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スタッフブログ

2022年4月26日

アウトプットが改善した理由を正しく理解する

こんにちは、システムチームのKです。

 

今回はいつものスタッフブログとは別で、

代表の奥野とのランチMTGで話題になったことについて

書いてみようと思います。

 

システムチームの状況について

システムチームでは、

アウトプット量の未達が問題となっています。

 

ですがここ最近は、

22週連続未達を経験しているメンバーが、

サポートを受けつつも、

過去最長の5週連続達成をしている状態です。

 

そのメンバーだけでなく、

チーム全体としても、連続で100%達成するなど、

この記事を書いている時点では、

システムチームのアウトプット量は、以前より改善しています。

 

なぜアウトプット量が改善したのか

自分は、「以前よりも上司への相談の回数が増えた」ことが、

改善の理由と考えていました。

 

実際それ自体は間違いではないのですが、

 

では、「なぜ相談が増えたのか」

 

この部分の文脈で、

自分は大きな間違いをしていました。

 

大きな間違い

自分が間違っていたことは、

相談が、「本人の力で相談できるようになった」と理解していたことです。

 

その理由として、

・新しいメンバーが入ってきて、ミスしている姿を見せないよう立ち振る舞うようになった。

・上司、先輩としての自覚が芽生えた

と考えていましたが、

 

どちらもクリティカルな理由ではありませんでした。

 

 

実は、システムチームのアウトプットが改善するまでに、

チーム内で、いくつかの仕組みを導入しました。

 

・もともと通していた、上司のコードレビューやテストを通さず公開する

・週の初め(水曜日)にタスクとその仕様を固める

・タスクは「不安度」「着手順」「なぜそのタスクをするのか(Why)」をタスクシートへ記入する。

 

上司のコードレビューやテストを通さず公開することは、

会社にとっても非常にリスキーで、

自分が実装したものが、本番での不具合に直結します

 

そのため、タスクに対して慎重になり、

以前よりも不明点や疑問を相談するようになりました。

 

また、

水曜日の段階で、タスクの大筋を固めるために

スピード感をもって、あらゆることを決めていかないといけないため、

相談という形で、上手く上司の力を借りる必要がでてきました。

 

アウトプットが改善した理由を正しく理解する

ここまでの話で分かることは、

システムチームのアウトプットが改善した理由は、

 

「本人の力で相談できるようになった」からではなく、

「会社が仕組みを変えたことで相談が増えた」から

 

が正しい理由なんですね。

 

各々一生懸命やってるかどうか、と言えば

一生懸命やってるとは思いますが、

気持ちや意識だけでいきなりアウトプット量が変わるわけはありません。

 

会社が具体的に制度を変えているから、

結果が変わったんですね。

 

ここの認識がずれていると、

「自分の力でできるようになった」という気持ちが先行し、

今後仕組みを元に戻したときに、

間違いなく「相談回数が減り、アウトプットが悪く」なります。

だって自分の力で相談できていたわけではないですからね。

 

「一度できるようになったと思っていたことが、

実はそんなことはなかった。」

という状態はそれだけで余計なストレスになりえますし、

それをケアする上司の手間も余計にかかります。

 

自分の能力を過信しすぎず、

「会社の仕組みがあってこそできるようになったものだ」という理解が

自分を含め、今のシステムチームのメンバーに必要なのだと思います。

 

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