
このサイトでリリース当初のデキテルSPを見てみると、
「直感編集」など、
今でも普段使いしている単語が出てくると思います。
「直感編集」はデキテルのコンセプトの一つで、
それを大事に守りながら今までサービスを進化させてきました。
サービスを進化させていく中で、
陥りがちなのが、コンセプトを無視・逸脱した改修(=改悪)を行ってしまうことです。
そういった改悪になる、発想を防ぐためにも、
サービスの変遷を知ることも重要です。