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スタッフブログ

2021年12月14日

デザインカンプからコーディングする前の準備

こんにちは、システムチームのKです。

 

ここ数週間、部下のCSSコーディングの責任者として動いていましたので、

それに関連して、「カンプからコーディング」するときの準備について共有しようと思います。

 

ちゃんと準備ができているかいないかで、かかる時間や差し戻りの回数が減るので

是非一読してもらえればと思います。

 

カンプを「解析」

「何を解析するか」ですが

自分は、

 

・デザインの規則性

・margin、paddingの値

・position系のプロパティを使わなければいけない箇所

 

の3つを重視しています。

 

・デザインの規則性

これはWEBに限らずですが、どのようなデザインでも規則性が存在します。

その規則性を、どれだけ事前に把握するかが重要です。

 

例えば最近のデキテルのデザインなら、セクションごとに背景が切り替わりますが、

これも、ランダムに切り替わっているのではなく、

3つの背景画像がループしているといった規則性があります。

 

それをわかっていないままコーディングすると、

.block_outer_promise{

background: url(…..)

}

 

のような、決め打ちのCSSで実装して、失敗します。

 

 

・margin、paddingの値

カンプの外枠から、確認していくと良いでしょう。

また、値もアバウトなものでなく、

正しい値」を出すことが重要です。

 

コーディングしながら都度、カンプから測っていると、

測る回数分時間がかかり、何度も測っているうちにズレてしまう恐れがあります。

 

 

・position系のプロパティを使わなければいけない箇所

とりあえず、position:relativeつけとけみたいなコードをよく見かけますが、

position系のプロパティほど、やっつけで使ってはいけないものはありません

必要がなければ、positionは使わない方法で実装することが賢明です。

 

理由

①relative、absoluteの関係を管理しきれなくなり、レイアウトが崩れる

②top、left、right、bottomに根拠のない値を入れがちになる

③ブラウザによっては、他のプロパティと組み合わせて使うとバグを起こす原因になる

 

よくワンポイントのあしらいをつけるために、before、afterを使って実装することがありますが、

まず先にbackgroundで指定できるかを確認してから、使うようにしましょう。

 

 

カンプから読み取ることが「できない」ことを洗い出す

 

わりと皆が陥りがちなのが、「デザインカンプは完璧」と思い込んで、

コーディングを始めることです。

 

そういう時に限って、一通りコーディングが終わった後にテストをしてみたら、

「○○の時に崩れた」、「△△の時のあしらいが無かった」なんて不具合が見つかり、

修正に修正を重ねる負のループに入っていきます。

 

デザイナーの意図、とコーディングを担当するスタッフの意図

これが最初からビタっと100%一致することはまずありません。

コーディング担当者の方が「浅い」ことがほとんどです。

 

「これテキストが伸びたときはどうなるの?」

「画像が複数枚入ったときは?」

「グローバルメニューを右に移動する場合は?」

 

カンプから読み取ることが「できない」要素を手を動かし始める前に洗い出して、

デザイナーとの打合せることが絶対に必要です。

 

 

コーディングがうまくいかないと、

プロパティの知識や、経験不足を原因と考えるかもしれませんが、

そこを埋めて解決しようとするとうまくいかないので、

コードを書く前の準備の仕方をみなおしてみましょう。

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