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スタッフブログ

2022年12月8日

プロに近づいたと思う瞬間(1)

こんにちは

システムチーム マネージャー / プログラマー のAです。

 

先月の社内飲み会で

代表とお話させていただいた際、

「自分が “プロになった” と思った時のことを書いてみてはどうか?」

というお話になりました。

 

マネージメントに関して、

悩んだり失敗したりしているんですが、

 

自分の背景、スタンス を部下に共有し、

命令の文脈を汲み取りやすくすることで、

自分も部下も、仕事しやすくできればと思います。

 

前提ですが

自分と同じ経験をすることは、

求めていません。

そこは、安心してください。

 

 

正社員になった瞬間(24歳・2年目)

1年間の学生バイトを経た

2016年3月。

代表に、いいお店で食事会を開いていただき、

正社員登用していただくことになります。

 

当時、

色々考えていた中で1番憶えてるのは、

「自分がココで辞めたら “CarDr” どうなるんだろう?終わる?」

ということでした。

(CarDr…2015年に開発していた、現時点では未収益のサービス)

 

正直、

居ようが居まいが、

サービスの都合的には大した問題は無かったはずですが

 

良くも悪くも、高い自己評価と

サービスに惚れやすい性分が相まって、

ある意味で「プロダクト指向」な人間になりました。

これが、最初に「プロに近づいた」と思う瞬間です。

 

少し話がそれます。

よく「技術志向」と「プロダクト指向」の2つが比較されますが

基本的に、プロは「プロダクト指向」です。

少なくとも、自社開発をやる上では、

基本的に、「プロダクト指向」であるべきだと思います。

 

 

上司が辞職した瞬間(25歳・2年目)

詳しい背景は控えますが、

正社員登用から5ヵ月後、

上司が辞職 → プログラマーが自分だけになります。

 

まぁ上手くいく訳なんかないんですが、

代表からの力添えに強く感謝しますし、

そこを乗り切った自分を誇らしく思います。

全員、必死だったと思います。

 

一方で、

当時のデキテルには構造上の、とても大きな問題がありました。

「どうやって解決するの・・・?」みたいなレベルの。

 

上司が辞職する際に

「まぁよろしく頼むわ」のような言いぶりで伝えられ

呆然とした覚えがあります。

 

誰が悪いとも思ってないですが、

個人的にはとても辛い出来事でした。

 

反面。

「これと同じことを部下にしてはいけない」と初めて思いました。

この瞬間に、また少し、プロに近づいたと思います。

 

その問題を完全解消するまでの3,4年間

常に、頭のどこかにその問題がありました。

遊んでる最中に頭をよぎることがあったので、

酒を飲んで完全に忘れる!ようなこともやりました。

 

過酷な話ばかりですが

ある意味、ラッキーなんです。

強くならざるを得ない環境は

かなり早いスピードで自分を成長させました。

 

だから今は逆に難しい。

強くならざるを得ない環境が必要だな、と思っています。

 

 

「抱きしめーる」リリース(25歳・2年目)

2017年3月には

「抱きしめーる」をリリースしました。

 

リリース直前、強烈に、惨めな思いをすることになるんですが、

これが、3回目のプロに近づいたと思う瞬間です。

 

リリース直前、

進捗も悪い、

エラーも収まらない。

そのせいで、サービスの展開が進まない。

周りはキチンと仕事が出来ている中で、

自分1人が足を引っ張り続けている。

しかも、周りが気を使ってくれたりして。

これはかなり惨めな思いでした。

 

この時から

「どうやったらコーディングは素早く終わる?」

「読み易いコードとはなんだ?」

「テストはどうあるべきだ?」

のような事を、真剣に考えるようになりました。

本もよく読んでました。

 

そうやって得たノウハウを

今は部下に伝えています。

部下は、上司の指示を、心して聞いてください。

上司は本当に、色々経験したうえで、指示をしています。

 

 


 

改めてになりますが

入社してからの2,3年、

過酷な環境ではありましたが、

やはり、ある意味でラッキーだったと思います。

 

人間、

強くなろうと思って、強くなるのは難しいです。

強くならざるを得ない環境を、切り抜ける方が簡単です。

 

今回はこの辺で一旦終わります。

次回に続きます。

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