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2023年6月20日

考えることとブレインマップの使い方

はじめに

こんにちは
システムチームのTです。
今回は考えることについて書きます。

というのは、この1か月で、考えることの重要性をより一層、身に染みて感じたためです。
なので土日から、暇を見つけては本を読んで、
どうやって考えるのかを知るようにしています。
その中で、共有できることがありましたので、ブログの形でまとめます。

現在読んでいるのが、『知的トレーニングの技術』という本です。
まだ、読み始めのため、自分が読んだ中で大事だと感じた個所について触れながら進めます。
本には、考えることのトレーニングには3つの段階があると書いてあります。

第一の段階

第一に、考えることは身体的な行為であると自覚すること。
これは、つまり、ロダンの考える人にあるように頬杖をついたりすることを言っています。
頭だけではなく、体も使っているということです。
このことのミソは、考える際に、思考が堂々巡りになったり、思うように進まない場合は、
姿勢を変えてみるということにあると思います。
特に自分は、煮詰まったときに姿勢が悪くなったり、頭を抱えることがあるので、
そんな時こそ、姿勢をよくしてみるなどの対策を行うことが有効ではないかと考えました。

第二の段階

第二に、他人と対話、討論を行って考えをまとめることを積極的に行うこと。
対話には弁証法的な作用、
自分の考えと相手の考えの対立とその乗り越えによって考えを発展させる作用があるから、行うべきだということです。
これは、だれか相手が必ずしも必要ではありません。
例えば、自問自答や一度書いたこと消すことも対話といえるからです。
自分の考えや、書いたことを、自分で問い直すこと、それがここでのきもだと思います。
だから、浮かんだことは言って、考えたことはブレインマップに書き留めておくことが大事になってきます。

第三の段階

第三に、書きながら考えること。
書くことの効用は、考えている内容が文字として物質化し、客観的な存在になることです。
こうなることで、対話、自問自答して、考えていることを吟味する余地が生まれます。
また、頭の中で考える際に、これまで考えていたことが頭を通り過ぎてしまったり、
まとめきれないような事態になることはありません。

さて、ここまでの内容は、ブレインマップでできることです。
考えたことをそのまま書き記し、記載内容の枝を移動させ、
漏れなくダブりなく分類していくことで、考えを深めることができます。
それが考えるトレーニングになります。

では、どのようにしてブレインマップに書いていくか。
個人的には、動物を分類するのと同じようにかけると思います。
つまり、動物というカテゴリーがあって、
それがさらに、哺乳類、魚類、鳥類という風に分かれ、
そこから何科で何目なのかという具合に細かくなっていく。
これが漏れなくダブりなく書くということで、
ここまで書けていれば、たいていのことは明確になります。

例えばイルカは哺乳類偶蹄目鯨類となります。
そこまで明確になっていれば、「ああ、イルカのことか」となります。

これを業務中のことに置き変えると、何か問題がある場合、
その際に考えて、先述のように細かく分けることで、
問題は解決可能な大きさになっていることがほとんどです。

おわりに

たいていの問題は、複数の問題が複雑に絡み合っているため、解消不可能に見えますが、
このように分類しつくすと、対峙している問題が、小さな問題の集積であることがわかります。
それをひとつずつ解決していけば、問題が結果的に解決します。
そのためには適切な切り分けが必要になります。
それは日常のブレインマップの書き方を意識することで身につくものだと思います。

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