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スタッフブログ

2023年12月12日

経過承認=確定ではない

こんにちは。

デザインチームのUです。

 

来年の新デザインリリースに向けて

デザインチームでは現在、最新のデザインを鋭意制作中。

 

最終工程としてクオリティチェックを行っています。

良くできているなと思う一方、引っ掛かりを覚える部分もあり

そういった箇所を見逃さないよう目を光らせて

品質チェックの段階で戻すようにしています。

 

デザイン作成段階で承認をしていた箇所も

容赦なく戻しています。

 

なぜ、経過承認と最終承認でズレがでるのか。

文脈を理解しておけば、仕事としてフラットに受け止められるかと思いますので

承認基準についての話を書いていきたいと思います。

 

評価基準は技量に応じて変動する

経過段階では承認しているのに!と一見矛盾を感じるかもしれませんが、

評価基準は一定のように見えて、複雑に設定されています。

 

例えば新人が対応する場合、会社の高い水準を満たすのは非常に困難。

ですので、お客様の不満にならず新人が満たせるギリギリのラインを設定しています。

 

担当するスタッフの技量に応じて、承認をするラインは複雑に変動するので、

新人の頃は承認されていた品質でも、成長した現在では差し戻しになる

といったことが発生します。

 

評価基準は一定ではなく、技量に応じて変動している。

これを念頭に置いておくことが制作するうえで重要になります。

 

フェーズごとの承認の意味合い

タスクがスタートしてから完了するまでに

フェーズごとに承認のタイミングが発生します。

そこでの承認=確定というわけではありません。

 

各フェーズでの承認は、次のフェーズに進むための承認

という意味合いが強いです。

 

仕事とは、複雑で不明確で不確定なもの。

制作を進めていく過程で、様々な問題が発生し状況は変化します。

 

そして、承認の粒度はフェーズの後半に行くにつれてより繊細なものになっていきます。

 

フェーズごとで試行錯誤をする

料理を例に考えていきたいと思います。

シェフが料理を開発するドキュメンタリー番組を

テレビ等で見たことありますよね。

 

最初の段階はいわばどんな料理にするか、を決めるフェーズで

そこから、おおまかな食材や味付け、調理方法を決め

後半に進むにつれて、食材との相性や細かな味のニュアンスの調整に入ります。

 

料理の完成を目前にして、その料理屋の提供基準にあわせるべく

完成目前で味付けや食材を変更するシーンなんかも見かけますよね。

 

制作でも同様に

会社として承認できる基準を満たしていなければ、前のフェーズでの承認を覆すことがあります。

 

それはよりよいものを作るための試行錯誤。

 

世に出ている数々の料理が

度重なる試行錯誤のうえ、心血を注いで作られているのと同じで

制作においてもフェーズごとでの試行錯誤が必要となります。

 

何故覆るものを承認するのか

アウトプットの承認はかなり複雑で、流動性を含んだものになります。

 

メンバーの経験年数、技量の考慮

メンバーのストレス状況

デザインパターンからの進め方、

メンバーの育成考慮

など多岐に渡ります。

 

デザインやコーディングの担当者は

差し戻しが出たときに少なからずショックを受けるかもしれません。

ですが会社基準の品質に達していない、という事実をしっかりと認識していれば

少なくとも不当なストレスはなくなるのかなと思います。

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