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スタッフブログ

2023年1月13日

プロに近づいたと思う瞬間(2)

こんにちは

システムチーム マネージャー / プログラマー のAです。

 

前回に引き続き、

自分が プロに近づいた と思う瞬間を振り返ります。

 

前提として

自分のメモとして書いている内容になりますが

自分の命令や指示の 文脈 を

汲み取る助けになると思います。

特に部下には自分事として読んでもらいたい内容です。

 

前回 → プロに近づいたと思う瞬間(1)

 

大規模開発のはじまり(26歳・3年目)

3年目になると

「システム的なマズい状況」を解決する仕事が始まります。

 

例えば、

・デキテルの公開処理のリニューアル

・在庫車の画像の大幅な仕様変更 

など。

どちらも、今考えても、ハードな内容だと思います。

 

自分には

システムとしてマズい状況は

システムで何とかするのが当たり前だ

という使命感が、良くも悪くもあります。

 

「運用で何とかする」発想が大事なんですが

「まずはプログラムで何とかならないか?」と

自然に考えてしまいます。

 

若干リスクのある特性なんですが

自分ではバランスが取れているつもりなので、

今のところは良しとしています。

 

そういう人間になるきっかけになった、

これら開発の開始が、プロに近づいたと思える瞬間の1つです。

 

 

ゼロベースでの初制作(27歳・4年目)

4年目には

「お知らせを配信するツール」の

リニューアルを行いました。

 

こちらも、

新機能の開発というよりは、

運用的・システム的に生じた無理 を

解決する開発です。

 

この開発は

前例がない仕組みを採用したので

はじめて、ゼロベースで書くことになりました。

基幹部分の安全な仕組みを、

(頭の)バックエンドでずっと考えていました。

考える姿勢が身についたこのタイミングに、

プロにまた近づいたと思います。

 

4,5年経った今でも

基幹部分の仕組み は一切変わっていません。

「一生懸命考えれば何とかなる」という成功体験も

この開発からです。

 

話がそれます。

開発して4,5年がたちますが

今でも、同じようなコードを書くと思います。

この時に根付いた思想は、基本的に、変わってないです。


自分のコードレビューで指摘される機会が多いと感じたときは

この時のコードを読むと良いです。


実際、

この時のコードをよく理解しているKくんですが

プログラミングの成長速度が早い と評価しています。

 

 

ゴリ押し開発の限界に到達(28歳・5年目)

知らないスタッフも多いと思いますが、

昔のデキテルは、「1ブロックに1画像」でした。

今では、「1ブロックにたくさんの画像」ですね。

 

この開発で、

ゴリ押し開発の限界 に到達しました。

過去イチ、全開全力、限界までやって、

完全に力負けしました。

 

本当に限界までやって失敗したからこそ、

もっと助けを求めるべきだった と素直に思います。

このタイミングで、またプロに近づいたと思います。

 

 

部下が

過去の自分と同じように見えるタイミングがあります。

 

そんな時、

「助けを求めなさい」と

強めに指示・命令するのは、

・1人でやれることは大したことない

限界までやることは体力,メンタル的にかなりリスキー

と知っているからです。

 

本当に、1人で開発できる範囲はたかが知れています。

上司に助けを求めて、安全にタスクを完遂してほしいと思っています。

 

 


 

タスクを振り返りが

自分の思想の偏りを認識できる、

いい機会になっています。

 

ハードな開発の連続が

自分の思想を変えましたし、

技術力を大きく向上させました。

 

いろいろな事情があって

本当にハードな開発や

絶対に失敗してはいけない開発は

まだ自分が担当していますが

それが、

部下の成長を妨げる要因だと思いました。

 

次回に続きます。

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