こんにちは。
シナジーデザイン / マネージャーのUです。
今回も引き続き部下についてのテーマで書いていきます。
会話を交わしていて、部下の成長を感じることはありますが、
一方で「もったいないな」と感じることもあります。
うまく行っていない状態だと、素直に受け入れづらいケースもあると思うので、
どういう考えで判断しているのか、そのあたりも伝えていければと思います。
無意識化での曖昧な依頼
シナジーデザインでは、水曜日から翌週の水曜日で期間を区切り、
1週間単位でスクラム開発を行っています。
部下からの報告・連絡・相談は毎日チェックしていますが、
随時の報告をはじめ、主に週の前半では確認や相談、
週の後半ではクオリティチェックや完了承認の依頼を受ける事が多いです。
その中で判断に困るのが「曖昧な依頼」。
完了承認で依頼がきているのに、実際の内容は相談になっていたり、
依頼の形式と内容が異なるケースです。
また、
承認依頼のついでくらいの軽い扱いで、重要な相談が書いてある、、、
というような事もあります。
本人に悪気があるわけではなく、無意識化で行っているわけです。
なぜ、そういった無意識化に報告を隠している状態が発生するのか、
もう少し掘り下げてみると、
最初の段階で曖昧なまま進めていたものが後から判明して、
進めてしまった手前相談もできず
そのまま進めて完了承認を出している。
そういう状態なのかなと思います。
基準は自分自身ではなく会社
週の終わりかけで、重要な相談が出てきている状態。
根深い問題なので、当然指摘が発生するわけですが、
ここででてくる言葉で多いのが
「〇〇だと思っていました、、、。」
や
「自分的にはできていると思います、、、。」
というもの。
なるほど、共感できる部分もありますが、
会社として許容するわけにはいきませんよね。
ポイントとなるのは、どちらも基準が自分自身にあるということ。
会社が求めるのは、会社基準のアウトプット。
普通にしていたら人はストレスがかからない方に判断をするので
自然と基準を落としてしまいます。
そのためにも重要になるのが「報告」です。
問題が発生したら、その時点で会社に報告をし、
そのうえで問題解決を図る必要があります。
「はい」と言わないで考えを巡らせる
こうした問題が発生するケースで多いのが、
週の最初の段階で見切り発車でスタートしている事。
最初の打ち合わせの段階で「はい」という受け答えが多いと危険信号です。
意味のない相槌は基本的には聞き流して、頭を回していない状態なので、
先々に発生するであろう不安や疑問にも気付きづらくなります。
「はい」と言わないように。
という指摘もそういった意図で行っています。
なぜそういった指導を行っているのか。
そのルーツを知れば考え方として受け入れやすくなると思うので、
自分で「はい」という受け答えが多いと気づいたら、意識的に別の言葉を使って実践してみてください。
最後にまとめますが、
まずは集中をして頭を回して「初期段階で問題を明確化」。
そして問題が発生したら「報告」。
これらの考え方を持っておくことで、会社基準をしっかりと守りつつ、
結果として自然とストレスも減っていくのかなと思います。