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2023年8月28日

WEBアクセシビリティ 導入部分を学習しました

こんにちは。
総務のSです。
 

デジタル庁が発行する刊行物の1つ、
『ウェブアクセシビリティ導入ガイドブック』を読みました。

https://www.digital.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/08ed88e1-d622-43cb-900b-84957ab87826/9f89625f/20230512_introduction_to_weba11y.pdf
(全56ページ)
 

一言で言うと、
どんな状況でもWEBコンテンツを利用できるように
というポイントのお話です。

私は制作者ではありませんし、
本来ウェブアクセシビリティの向上に取り組む際は
複数の規格や専門的なガイドラインを確認する必要があるようですが、

こちらは
> 優しいサービスのつくり手になる一助として、ぜひご活用ください。
とのことで、
むしろ初心者向けの内容になっています。
 

その他 デジタル庁 資料はこちら
https://www.digital.go.jp/resources

Accessibility(アクセシビリティ)とは

本来、アクセシビリティとは
近づきやすさ、便利であること などの意味を持ちます。

“WEB”アクセシビリティは
HTMLなどのインターネット技術を前提とし、
どのような状態・状況にある人でも
WEBサービスやコンテンツが円滑に利用できる状態
などを指します。
 

> 一般的に「ウェブアクセシビリティが確保できている」状態とは、具体的に次のような状態になることが望まれます。
● 目が見えなくても情報が伝わる・操作できること
● キーボードだけで操作できること
● 一部の色が区別できなくても情報が欠けないこと
● 音声コンテンツや動画コンテンツでは、音声が聞こえなくても何を話しているかわかること
(8~9ページ参照)
 

「目が見えなくても」「音声が聞こえなくても」
このようなワードを見ると
ハンディキャップのある方を想像しますが、

イヤホンや眼鏡を忘れた、
利き手を怪我してマウスが使えない
などのケースも「一時的に障害がある状態の人」として考慮の対象としています。

誰でも起こりうる状況なので一気に身近に感じられます。

3.ウェブアクセシビリティで達成すべきこと

という章では、
WEBアクセシビリティを担保する上で達成すべきことが
下記のように重要度ごとにラベリングされています。

3.1 達成しないと利用者に重大な悪影響を及ぼすもの( 重大 )
3.2 必ず達成しなければならないもの( 必須 )
3.3 状況に応じて確認すべきこと( 個別対応 )
3.4 導入に慎重な検討が必要( 非推奨 )
 

特に
実現できていない場合、サイト内を移動したりコンテンツを理解することが極めて難しくなったり、利用者を発作の危険性にさらしてしまう可能性があるものを「重大」、

それほどではないが、
満たしていないとコンテンツが十分に伝わらない達成基準を「必須」など

図で開設されていて非常に分かりやすく、
テストやコンテンツ作成のサポートをする際にも参考になりそうです。
 

「非推奨」の中では、
支援技術が必要な利用者は
OSやブラウザの機能を既に使っていることが多いため、
サイト側での文字サイズ・配色変更のボタンや読み上げ機能などは過剰提供になってしまう
というのが目から鱗でした。

まとめ

技術の進展に伴って
WEBアクセシビリティの重要性もどんどん増していますが、

なんとなく「面白そう」「カッコいい」「こういうのがあれば便利そう」などという理由だけで
サイトを作ってはいけないことがよく分かったのと同時に、
これだけのことを遵守しながら
いわゆる「今時のHP」を作ることはかなり難しいことだと感じました。
 

専門的なところは分からなくても
ここまで深く考えて作らないといけないんだなと、
勉強やリスペクトになります。

興味がある方は
読んでみていただければと思います。

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