こんにちは。マーケティングチームのSです。
今回は「仕事での諦め」について書きたいと思います。
先月はここ半年の中で、一番個人の営業数字が良かったのです。
しかしながら、6月に入ってからブルーな気持ちでした。
なぜかというと、1ヵ月積み上げた数字が全てリセットされたから、でした。
久々に数字の良かった5月の楽な状態の気持ちは、
営業数字がリセットされることを拒んでいたわけです。
仕事では一定の負荷が続いていく。どう諦めたらいいのか、考えたいと思います。
ポジティブな諦め
諦め、というとネガティブな意味合いもありますが、
仏教では苦諦という、
「人生は苦しみである」と諦めることで、
人生の安らぎに近づける概念があります。
また、森鴎外も諦念という、諦めの哲学のような考えを持っています。
こういった諦めの哲学に共通するのは、
「自らの置かれた立場を受け入れることで、心を安定させる」ということです。
要は”ポジティブな”諦め、ということになります。
では、仕事における諦めとは何でしょうか。
仕事における諦め
そもそも仕事とは何か?
「誰かのストレスの代行」です。
誰かの問題をスキルやノウハウで代わりに解決することなので、本質的に仕事はしんどい、苦しいものです。
もちろん、所得を抑えるなら負荷は減らせると思います。
ただ、売上を上げて所得を増やすのであれば、営業活動は必要です。
また現状維持するにしても、
一定数の離脱は必ず発生するので、やはり新規のお客様へのアプローチが必要になります。
年間単位の売上目標を確保するために、
必要な新規獲得数がまずあって、毎月の目標は年間目標を達成するために割り振っているもの。
そもそも、年間の目標という前提があるので、リセットされているわけではない。元々あるものに気付いていないだけです。
人生で稼がないといけないお金は決まっている
もう少し視野を拡大して、人生という単位で考えてみます。
代表ブログでも触れられていますが、
(リンク:人は借金を背負って生まれてくる)
普通の人生を送るには世帯収入として400万円が最低ライン。
普通の人生と言うと、
既婚者で子供が1~2人いて、子供を大学に通わせて、
という中産階級のイメージを自分は抱きますし、きっと将来はそんな人生を送るのだろうな、
と思います。
仮に30歳に結婚して90歳まで生きるとすると、
必要なお金は400万円 × 60年 = 2.4億円
日本人として生まれた時点で2.4億円を稼ぐことが義務付けられている、と言えます。
言い換えれば、2.4億円は必ず払う必要がある借金です。
少なくとも、ボケずに体がまともに動くであろう70歳くらいまでは、
この生まれ持った借金を稼ぐという苦しみが常に付きまとうことになる。
そう考えると、しんどい中でも、働いて給料を稼いで、というのは当たり前のことですね。
最後に
お客様から商品・サービスを購入してもらえなければ、
全くお金は発生しない。
そのことを考えると、
営業やマーケティングという仕事は、
お客様に一番近く、お金を稼ぐところに一番近い仕事だといえる。
一度身に付ければ、残りの人生を支えてくれる心強い武器だと思います。
一日、週間、月単位という視点ではなく、人生単位での視野を持つことで、
仕事をすることへの諦めと、せっかく仕事をするなら早く稼げるようになろう、と思います。