マーケティング部のKです。
東南アジアの国を走る日本のバスや
紛争地を走るトヨタのトラックなどなど…
海外で日本車が走っている様子を
テレビなどで見たことはよくあるのではないでしょうか?
「日本車は、丈夫で燃費がいい」
そういった評判から、海外でも日本車の需要は高まっています。
今回は、中古車の海外輸出量のデータをまとめてみたいと思います。
中古車の輸出量は年々増加傾向
(Goo-net自動車流通調べ)
このグラフは年ごとの中古車輸出量の総数の推移をあらわしています。
2015年は若干、減少していますが、5年前の2011年から大きく増加しました。
これに関しては、輸出先の各国の経済成長が大きな理由に挙げられます。
中古車の輸出量は国の財政状況に直結
(Goo-net自動車流通調べ)
このグラフは主な輸出先の輸出量推移をあらわしています。
比較的大きな伸びを見せているのは、
アラブ首長国連邦など経済的に大きな成長が見られる国です。
一方でロシアは、一番多く輸出していた年と比べて、
約1/4まで輸出量が減少しています。
これは、2014年末にロシア通貨のルーブルが暴落したことが原因です。
このように、各国の財政状況なども輸出量に直結しています。
そのため、急に輸出量が増えたり、逆に減ったりということもざらにあります。
現在の傾向で言うと、アジア(特に東南アジア)は経済の成長が著しいので、
今後東南アジア諸国への輸出量は増えていくと考えられます。
海外で中古車がよく売れても自分たちに無関係…ではない?
海外で中古車がよく売れても、
日本で暮らしている自分たちには関係無いと思いがちですが、
実はそうではありません。
海外でよく売れる車種は、それだけ需要があるということなので、
必然的に、買取金額がアップします。
実際に、2010年ごろと比べて、中古車の業者間取引額は1割程上がっているそうです。
比較的年式の高い車種が中心に売れている国もあれば、
低年式の車でもよく売れている国もあります。
もし、今乗っている車を売って乗り換えるのであれば、
海外での人気度合いを見てタイミングよく乗り換えることで、
次の車を購入する際にかかる負担を軽減することが出来るかもしれません。