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スタッフブログ

2024年4月23日

安易に「没」という表現を使わない

こんにちは、システムチームのKです。

 

ウチは業界未経験スタートのメンバーがほとんどで、

制作系の専門的な知識を学んでから入社しているケースも稀です。

 

それでいて、このブログを書いている時点で従業員は20人以上

自分は代表を含めても 5人のころを経験していますから、

それと比べると本当に大きくなったなと感じます。

 

ただ、自分も含め、素人レベルからのスタートになるので、

かなり多くの「差し戻し」が発生する傾向にあります。

 

そして「差し戻し」が発生したときに

ブレインマップ(自社開発のマインドマップツールの名称です)上で

「没」の枝を作って、枝ごと移動するケースをよく見かけます。

 

実は以前まで自分もこの「没」多用していて、

使い方が間違っていると指摘を受けたことがあります。

 

「没」にすることは会社の時間も、考えたことも完全に無駄になる

個人的な感覚ですが、

「没」に枝を移動するときは、感情的になっていることが多いです。

「せっかく考えた、時間をかけて準備したのに差し戻った…」

紙に書いたものをくしゃくしゃに丸めてゴミ箱に捨てている感覚です。

 

古い脳からの電気信号なので、感情が出るのは自然だと思いますが、

ここで理解しておかないといけないことは、

差し戻しが発生したとしても、

そこに発生した時間分、自分たちの給料はきちんと支払われています。

 

それが丸々アウトプットも何もなかったことになると

紙なんてものではなく、会社のお金をゴミ箱に捨てているのと同じです。

 

「没」には反省も何も残らない

自分が思うに、「没」という表現を使う上での、最も悪いところは

「自分の能力が至らなかった、仕方ない、別のものを考えよう」

みたいな何がダメだったのか、反省も何もないところに着地することだと考えます。

没の枝に動かしたら後で見返すことはもうないですからね。

 

差し戻しになるものは、

丸々全部がダメだった、というわけではなく、

ココとココはダメだけど、ココはOKというケースがほとんどです。

 

「没」へ枝を移動することは受けるダメージを減らすために

失敗を見て見ぬふりする行為ともいえるので、

安易に「没」という表現を使わずに、

なにがダメで、何がOKだったのかを正しく把握し、

ダメだった部分は掘り下げて考えることで、精度を高めていく

そのように取り組むことが大事なのだと思います。

 

 

 

 

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