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スタッフブログ

2024年2月29日

クオリティチェックの視点

こんにちは。

デザインチームのUです。

 

デザインチームは現在4名体制。

自分はマネージャーとしてデザインチームを預かっていることもあり、

連日、チームメンバーの制作物に目を通す機会が多いです。

 

最近ではメンバーが成長してきたこともあり

制作過程で制作物を見ることは少なくなりましたが、

会社のアウトプットの品質を守るために

最終段階では必ずメンバーが制作したすべてのデザインをチェックしています。

 

いわゆる、クオリティチェックという工程になります。

 

お客様の目に触れる前の最終段階のチェックとなりますので

クオリティを満たしていなければ、容赦なく差し戻しています。

差し戻している内容は、すなわち制作者自身のセルフチェックですり抜けている内容になります。

 

セルフチェックとクオリティチェック

どこに差異があり差し戻っているのか。

 

今回はクオリティチェックをどういう視点で見ているか

について書いていきたいと思います。

 

クオリティチェックをする視点

クオリティチェックをする際は

大きく分けて2つの視点で見ています。

 

それが

エンドユーザーの視点 と デザイナーの視点 です。

この2つは明確に分断して見ているわけではなく

両方の視点を同時に持ちながらチェックしている、というイメージです。

 

この2つは、パッと浮かんだ言葉で言うと

直感的な部分 と 論理的な部分

に分けられます。

 

それでは具体的にどういった内容になるのかを

次の項目で書いていきます。

 

エンドユーザー視点でのチェック

エンドユーザー視点のチェックでは

パッと見た時の印象を重要視しています。

 

パッと見というと適当な印象を受けるかもしれませんが

そういった意味ではなく、

実際にお客様が見る環境と脳をシンクロさせてチェックしています。

 

パッと見たときに

 

・わかりやすく情報が入ってくるか

・ターゲットに沿った伝え方をしているか

・意図した印象を与えているか

 

といった部分をチェックしています。

 

ここで重要なのは

ペルソナを設定して、その視点を持ってチェックすること。

 

例えば

女性をターゲットにしているのに専門的な用語が多くても、入りづらい印象になりますし、

車に詳しい方をターゲットにしているのに噛み砕いた言葉を並べても、却って不安にあおることになります。

 

ターゲットに沿った言葉選びをしていて、それがパッと見で伝わるか。

それがエンドユーザー視点でのチェックです。

 

デザイナー視点でのチェック

デザイナー視点でのチェックでは

より論理的な視点で見ていきます。

 

具体的には下記の内容を元にチェックしています。

 

・エンドユーザー視点での問題を言語化

・写真の品質チェック(色味・トリミング・加工感・画質)

・カラーの品質チェック(配色・強調・親和性・コンセプトの表現)

・レイアウトの品質チェック(伝える順番・比率・近接・整列・反復・対比)

・文字周りのチェック(書体・位置ずれ・ジャンプ率・太さ・強調表現)

・全体のバランス・ディティールのチェック(余白・パース・リアル感・エフェクト・全体のカラーバランス)

 

上記はセルフチェックをするうえで、一定の指標になるはずですので

ぜひ参考にしてもらえればと思います。

 

クオリティを保つのは大変

ここまで記してきたように

クオリティを保つとても大変なことです。

 

これらを一つ一つ順番に見ていくのはとても困難。

 

なので、ここで頼りになるのは自身の経験です。

これまで差し戻った内容を言語化し、

気持ち悪いと感じるセンサーを機能させることが大切です。

 

気持ち悪いと感じる違和感のセンサーが発動すれば

一つ一つ問題を潰していくことができるので、

セルフチェックの質が1段とあがるのかなと思います。

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