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スタッフブログ

2024年3月19日

実装しながら考えていること

こんにちは

シナジーデザイン プログラマー / マネージャー のAです。

今回は技術的な話です。

 

マネジメントをする中で

「実装が上手くいかない、、」という部下を接していると

実装中に

考えていることがズレていたり

考えている量が少ないな と感じる事があります。

 

その状況で当然だと思いますし、

その状況から抜け出そうと、足掻いている最中だと思います。

 

とはいえ

何を考えるべきか分からないと思うので、

自分が実装しながら考えていることを残します。

 

 

前置き)シニアエンジニアは、よく考えるが、手は動かさないらしい。

ジュニア / シニアエンジニアの違いとして

下図の様な挿絵を良く見ます。

引用)アウトプットプロセス(のなと@もちねこはサラリーニャン🐈💨)

 

ジュニアエンジニアが手を動かし続けているのに対し、

シニアエンジニアは、ぼーっとしています。

で、最終的なコード量は、シニアエンジニアの方が少ない。

という図になります。

 

このシニアエンジニアが

ぼーっとしてる間、いったい何を考えているのか?

という話を、少し出来ればと思っています。

 

自分がシニアエンジニアだ、、という意図はないんですが

アマチュア時代から含めると歴10年になるので、

ある程度の信憑性はある話かな、と思います。

 

 

なるべく、コードを変えなくて良い方法を考えている

既存のコードを「変える」リスク・コストは

初学者の方が思ってる以上に、高いです。

 

詳しく説明します。

 

既存のコードを変えると、、

1,既存のコードを 理解するコスト

2,既存のコードを 変更 / テストするコスト

3,既存のコードが バグるリスク

がそれぞれ高くなります。

 

既存のコードを変えるには

まず、深く理解する必要がありますし、

テストする必要がありますし、

変えれば変えるほど、バグる可能性が高くなります。

 

そういった問題を出来るだけ避けるために、

「なるべく、コードを変えない方法はないか?」と考えています。

 

実は、

その方法の筆頭として

「 “変える” のではなく、”追加する” 」という方法があります。

 

かみ砕くと

何かの機能を改修するとして、

既存のコードを変更するのではなく、

既存のコードはそのままに、新しいコードを追加して対応する

といった方法になります。

 

これは「開放閉鎖の原則」と呼ばれていて、

割とポピュラーな原則の1つになります。

他にもう1つ、考えていることがあります。

 

 

なるべく、コードを書かなくて良い方法を考えている

書くコードが増えれば増えるほど、、

1,コードを書く / テストするコスト

2,書いたコードを憶えておくコスト

3,バグのあるコードが混入するリスク

がそれぞれ高くなります。

 

だから、

なるべく、コードを書かずにタスクを終える方が

リスク・コストの面からすれば、安心安全です。

 

極論、

一切コードを書かなければ、バグるリスクも実装時間も0で済みます。

 

コードは触らず、ビジネス側の調整で目的達成できるのであれば、

悪い事ではないと個人的には思います。

 

1点、

この話をすると誤解されるんですが

ショートハンドや、テクニックでコードを短縮する という話ではないです。

 

例えば

三項演算子を使えば見た目のコード量は減ったように見えるんですが

そういう、付け焼き刃的なことではないので注意してください。

 

 

・・・

コードを変えない方が良い。

コードを書かない方が良い。

ネガティブな表現が続きましたが、こんなもんです。

 

ポジティブ/ネガティブ のバランスは大事ですが、

プログラミングが楽しい、プログラミングが好き、

だけでは、ビジネスとして成立し辛い場面もあると思います。

 

仕事を上手く進める観点で見れば、

必要な考えだと、この約10年やってきて、感じています。

 

 

 

 

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