こんにちは。システムチームのKです。
前期、個人のINPUTの約束として
独自のサーバーを契約し、管理をはじめました。
VPS(仮想専用サーバー)という、
カスタム性が高いサーバーを使用しており、
必要なプログラムは自分で選んで構築することができます。
まずは
定番の環境のひとつLAMP環境を構築し、
ワードプレスを表示できるようにしました。
ウェブ開発の基礎となる環境であり、
PHPファイルを動かすために必要なものになります。
そして4月にメールサーバーをインストール。
独自ドメインのメールアドレスで送受信ができるようにしました。
今期課題として、サーバーのセキュリティ対策を提出しています。
今回はサーバーにメーラーをインストールしたときのことについて書こうと思います。
(ここからは専門的な用語が多く出てきます)
メールサーバーの構築
かかった時間としては大体12時間ほどかかりました。
時間を計っていたわけではないのですが、
土日の間に、送受信ともできるようにしたので、それくらいだったと思います。
今回はサーバーに送信用としてPostfix を、
受信用にDovecot をインストールしました。
Postfix の設定で、タイポだったり設定ミスだったりで、
多少つまずき、時間がかかりましたが、土曜のうちに終わりました。
さくらインターネットのサーバーを契約しているのですが、
さくらインターネットのコントロールパネルからも設定が必要なことが多く、
よく見落としているので、同時に確認が必要です。
また、迷惑メールでないことを証明するDKIMの設定に時間がかかりました。
SPFはすんなり通ったのですが、
DKIMはSPFよりも設定するものが多く、ミスが増えてエラーを多く出していました。
1日明け、受信用のDovecot の設定を行いましたが
そこまでつまずくことなくできました。
また、gmail への転送も行えるように設定し、
独自ドメインのメールアドレスで受信したメールはgmail から確認できるようになっています。
サーバーのファイルの編集
プログラムをインストールした後、
設定をする必要があるのですが、こちらがやりづらいと感じます。
サーバーに標準インストールされているviエディタを使うのですが、
普段使っているエディタとは勝手が全然違います。
保存コマンドも、普段使うものは「Ctrl+s」で行えますが、
viエディタでは「:w」 が保存のコマンドになります。
また、ファイルに書き込むインサートモードと、
保存などを行うコマンドモード、
切り替えが必要な点も、普段使っているテキストエディタとの違いになります。
また、プログラムを手順通りにインストールし、
ファイルを編集し、
1発で通ることはまずありませんでした。
必ずエラーが出て、処理が止まります。
エラーが出ること自体、不思議ではない(もちろん、出ないことが一番良いです)が、
どのファイルのどの行でエラーが出ているか、が常に表示されるわけではありません。
とはいえほとんどの場合、直前まで編集していたファイルが原因で、
その中での設定の記載忘れやタイポだった、というのがほとんどです。
サーバー管理について
割と無茶をやっているだろうな、という自覚を持ちながらやっています。
独自のサーバーであることと、
公開している内容が自分のものしかないため、
どうしようもなくなったらOSの再インストールすればいい、と思いながら使っています。
これは独自のサーバーだからこその気構えであり、
勉強用として割り切った使い方だと思います。
サービスを提供しているサーバーであれば、
このような扱いをしてはなりません。
いくら優秀なプログラムを書いていたとしても、
それを動かすためのサーバーが壊れてはどうしようもありません。
今のうちに、独自サーバーで
何をやって良いのか
何をすればエラーが出るのか
何をしたらサーバーが止まるのか
そういったことを学んでおく必要があります。
ここまでお読みいただきありがとうございます。